おはこんばんみ

シーカヤックでフィッシングを楽しもうと考えている方へ

シーカヤックは転覆します

年々増加しているカヤックフィッシング人口ですが、
基本的にシットオントップカヤックでの釣りになります。

シットインカヤックと比べてかなり高い安定性があるシットオンカヤックですが、
様々な要因で転覆の可能性があります。
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カンピの転覆

カヤックフィッシングを初めて5年になります。
1年の出艇平均が約20回〜30回程度
少なく見積もっても100回以上カヤックフィッシングを行っています。

で、今までに転覆を経験したのはこの1回のみ

ですので転覆・横転の確率は非常に低いです。

原因

ドレンプラグの閉め忘れ

前回の釣行時にカヤック内に入った海水を抜いた際に閉め忘れておりました。
尚且つ当日の出艇前にドレンプラグの確認を怠っていました

釣りを始めてしばらくは何ら問題ありません。
ドレンプラグは基本海面から出ていますので。

しかし問題が発生し出したのは魚が釣れ始めてからです。

カヤックフィッシングの場合、クーラーボックスを置くのはカヤック後方。
ドレンプラグもカヤックの後方についています。

おサカナがたくさん釣れ始めるとクーラーボックスの重量が上がり
カヤック後方が沈んできます。

すると少しずつドレンプラグの穴から浸水が始まります。

症状

カヤックがフラフラしてバランスが取りづらくなる

前進しながらバランスを保とうとするがスピードが出なくなる

左右のフラつきがさらに大きくなる

どうしようもなくなり横転



【注意点】
今回のケースですと、カヤック内に海水がたっぷり入っているので
カヤックを起こして再乗艇したところで再度転覆します。


ではどうすれば良いか?


(パドルなどがリーシュコードでしっかり繋がっているのが前提)
①まずは排水。
 ペットボトルや小さなバケツ・灯油を入れる時のシュポシュポなどを使って排水します。
 ある程度海水が残るとは思いますが一定の量以下に減らせればフラつきは改善します。
②再乗艇
 カヤックの反対側を覆いかぶさるように掴み、そのままよじ登ります。
 手前を掴んでいくら上がろうとしても無理です。
③排水が不可能な場合や冬場で時間が10分以上かかりそうな場合はすみやかに助けを呼びましょう。
 命に関わるケースもあるので躊躇せずに118番にTEL

何よりも落ち着いた行動が必要です。
気持ちを落ち着かせて冷静な判断が出来るように事前の準備が必要だと思います。


という訳でドレンプラグの閉め忘れがなければ5年間での転覆は0でした。
それだけ安定感があるカヤックですので事前の準備と緊急時の備えは必要ですが
安心して釣りが出来ますよ。

最悪の状況を必ずシミュレーションして
カヤックフィッシングを楽しみましょう♪

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