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- 2020.07.06 Monday
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マチネの終わりにの感想
2019年ロマンス・ドラマ映画
西谷弘監督
福山雅治主演
今作は世界的に活躍するギタリストで40代の男性と、フランスの通信社で働く40代の女性が互いに惹かれ合う恋模様を描いた物語。
日本はもちろんのこと、パリやニューヨークなどの世界が舞台となっていて、非常に壮大でお洒落な世界観となっています。
さらに、お互いに40代という年齢での恋愛だったので、非常に大人っぽい雰囲気がありました。
まだ20代になったばかりの自分からすると、経験不足からなんともいえない気持ちになった作品です。
もっと大人になった後にもう一度見ると、その内容の深さを理解できるのかもしれません。
若者向けの恋愛映画とは全く違っていて、壁ドンとか顎クイとかそんなものは存在しないのが今作です。
雰囲気的には静かに進んでいくのに、その静けさの中には熱く燃える恋がある、かなり深い恋愛だなと感じました。
主演を務めた福山雅治さんと石田ゆり子さんは、お互いに年齢を重ねているお二人だったので、この映画の配役にぴったりで素敵なお二人だったと思います。
福山雅治さんは相変わらずカッコよさと色気が最高で、石田ゆり子さんも美しさと可愛らしさを持ち合わせ、さらに色気も増して魅力的な女性となっていました。
BGMで使用されていた音楽もすごく綺麗で、大人の恋愛映画を楽しみたいという方にはかなりオススメの作品です。
鋼の錬金術師
2017年アクション・ドラマ映画
曽利文彦監督
山田涼介主演
今作は亡き母を蘇らせようと禁断の錬金術をして体の一部を失った主人公が、弟と共に失ったものを取り戻す旅を繰り広げる物語。
アニメや漫画の原作化は失敗する作品が多かったのですが、今作はめちゃくちゃ面白かったです!
原作は見ていないのでどんな内容だったのか知りませんでしたが、とにかく映像がめちゃくちゃリアルで綺麗でした。
ただ、主人公の見た目などは何度か見たことがあって、その主人公を演じた山田涼介さんがめちゃくちゃ役柄に合ってたと思います。
今までの日本の実写映画とは思えないほどのクオリティで、海外の制作人が関わっているのかなとも感じられるほどです。
お金のかけ方とかける場所がしっかりしていたことも面白い理由だったのでしょう。
原作は流石にまだあると思うので、続編に期待したいところです。
CGの使い方もうまくて、逆に他の実写映画がどうしてあんなに悲惨な結果になるのかが疑問に感じますね。
鋼の錬金術師は、その名前はいろんなところで聞いていましたが、映画で初めて見た時に自分の好きな感じの内容だと気づきました。
これを機に原作を見始められたので、漫画を知らない方にも、というか知らないという人の方がおすすめの作品です。
残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―
2015年サスペンス映画
中村義洋監督
竹内結子主演
今作はとあるミステリー小説家が女子高生からの奇妙な悩みを綴った手紙を受け取ったことがきっかけで、2人でその謎を解明していく物語。
ジャンル的にはサスペンス映画となっていますが、若干ミステリーっぽさの方が強い印象がありました。
さらに、心霊的なホラーっぽさもあって、思ったよりも怖かったです。
日本の奇妙な家が舞台となっているので、呪怨が好きな方は楽しめる作品ではないかなとも感じました。
ホラーとは言っても、海外作品のように驚かす系ではなく、日本らしいじわじわと襲ってくる気味の悪さが感じられるような内容です。
びっくり系が好きという方からすると、物足りないと感じるかもしれません。
また、謎を解いていくミステリー要素がかなり強く、そしてその内容も結構難しいものとなっています。
謎解きのようなものが苦手な方だと、内容を理解するのに苦労してあまり楽しめなくなってしまうこともあるのではないでしょうか?
ちなみに、私も一回見ただけでは理解できませんでした。笑
ミステリーや日本のホラーが好きな方なら、今作はかなりおすすめできる作品かなと思いました。
バンブルビー
2018年アクション映画
トラヴィス・ナイト監督
ヘイリー・スタインフェルド主演
今作は「トランスフォーマー」シリーズに登場するバンブルビーがとある少女と出会い、彼女と共に成長していく姿を描いた物語。
トランスフォーマーのスピンオフ作品であり、アクションシーンもふんだんに織り込まれている今作。
しかし、壮絶なアクションシーン以上にバンブルビーと少女の成長や交流に重きを置いて作られている作品でした。
トランスフォーマーの過去作品を見てきた方からすると、なんとなく物足りないと感じる方もいるかもしれません。
機械オタクが好きなトランスフォーマー作品ですが、今作は家族で楽しむために制作されたのかなと見ていて感じました。
笑いもあって涙もある、個人的には今までのトランスフォーマー作品の中で一番好きな作品です。
見終わった後に気づいたのですが、主人公の少女の吹き替えを土屋太鳳さんが務めています。
洋画は全て吹き替えで見る私ですが、とても自然な吹き替えだったので、最後の最後に一番大きな驚きでした。笑
土屋太鳳さんは、個人的に女優として大好きなので、声もすごく綺麗で聞きやすいんだなとこの作品で感じました。
技術の進化もあり、これまでの作品の中でも映像がかなり綺麗で、ありきたりな物語ではあったのですが、期待以下問いわけではなかったので、十二分に楽しむことができました。
世界から猫が消えたなら
2016年ロマンス映画
永井聡監督
佐藤健主演
今作は余命わずかと宣告された主人公の前に悪魔と名乗る人物が現れ、世の中から何か一つを消すことで1日の命を得るという不思議な取引を描いた物語。
この映画では『愛すること』というテーマを大々的に深く描いていて、心から感動と暖かさが感じられる作品です。
裏を返すと、『愛すること』ということ自体を本質的に知らない人にとっては、正直理解しづらい内容だとも感じました。
生きていく上で家族や恋人、ペットや友人など、数々の人や動物に対する『愛』は非常に大切なものですが、中にはそんな『愛』がない人生を歩んでいる方もいるのが今の現状です。
こんな悲しい世の中にとっては、『愛』を深く描いている本作が必要なのではないでしょうか。
独特の雰囲気と空気感でストーリーが進められますが、不思議な内容や感動的な展開との相性が非常によかったですね。
タイトルだけをみると、猫に関する感動物語なのかなと最初は感じていましたが、ここまで人間ドラマだったとは、正直びっくりしました。笑
でも、愛情という点で見ると、人間も動物も同じという意味がこのタイトルには込められているのでしょう。
そう考えると、全体的にとても深い作品なんだなと感じました。