Star Trek Continuesシリーズのエピソード2「Lolani」がYouTubeにあったので視聴しました。昔のドラマですが、無料で見れます。このエピソードはとても考えさせられる物語でした。連邦の支配が及ばない星で奴隷制度が行われていました。そこから逃げてきた女性Lolaniを元の星に戻すか否かが問題になります。

 

奴隷制度が合法化されている惑星Orionの法律に従うなら、Orionの奴隷商人にLolaniを返さなければいけません。Orionの主権と法制度を遵守するか、人間としての倫理観に従うか、難しい二択です。奴隷ひとりのために、連邦と惑星Orionが戦争を始めても良いのかという難しい判断が求められました。最後に、カーク船長が苦渋の決断を下しますが、予想外の結末を迎えます。

 

 

 

 

これと似たような状況が今年の始めに起こりました。家族から虐待を受けていたRahaf Mohammedというサウジアラビアの18歳女性がタイのバンコクで亡命を希望したのです。しかし、父親と兄がバンコクまで彼女を引き取りに来ました。結局、彼女はカナダに難民として受け入れられましたが、まるで映画のような出来事でした。

 

独立国家の宗教観や社会制度を尊重するか、現代女性の基本的人権を優先するか。それはともかく、私はどうもイスラム国家が好きになれません。日本に生まれて本当に良かったと思います。

 

GLOSSARY
sickbay … 医務室
stowaway … 密航者
come to … 意識が戻る
hold dominion over … 支配する
revert … 戻す
en route to … ~へ行く途中で
enslave … 奴隷にする
hangar … 飛行機の格納庫
quarters … 軍隊の営舎
Get a hold of yourself … 落ち着け
piece together … 全貌を知る