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魔女の宅急便 裏話 / 舞台や声優・キキの誕生からジジ・トンボのその後まで

魔女の宅急便 裏話 / 舞台や声優・キキの誕生からジジ・トンボのその後まで 生活

角野栄子さん原作の「魔女の宅急便」。実写版もありますが、ジブリ作品が有名ですね。

キキやジジは何度見てもかわいく、ユーミンの歌も良くて、何年経っても色あせず子供から大人まで楽しめる映画です。

魔女の宅急便の舞台となった街や、キキとトンボのその後など、裏話や都市伝説についてまとめました(裏話…?という内容もありますが)。

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魔女の宅急便 裏話 / 舞台は?

魔女の宅急便の舞台は、スウェーデンのストックホルムヴィスビュー(ゴットランド島の町)と言われています。

ストックホルムはスウェーデンの首都で、北欧を代表する都市です。「水の都」「北欧のヴェネツィア」とも呼ばれています。

ヴィスビューはバルト海に浮かぶ小さな島で、ストックホルムから飛行機で45分ほどのところにあります。

街角の風景などは、ストックホルムのガムラスタンという町の裏通りをそのまま使っているそうです。

宮崎駿監督によると、物語の舞台は「2度にわたる世界大戦を経験しなかったヨーロッパ」をイメージしたということ。

魔女の宅急便 裏話 / キャッチコピーは?声優・歌・トンボの本名は?

魔女の宅急便は、1989年(平成元年)7月29日から東映系で公開。

通称「魔女宅」(知りませんでした…)

魔女見習いの少女キキは、1人前の魔女を目指して修行に出ます。13歳の春の満月の夜に修行に出て、1年間魔法で生計を立てて暮らすことができたら魔女として合格なんだそうです。

キャッチコピーは「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」糸井重里さんがつけたそうですが、なんかいいですよね。

声優
キキ、ウルスラ・・高山みなみ
ジジ・・佐久間レイ
コキリ・・信沢三恵子 キキのお母さん(魔女)
おソノ・・戸田恵子 パン屋のおかみさん
トンボ・・山口勝平
老婦人・・加藤治子
バーサ・・関弘子
オキノ・・三浦浩一 キキのお父さん(人間)
フクオ・・山寺宏一 おソノの夫
警察官、アナウンサー・・山寺宏一

主題歌「ルージュの伝言」 「やさしさに包まれたなら」 荒井由実

主題歌は、ユーミンの新曲を山田邦子さんが歌うという案もあったとか?

実は「トンボ」は愛称で本名は「コポリ」です。

魔女の宅急便 裏話 / 初のジブリ黒字作品 / 宮崎駿監督の予定ではなかった

スタジオジブリ5作目となった魔女の宅急便ですが、それまでの作品が赤字続きだったため、「魔女の宅急便がヒットしなかったらスタジオジブリは消えていた」という都市伝説があります。

そもそも、宮崎駿監督は持論として「1スタジオで1作品、同じスタッフで3本作ったら、人間関係がダメになる」と考えていたため解散予定だったようですが、鈴木敏夫プロデューサーが反対したため、魔女の宅急便以降も続くことになったようです。

魔女の宅急便の前には「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「となりのトトロ」とありますが、とても流行っていたイメージがあったので、赤字だとは思いもしませんでした。

当時は作品としての完成度を重視していて、売ることには力を入れていなかったようなので、これが失敗だったのかどうかはわかりません。

魔女の宅急便は、ヤマト運輸などの積極的な宣伝効果もあってか、トトロの3~4倍にも及ぶ興行収入となり、スタジオジブリ初の黒字作品となったんだそうです。

魔女の宅急便の映画化の話が出た時、宮崎監督は「となりのトトロ」と「火垂るの墓」を制作中で多忙なため、当初は演出助手の片渕須直さんが監督をするはずでした。

そのためか、スタジオジブリで制作された長編映画では初めて、原作が宮崎駿監督ではありません。

宮崎監督は、脚本だけの担当だったという話や、脚本は一色伸幸さんの予定だったという話もあります。

いずれにしても魔女の宅急便の制作に関しては、宮崎監督は手伝うくらいの感じだったようです。

しかし、制作途中で鈴木プロデューサーがラストのクライマックスシーンを提案したりと盛りだくさんにしたため、80分ほどの予定がとても収まらなくなり、若手監督には荷が重すぎることなどもあって、宮崎監督と交代せざるを得なくなったということ。

後に、宮崎監督は「(魔女の宅急便には)全力投球じゃなかったっていう後ろめたさがあった」と語ったそうです。

魔女の宅急便 裏話 / キキの誕生・宮崎監督が描く思春期

宮崎監督は、魔女の宅急便のテーマについて悩んでいたそうです。

ある日「この映画で何をやったらいいの?」と鈴木敏夫プロデューサーに問いかけ、「正面から思春期ってやったことないですよね」と鈴木プロデューサーが答えると、

監督はペンを取り出し「これが思春期です。このリボンが少女を守っている。思春期ってそういうものでしょ」と、大きなリボンを描き言ったそうです。

こうしてキキが誕生。

鈴木プロデューサーが「宮崎駿監督が描いたキキの思春期」と語ったシーンは2つあり、

1つはキキがパン屋で朝早くトイレに行く場面。トイレから出ようとしたキキが、トイレの外に誰かが居る気配を感じて、ドアを閉めてまたトイレに戻るシーンです。(恥じらいの気持ち)

もう1つは、パン屋でつまらなそうな顔でお留守番をするシーン。(若き日のバイト…思春期あるある)

宮崎監督は、「キキの立ち居振舞いはほとんど、僕が新人教育した若い女性のアニメーターたちの生態を見学して覚えたものです」とも語っています。

魔女の宅急便 裏話 / 原作者激怒?

魔女の宅急便の原作者は、角野栄子さん。

1982年から「母の友」で連載が始まり、2009年10月まで27年にわたって描かれたんだそうです。

魔女の宅急便はベストセラーとなり、国民的児童小説となりました。

ジブリの映画は、「魔女の宅急便」全6巻のうちの2巻までの物語です。

角野さんは宮崎監督の映画を最初見たときの印象を、原作とだいぶ違い「おやおや」と思ったと告白しています。

原作では、ジジは実際に会話ができる猫でしたし、エンディングは原作にはないですしね。

映画化にあたり、角野さんが注文したのは「タイトルを変更しない」「キキという少女の世界観を変えないで欲しい」の2点だったそうです。

制作が進むにつれ世界観がかなり異なってきたため、角野さんからクレームが入ったという話もあります。宮崎監督と鈴木プロデューサーの説得により承諾してもらったとか。

魔女の宅急便 裏話 / 実写版映画もあります

角野栄子さん原作の「魔女の宅急便」は、1993年~1996年には蜷川幸雄さん演出によりミュージカル化され、

2014年に実写映画化、2016年にはイギリス・ウェストエンドにて舞台化。2017年には上白石萌歌さん、2018年には福本莉子さん主演で舞台化もされています。

 
 
 
 
 
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実写版映画「魔女の宅急便」の主演は小芝風花さんです。

実写版「魔女の宅急便」は、月額料金500円のdTV や、Amazonプライムで視聴できます。

※本作品の配信情報は2020年3月23日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはdTVのホームページもしくはアプリをご確認ください。

おソノさんのグーチョキパン屋の由来は?フクオさんの声優は?

キキは、忘れ物を届けた縁でグーチョキパン屋のおソノさんと出会います。

おソノさんは、青春時代はそれなりにツッパった経験を持つということから、元族だったという噂もあるようですが、

魔女の宅急便番外編として、おソノさんの幼少期からキキと出会うまでが6回にわたり「Web福音館」に掲載されています(ソノちゃんがおソノさんになったわけ)。

本もあります。

番外編によると、おソノさんは、パン屋を開いていた両親を早くに亡くしています。お母さん(おヨノさん)とのじゃんけんを思い出し、グーチョキパン屋という名前つけます。

大人になったソノちゃんは、母の「おヨノさん」の真似をして「おソノさん」と呼んでもらうことにします。

牛乳屋のフクオくんとソノちゃんとの出会いから、再会・結婚までのお話もあります。

おソノさんの旦那さん、フクオさんの声を担当したのは山寺宏一さんです。

山寺さんは、警察官とアナウンサーの声も担当しています。いつ聞いてもいい声ですね。

魔女の宅急便 裏話 / ジジが言葉を失った理由 / キキが魔力を失った理由

キキの相棒・黒猫のジジが途中から話せなくなった理由は、キキの魔力が低下したためと考えられていましたが、魔力が戻っても話す様子はなく、魔力には関係ないという説が有力となりました。

または、魔力が戻った時にキキが成長し、ジジの声が必要なくなったという説。

宮崎駿監督はトークショーで「ジジの声はもともとキキ自身のもの。キキが成長してジジの声が必要なくなった。変わったのはジジではなくキキ。」とコメント。

ジジの声は、キキの心の声だということですが、キキが話しかけていない時も話している場面があったような…。

原作のジジは本当に人間の言葉を話すことができるため、宮崎駿監督が考えた設定かなと思いました。

ジジが普通の猫と恋に落ちてしまったため、魔女の使い魔になりそこねたという説もあるようです。

また、元々は、ジジを主人公にして、人間の女の子に変身して冒険をする物語を考えていたという都市伝説も広まっていたようです。

さらに、キキが20歳になるころまでには、ジジは寿命を迎えているのではないかという噂話も。

劇中では、キキが突然飛べなくなってしまう場面が出てきますが、トンボに恋をしたからでしょうか?

キキが魔力を失った理由は、一人前の女性になったからだという説があります。

しかし、お母さんは現役の魔女。

宮崎駿監督は「女の子なら誰でもわかる理由で魔力がなくなった」とインタビューで話しています。

このことから初潮説も浮上しました。また、宮崎監督はトンボとの恋愛についても否定しているようです。

宮崎監督は「魔法は才能で、キキが飛べなくなるのは理屈ではわからない」と答えたという話もあります。

思春期の女の子の心の変化(人との関わりや恋や嫉妬)などでスランプに陥ったということなのでしょうか。

ジブリ作品では物語の解釈を視聴者側に任せるシーンも多いため、その時観ている人が感じた感覚を大切にすればよいのかもしれないですね。

魔女の宅急便 裏話 / キキとトンボ・ジジのその後

原作、角野栄子さんの「魔女の宅急便」では、キキが13歳から35歳までの物語が描かれています。映画が公開された後も続き、2009年に完結しました。

キキは、当時12歳の娘さんが描いた絵から発想を得たんだそうです。

娘さんが描いた絵の魔女は、ほうきにラジオを引っ掛けて飛ぶ可愛い姿で、ほうきの穂は三つ編みになっているんだとか。

恐ろしい老婆の魔女ではなく、かわいい魔女が誕生しました。

キキの魔法はほうきで空を飛ぶことだけに限定し、壊れたり飛べなくなった時に、13歳の女の子がどう乗り越えていくかを描くことで、読者が身近に感じられるような物語にしたそうです。

原作では、その後、トンボが遠くの町の学校に行ってしまうため、遠距離恋愛(キキの片思い?)となります(トンボは昆虫に夢中)。

また、ケケという変な女の子が転がりこんで来たり、サヤオさんという青年が現れたり。

いろいろありますが、キキは22歳でトンボと結婚し、やがて男の子「トト」と女の子「ニニ」という双子に恵まれます。

物語は子どもたちが自分と同じように修行に出るのを見送って完結。

魔女は結婚すると、使い魔の黒猫と別れなければならないのですが、キキとジジは別れませんでした。

ジジはヌヌと結婚。子猫は18匹と大家族のようです。

魔女の宅急便 裏話 / キキとウルスラは同じ声優 / ウルスラの絵は実在する?

以前、魔女の宅急便を見た時に、同じ声優さんでは?と気になっていたのですが、キキとウルスラの声優が同じという裏話は有名のようですね。

もともとウルスラ役で決まっていた高山みなみさんは、キキ役のオーディションにも合格。

ウルスラ役の適任者がいなかったため1人2役をすることになったそうです。

高山さんは、ジブリ作品では「耳をすませば」の保健室の高坂先生役でも出演。

高山さんは、コナンの声を担当していることでも有名ですね。ちなみに、工藤新一の声を担当しているのはトンボ役の山口勝平さん。

キキとウルスラについては、姉妹だったという都市伝説も。二人の両親が離婚したとき、姉のウルスラは父方に、妹のキキは母方に引き取られた…と。声が似ていることもあり、このような噂話が生まれたのかもしれませんね。

宮崎監督が「あの絵描きのお姉さんも魔女だと思うんですよ。カラスをたぶらかして絵を描く。次にはキキもたぶらかして、あんたは美人だよとか、いろんなことを言ってね。そういうところを持っている人を出したかったんですよね」とコメントしたことがあったからかもしれません。

ウルスラの描いた絵は、実在のモデルが存在します。

八戸市立湊中学校養護学級の生徒さんが共同で制作した版画「虹の上をとぶ船」。素敵ですね。

宮崎監督の養父が教えていたことがあるという縁から、宮崎監督はこの絵を見る機会に恵まれ、感銘を受けて作品に登場させたそうです。

魔女の宅急便 裏話 / クロネコヤマトの宅急便

魔女の宅急便の都市伝説といえば、クロネコヤマトの宅急便。

クロネコヤマトの宅急便は1976年に始まったのですが、「宅急便」はヤマト運輸の登録商標(一般名称は「宅配便」)。

原作者の角野栄子さんは、「宅急便」を一般名称だと思っていて、1985年の出版時にも誰も気づかなかったそうです(私も宅急便という言葉しか使ったことがありません)。

アニメ制作時にスタジオジブリも気づかずにいたそうですが、映画の宣伝が始まるとヤマト運輸から、宅急便は登録商標だとスタジオジブリに忠告が来たんだそうです。公開1週間前だとか??

放送禁止令が出たという噂もありました。

でも実は、本や映画の題名は、商標権の侵害にはならないそうです。

ヤマト運輸は、角野さんの本がベストセラーになった時には何も言わなかったのに、映画の時に言ったのは宣伝効果を考えたのでしょうか…?単純に、それまで気づかなかったということでしょうか。

ヤマト運輸はスポンサーですが、当初は参加に難色を示していたようです。偶然、イメージキャラクターが黒猫だったこともあり、やる気が出たとか。話し合いの中で、ヒットすると思ったのかもしれません。

スタジオジブリとの話し合いで、ヤマト運輸はメインスポンサーにすることを条件に許可したそうです。

ヤマト運輸の宣伝にアニメを使ったり、映画公開直前には「ヤマトは大きく成長しました。今や、宅急便は一般名称となりつつあります」と新聞にキャッチコピーを載せるなど、宣伝効果もあってか映画は大ヒット!

黒猫の件もあり、ヤマト運輸は企画から参加していたという都市伝説もありますが、真相はわかりません。

ジジや原作者の角野さんのおかげと言ってもいいですよね。

魔女の宅急便 裏話 / ラストシーン / 飛行シーンは教科書に?

飛行船にぶら下がったトンボを助けるクライマックスシーンは、原作にはありません。原作ではまだ物語は途中でした。

もともとは「老婦人がキキにケーキをサプライズプレゼントしてキキが涙ぐむ」というシーンで終わるはずだったそうです。

鈴木プロデューサーは、娯楽として映画を観に来るお客さんのためにと、トンボを助けるシーンを付け加えるよう提案。

スタッフからは反対されたそうですが、宮崎監督からはあっさり了承されたそうです。

飛行船が逆立ちをする場面は、はアメリカの「ロサンゼルス号の倒立」がモデルだと言われています。

また、宮崎駿監督は空を飛ぶシーンが得意で、特に魔女の宅急便の飛行シーンは、海外・ディズニーなどで教科書代わりに視聴するんだそうです。

魔女の宅急便 裏話 / ジブリバスやトトロ・宮崎駿監督も登場

隠れジブリは他の作品にも存在することで有名ですが、魔女の宅急便では、映画の序盤でジブリバスが2回登場します。

「GHIBLI」や「STUDIO GHIBLI」と書かれたバスが1台ずつ登場(一瞬で通り過ぎます)。

上映中にクレームが入り、改名したバス「STUDIO YABASHI」に差し替えられたという都市伝説があります。

キキが配達してパイを焼いた家の家政婦「バーサ」が、「紅の豚」で飛行機の制作を手伝ってくれるおばあさんのひ孫ではないかという話もあります。

容姿が似ていることや、キキを見て「本当ひいおばあちゃんの言ってた通りだわ」と言うからのようです。

トンボを助ける広場のシーンでは、物語の序盤に登場したキャラクターが勢ぞろいしています。

トンボの友だち、キキを注意した警官、画家のウルスラ、ニシンの包み焼きが好きじゃないと言っていた少女、キキの自己紹介に戸惑っていた緑の帽子のおばさん…。

キキにデッキブラシを貸したおじさんは、宮崎駿監督だという話もありますが、「これは俺が貸したんだ」と自慢するシーンの右上端にいるのが宮崎監督のようです。

遊び心が満載ですね。

ちなみに、キキのベッドにはトトロのぬいぐるみが。

隠れジブリではありませんが、最後のキキからお母さん宛ての手紙で「友達」の字が間違っているそうです。細かいですね。

魔女の宅急便 裏話 / キキの衣装の理由は?/ 幻のポスター案

宮崎監督曰く、魔女の黒い服は、昔からの言い伝えというだけではなく、最も粗末な服を着ているという意味のようです。

一番粗末な服で着飾ることもなく、「ありのままの自分の姿で、自分の世界を見つけに行く。それが魔女の修業なんだということだと思う」と語ったそうです。

魔女の宅急便のポスターといえばキキとジジが店番をしているポスターですね。

しかし公開前には幻のポスター案があったそうです。

その1つはキキがコリコの街で宿屋も探せず、ひと晩、時計塔の上で過ごすというシーンをポスターにするものでした(実際にはこのシーンは採用されませんでした)。

もう1つはキキがトイレに座っているという幻のポスターです。

孤独感や思春期を表しているのかもしれませんが、見ている人の受け止め方に問題が出そうなためにボツになったということです。

魔女の宅急便 裏話 / ニシンのパイ / 女性キャラはキキの未来の姿

キキが必死になって届けたニシンのパイを受け取った少女。

祖母が手間暇かけて作ってくれた「かぼちゃとニシンのパイ」を見て放った一言は、「あたしこのパイ嫌いなのよね」。

宮崎監督はこの時の喋り方が気に入っているとコメント。

また、ここは宮崎監督の仕事観を示す重要な場面と言われています。「仕事とはいちいち感謝されるようなものではなく、むしろ感謝される事の方が珍しくありがたいものである」と語っています。

ちなみに、本場の「Stargazy pie」はかなり見た目がアレですが、おいしいらしいですよ。

原作では、6巻にわたってキキが成長する姿を描いていますが、映画ではキキが成長した将来の姿を女性キャラクターに投影させたそうです。

キキが成長するとウルスラとなり、おソノさんとなり、キキのお母さん(コキリ)となり、最後はケーキを焼いてくれた老婦人へと成長していくというものです。深いですね。

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