感覚を選択肢の一つとする

主に競馬について考えたことを書き留めて反省するところ。あともろもろ

菊花賞で上がり馬はくるのか?

今年の菊花賞はヴェロックスが抜けた存在であとは混戦ムード。そんなときは上がり馬を期待したくなるが、いかんせん降級制度の廃止の影響なのか上がり馬の成績があまり良くない。

この前の秋華賞がいい例である。

今回はその秋華賞桜花賞オークス秋華賞トライアルレースの「着順のみ」を参考にして菊花賞で上がり馬がくるのかどうか考察する。

秋華賞でわかったことを菊花賞で同じように当てはめようとしているので参考までに。

ではいくぞー。

 

まず桜花賞オークスの着順をみる。

秋華賞に出走する馬の中で桜花賞オークス両方とも出走した馬を青色オークスのみ出走した馬を水色で色分けした。(メイショウショウブは出走取消のため黒色で表示した。)

 

  桜花賞 オークス
1着 グランアレグリア ラヴズオンリーユー
2着 シゲルピンクダイヤ レンブーケドール
3着 クロノジェネシス クロノジェネシス
4着 ダノンファンタジー ウィクトーリア
5着 ビーチサンバ ダノンファンタジー
6着 プールヴィル シャドウディーヴァ
7着 エールヴォア シェーングランツ
8着 ジュランビル アクアミラビリス
9着 シェーングランツ コントラチェック
10着 アウィルアウェイ フィリアプーラ
11着 ノーワン エールヴォア
12着 メイショウケイメイ シゲルピンクダイヤ
13着 アクアミラビリス ウインゼノビア
14着 レッドアステル ジョディー
15着 フィリアプーラ ビーチサンバ
16着 ホウオウカトリーヌ フェアリーポルカ
17着 ノーブルスコア メイショウショウブ
18着 ルガールカルム ノーワン

 

水色黒色の馬を入れて10頭。

こうしてみると上位はほとんど色がついている。

 

次に秋華賞トライアルであるローズS紫苑Sの着順をみる。 

ここで秋華賞に出走する馬の中で、秋華賞までにG1未出走かつ2勝クラス以上を勝った馬をオレンジ色1勝クラスを勝ち上がった馬を肌色に色分けする。

 

  ローズS 紫苑S
1着 ダノンファンタジー パッシングスルー
2着 ビーチサンバ フェアリーポルカ
3着 ウィクトーリア レンブーケドール
4着 シゲルピンクダイヤ レッドベルディエス
5着 メイショウショウブ フィリアプーラ
6着 スイープセレリタス ローズテソーロ
7着 モアナアネラ エアジー
8着 アルティマリガーレ クールウォーター
9着 シャドウディーヴァ スパークオブライフ
10着 ビックピクチャー グラディーヴァ
11着 ベストクイーン アップライトスピン
12着 ラシェーラ メイクハッピー
13着   トーセンガーネット
14着   レオンドーロ
15着   エスタンランポ

 

トライアルに出走した青系は10頭中7頭。

パッシングスルーが上がり馬なのかは疑問であるが上がり馬のくくりに入れておく。

ローズS組は青色の馬が実力を示している。紫苑Sではパッシングスルーには先着されたものの水色の馬が上位である。

 

上記の色分けした12頭に、2勝クラス以上を勝ち上がった馬4頭と1勝クラスを勝ち上がった馬2頭が加わった秋華賞の着順を見てみる。

色分けをまとめておくと、青系春でG1を走ったことのある馬オレンジ系上がり馬だ。

 

  秋華賞
1着 クロノジェネシス
2着 レンブーケドール
3着 シゲルピンクダイヤ
4着 シャドウディーヴァ
5着 ビーチサンバ
6着 ローズテソーロ
7着 ブランノワール
8着 ダノンファンタジー
9着 エスポワール
10着 パッシングスルー
11着 シェーングランツ
12着 トゥーフラッシー
13着 サトノダムゼル
14着 シングフォーユー
15着 コントラチェック
16着 フェアリーポルカ
17着 レッドアネモス
取消 メイショウショウブ

 

掲示板を青系が独占している。掲示板の中には水色の馬が2頭いるが、この2頭は水色の馬4頭の中でオークス上位2頭だ。

春のG1で掲示板に入ったことのある馬が5頭いて、トライアルで青系が上位にいた今回の秋華賞は、上がり馬が付け入る隙はなかった。

 

 

菊花賞に移っていく。菊花賞秋華賞のときと同じように比較しても信憑性が薄そうな理由の一つとして距離が挙げられるが、3歳限定戦かつ全馬初めての距離であるため距離適性よりも能力の方を重視する。

まず皐月賞とダービーをみていく。さっきと同じ色分けをする。

 

  皐月賞 ダービー
1着 サートゥルナーリア ロジャーバローズ
2着 ヴェロックス ダノンキングリー
3着 ダノンキングリー ヴェロックス
4着 アドマイヤマーズ サートゥルナーリア
5着 クラージュゲリエ ニシノデイジー
6着 タガノディアマンテ クラージュゲリエ
7着 ラストドラフト ランフォザローゼス
8着 アドマイヤジャスタ レッドジェニアル
9着 ダディーズマインド タガノディアマンテ
10着 ナイママ メイショウテンゲン
11着 ブレイキングドーン マイネルサーパス
12着 シュヴァルツリーゼ エメラルファイト
13着 ファンタジスト ナイママ
14着 サトノルークス  ヴィント
15着 メイショウテンゲン リオンリオン
16着 クリノガウディー シュヴァルツリーゼ
17着 ニシノデイジー サトノルークス 
18着 ランスオブプラーナ アドマイヤジャスタ

 

ここで色のついた馬は7頭しかおらず、また着順も良くはないため菊花賞秋華賞に比べて手薄のようにみえる。

 

次に菊花賞トライアルである神戸新聞杯セントライト記念をみていく。

ザダルはG1未出走だが上がり馬ではないとみなし緑色青系に含むとする)にしておく。ワールドプレミアは上がり馬扱いとしてオレンジ色

 

  神戸新聞杯 セントライト記念
1着 サートゥルナーリア リオンリオン
2着 ヴェロックス サトノルークス 
3着 ワールドプレミア ザダル
4着 レッドジェニアル ルヴォルグ
5着 ユニコーンライオン ニシノデイジー
6着 シフルマン タガノディアマンテ
7着 ヴィント サトノラディウス
8着 ジョウショウムード エターナルヴィテス
9着   ナイママ
10着   アトミックフォース
11着   メイショウテンゲン
12着   ミューチャリー
13着   シークレットラン
14着   オセアグレイト
15着   ランフォザローゼス
16着   エングレーバー
17着   モズベッロ
18着   マテリアルワールド

 

トライアルでは青系8頭全て出走している。

神戸新聞杯青系に割って入ってきたのはワールドプレミア。4着と5着はクビ差であるがユニコーンライオンは先着できなかった。

セントライト記念ではルヴォルグが4着で入線したものの青系が上位だ。ダービーではニシノデイジーが5着、タガノディアマンテが9着だったがセントライト記念では5着と6着でここの間に入れる馬はいなかった。

ちなみにワールドプレミアとルヴォルグはいずれも重賞は走ったことのある馬である。これは先ほどの紫苑S1着のパッシングスルーにも当てはまる。もし菊花賞上がり馬を狙うにしても重賞経験をしているかどうかは重要なのか?

それでも春のG1で掲示板に入ったことのある馬が2頭しかいないにも関わらず、トライアルでは結局青系が上位にいるのは有力な上がり馬がいないということである。

 

今年の菊花賞では上記の色分けした11頭と、2勝クラスを勝ち上がった馬5頭、1勝クラスを勝ち上がった馬2頭が加わる。

秋華賞に比べて菊花賞は手薄なので紛れはあるのかもしれないが勝ちまではあるのか?

上がり馬の能力が上位であるといった過度の期待をするよりも人気のない青系の馬を狙ってみる方がいいのかもしれない。

 

以上「着順のみ」での考察でしたー。

 

最後に表をまとめたものを載せておく。

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ではでは。