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教員の心身の調子が悪いとき 授業の仕方はどうする?

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

教員も人間。
様々な場面で傷ついたり、体調を崩すことも多いものです。

 

私も、
古くは根も葉もない噂話や、チャットやLINEで傷ついたり、
体調不良で体が重くなったりして、
学校に行きたくないなーとも思ったものです。

 

もちろん、プライベートでも浮き沈みがあったときには、
なかなか仕事に身が入らないときもありました。

 

そうはいっても、教員は「教えるプロ」
プロである(専門で教えることに報酬をもらう)以上、
甘えは許されませんし、妥協も許されません。

 

それでも、
傷ついたとき、心が苦しいとき、体調が悪いとき
どうやって授業をしていけばいいのでしょうか。

 

対策をまとめてみます。

 

 

 

ポーカーフェイスが基本

 

授業などでは、
何事もないかのように、
飄々と過ごすのが基本です。

 

たとえ、調子が悪いときでも、
「あ、そうなの?」と言い返すことができれば、ベストですね。

 

教員自身の心の調子は、
たとえ生徒由来だったとしても、
すべての生徒に対して非があるわけではありません。

 

自分自身は演技で授業をしている
という意識を、より一層持って、
ポーカーフェイスを心がけてみてください。

 

 

作り笑顔でも効果は十分

 

疲れていても、鏡に向かってにこっと口角を上げてみる。
これだけでも効果は十分にあります。

 

笑顔は人を寄せ付けます。

 

休憩や洗面台に立つときに、
5秒でいいので、口角を意識して笑顔を作ってみましょう。

 

嘘でもいい。
しっかり生徒に対して、笑顔を作ってみてください。
自分の心の中で、意識をして口角を上げます。

 

すると、生徒は安心して話しかけてきます。

 

機嫌が悪かったり、
ぶっきらぼうに返答することにより、
生徒との距離が離れてしまうことだけはないように、心がけましょう。

 

 

心が折れていることをあえて話す

 

これは、生徒との信頼関係が構築されている場合の、
上級テクニックかと思います。

 

あえて、生徒に心が折れていることを話すのです。
私のかつての同僚の先生は、この方法をうまく使われていました。

 

調子が悪いときには、
調子が悪いことをあえて生徒に見せるのです。
「今日は家で○○なことがあって、心が苦しい」
「風邪ひいて声が出ないんだ」

 

ただし、先ほども書きましたが、
人間関係ができていることが前提となります。
できていれば、生徒は納得しておとなしく授業を聞いてくれます。

 

あとは、授業をする先生も、
授業では、その時の自分のベストを尽くさなければなりません。
たとえ声が出なくても。
たとえ、心が折れていても。

 

その中で、生徒は、
しんどそうな先生の心や体の調子をくみ取ってくれます。
いつもよりも熱心に、注意深く見守ってくれます。

 

やっぱり、生徒との信頼関係は大切ですね。


話すことで、
生徒も「あ、この人も人間なんだ」と思ってくれることもありますから。

 

ただし、愚痴で終わるのはいただけません。

 

苦しいけど、○○のようにして、立ち直ろうと思っているんだ。
早く休んで、早く治すからそれまでちょっと協力してくれ。

 

このように、
生徒にとって前向きな印象に残るような話し方を心がけましょう。

 

そのような人間味あふれる先生、
もっと増えてほしいなと思います。

 

 

授業でのちょっとしたテクニック

 

生徒活動主体の学習に切り替える

 

どうしても心が普通でないとき、体調がよくないとき、
そういうときは、生徒の活動が主体となる学習に切り替えましょう。

 

問題を隣どうしや班で考えてもいいし、
それを前で発表してもいいと思います。

 

そしてその内容を、生徒同士で批評させあいます。

 

まあ、めったにできることではないでしょうが、
生徒が状況をしっかり理解してくれる環境でしたら、
このような授業の仕方もありだと思います。

 

 

声の出なくなった亀きちの経験より

 

亀きちは、扁桃炎で声が全くでなくなったことがあります。
声を出そうとしても、かすれた空気しか出ない…
さすがに、授業はできそうにもありません。

 

焦りました。
大いに焦りました。

 

そこでやったこと

① 黒板でのテクニック

黒板を左右に2分割
左側には通常の板書
右側には、しゃべる内容をすべて書いていきます。(すごい分量です)

授業の最後には右腕はパンパンになりましたが、
それでもやり切った感はあります。

 

② 「わかった人」札を用意

黒板で書いた内容を、
覚えたての手話を中心として話をしていきました。
そして、一通り終わったところで、この札を出します。
……生徒は、ウケてくれます(笑)

 

生徒に手を挙げてもらい、
理解度の具合を見るのです。

 

そして、声が出るようになったら、
後日の授業にて、補足説明を加えました。

 

 

教員も人間 信頼関係が一番!

 

教員といえども人間。
体調を崩すとき、心が苦しくなってしまうとき、どちらもあります。

 

ですが、生徒にとっては一期一会の授業
なので、それを逆手にとって、思いっきり記憶に残る授業にするよう、
発想の転換をしてみてはいかがでしょうか。

 

大切なのは、生徒との信頼関係。

 

先生方、日頃から生徒とは信頼関係をきちんと構築して、
調子の悪いときは、無理をなさらずに……

 


【試してみよう】
・教員も人間、調子の悪い自分を受け入れよう
・生徒には罪はないので、がんばって笑顔で
・授業には工夫を入れて、自分の調子を整えることを中心に考えよう

 

 

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