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カテゴリ:被害者遺族の声
昨日は久しぶりに被害者サポートセンターあいちの、自助グループの集まり
に行きました。名古屋の愛知県庁の近くですが、我が家から車で国道1号線、 国道23号線バイパス、名古屋高速に乗り道が順調なら約35分で着きます。 昨日は行ってみるとなんと、集まった遺族は私一人でした・・・(;'∀') 私もなかなか行けなくて3ヵ月ぶりくらいの参加でしたが、今まで私1人は はじめてです。支援員の女性の方2名と私の3人での話し合いになりました。 支援員の方が数年ぶりに被害者遺族サポートセンターあいちの小冊子を新しく 作るため表紙の図案を見せて下さいました。内容も新しく変えようかと考えて みえるそうです。私はとても素晴らしいことだと思いました!! それから今は「被害者遺族週間」だということで愛知県警がYouTube動画を 作って配信中と言われ見せてもらいました。中には被害者遺族サポートセンター あいちの自助グループの様子の写真も入っていて、なんと私の横後ろ姿も少し 出てしまったのですと、謝られました。まあそれは良いとして(^-^; でもその動画は10分間なんですがクラシックの音楽が流れて文字が出てくる だけのなんとも味気ない単調な動画でした・・・(;'∀') 「みんなで考えよう!犯罪被害者支援」というタイトルです。とても失礼ですが、 私はこれを見た時、愛知県警の被害者支援に対するやる気のなさにガッカリした のです。とりあえず、形だけ作ればいいという思いが見え隠れしています!! 素人のさえパパだってもっと素敵なものが作れるのにと残念に思いました!! それから支援員さんが「『交通事故の被害にあわれた方へ』というパンフレット を見たことありますか??」と聞かれたので、「一応あります」と答えました。 「しかし、このパンフレットはさえりんが事故に遭ったその日に警察へ行き、 突然変わり果てた娘の姿に、もう何が何だかわからないパニック状態の時に 警察を出る前に他のパンフレットと一緒にただ何の説明のなく渡されたかどうかも 覚えていません。そんなの誰が見ると思いますか???」と言いました。 支援員さんは「本当にそうですよね。酷い話です。そんなときに渡されても遺族 の方はそれどころじゃありませんよね」と穏やかに言われました。 「私は警察で娘の身元確認をしてそれで終わりでした。その後も1ヵ月後に事情 聴取に行き散々嫌な思いをして、ただそれだけで被害者支援の人には一度も関わ ったり、電話すらありませんでした。最近東京の被害者遺族の方のお話を聞いて はじめて被害者支援の担当者が遺族に寄り添ってくれることを知ったのです。 それくらい警察では何もしてくれず、知らん顔でした」と言いました。 すると支援員さんは「愛知県でも各警察署に1人か2人は、被害者遺族係がいるはず なんです。なにもしてもらえなかったなんて不思議です!!」と言われました。 私はこれが交通事故ワーストワンの愛知県の実態なんだと幻滅しました!! そして、せっかく被害者サポートセンターあいちがあっても、その存在すら 知られることは少なく、もし知ったとしてもここまで繋がれる人は極わずか。 それが、もう15年くらいやっていても、人が入れ替わったかもしれませんが 現在遺族の自助グループに入っている人はわずか4、5人という現状なんです!! 愛知県だけでも毎年何百人も交通事故で亡くなっているにもかかわらずです!! いったい何のためにこの被害者支援はやっているのだろうかと落胆しました。 もちろん被害者サポートセンターあいちの支援員の方々は誠心誠意心を込めて 被害者の話を親身に聞いて相談にのって下さいますし、裁判の付き添いなどの 支援もしてくださいます。それなのに、このセンターまで繋がっていかない、 この歯痒い現実はいったい何がいけないのでしょうか??? 私はそれは警察があまりに被害者支援に対して無関心だからではないかと思うの です。せっかく被害者や遺族に手を差し伸べて下さる機関があるのに、それを 伝えることをしない、仕事だからと事故当日に遺族にパンフレットを無造作に 渡してそれであとは知りませんでは、あまりにも人として冷たく遺族に対する 慈しみが足りないのではないかと思ってしまうのです!! それを警察にばかり求めるのはおかしいのかもしれませんが。 支援員さんは言いました。 「私たちも警察の方には被害者遺族の方に伝えて頂くようにお願いはしている んです。長年かかかってようやくパンプレットを各警察署に置いて、渡していた だけるようになったんです!!中には遺族を見兼ねたご友人がネットでここを 探して連絡をくださり、遺族の方へのサポートをすることもあります」と。 この温度差こそが、遺族に被害者支援が届かない現状の原因なのではと!! 誤解のないようにくれぐれも言っておきますが、私は自分が適切な支援を 早急に受けられなかったことを怒ったり恨んでいる訳ではありません!!! 私は何とか自力で必死で慣れないパソコンにかじりついて、ネットで見つける ことが出来ました。さえりんの事故からちょうど2ヶ月経った2019年8月です。 そして自分で勇気を出して電話をかけて、被害者サポートセンターあいちと 繋がりました。心理カウンセリングも無料で数回受けさせてもらえました。 この支援が後にmeronさんと出会う勇気となったりブログを開設のきっかけです。 だから自分が何もしてもらえなかったなんて思っていません。感謝しています。 私がここへ繋がろうと思った理由は、娘を突然亡くした親はこの先どうやって 生きていけばいいのか全くわからず後悔に苛まれ途方に暮れていたからです!! ですが、ここまで見つけられない方、もし見つけても自らここまで繋がれない 方が大勢みえるのではないかとそのことを嘆いているのです!! 中には「支援なんて受けなくていいからそっとしておいてほしい」という方も いらっしゃると思います。それならそれでいいんです。ただ必要だと思った時 には、こういう機関があることだけを知っていたらそれだけでもいいのです。 昨日は、支援員さんお2人と私の3人で約1時間半お話しながら、穏やかな時間 でしたが、もっと支援を必要としている方は大勢いるのではと思ったのです!! どうかこれ以上、絶望のどん底でもがき苦しむ被害者遺族が増えませんように と心から願うことしか、今の私には出来ないことが切ないのです(>_<) (さえりん小学1年生 学校公開日) (さえりん給食当番🍞(*´艸`*)🍞) いつも温かいコメントありがとうございます にほんブログ村のバナーを変えました! この「さえりんの部屋」を一人でも多くの方に読んでいただき、 交通死亡事故で悲しむ人がもう増えませんようにと心から願っています!! さえりんをクリックしてください!! さえパパの「可愛いさえりん1分間動画💛」ぜひ見にきてね!! さえりん動画はこちら
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