英会話用教材を提供しているDMM英会話DAILY NEWSというウェブサイトに「Poll: 35% of Americans Would Not Get COVID-19 Vaccine」というニュース教材がありました。

世論調査会社Gallupは7,500人以上のアメリカ人を対象にオンライン調査を実施し、FDAに承認された無料ワクチンが今あれば、ワクチン接種を受けるかどうか尋ねました。その結果、65%の人はワクチンを受けるが、35%の人は受けないと回答しました。

支持政党別に解析すると、民主党員の81%が接種すると回答したのに対し、共和党員では47%でした。トランプ大統領は共和党なのに、これは意外な数値です。

ちなみに、ギャロップ社が1954年にポリオワクチンを受ける意思があるか否かを尋ねた時は、受ける意思があると答えたのは60%、受けないと答えたのは31%だったそうです。

種類を問わず、ワクチンに対して不信感を持っているのはアメリカ人だけではありません。DMM英会話には「German Minister Wants to Fine Parents Who Don't Vaccinate Kids」という教材がありました。麻疹(はしか)ワクチンを子供に受けさせない親がいるようです。それは宗教上の理由だったり、自閉症の原因になると妄信しているらしいです。

ロシアは新型コロナウイルスワクチン(Gam-COVID-Vac, also known as Sputnik V)を承認しました。しかし、海外だけでなくロシア国内の医師も慎重な姿勢を見せています。“This vaccine is made of politics.”と批判する人もいます。


一方、中国では先月から医療従事者などを対象に、新型コロナウイルス「不活化ワクチン」の緊急使用(emergency use)を始めています。不活化ワクチン(inactivated vaccine)は昔からあるタイプのワクチンですが、中国は複数のワクチンを開発しています。