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三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺に泊まってみた。


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三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

宿泊日 2020年11月
ホテル名称 三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺
開業日 2020年9月
URL

https://www.gardenhotels.co.jp/kyoto-kawaramachi-jokyoji/

住所 京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620
電話番号 075-354-1131
部屋番号 623
客室グレード モデレートクイーン
客室面積 19平米
Pの字レイアウト
ベッドサイズ 164×195
客室スリッパ 〇使い捨てタイプ

2020年9月に開業した、〈三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺〉に泊まってきました。結論から言ってここは2020年11月時点で、menehuneとしてはお勧めできないホテルです。滞在中感じた点をまとめておきます。
紅葉時期にもかかわらず、朝食付きでGo To割引前価格が1.3万円と、この時期安い部類に入る価格だろう。しかし、安いのには相応の訳があるものです。以下、気付いた点を書いておきます。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺イメージCGこれは公式サイトには掲載されていませんが、各ツーリストのサイトではよく見かけるイメージ画像です。ライトアップされた竹が幻想的ですね。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺エントランスこれが実際の現地です。ちょっとつかまされた気分ですね。寺町通の通り向かいは〈エディオン〉です。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺エントランス実際のホテルへのアプローチはこのようなものです。ちょっとCGを奢りすぎじゃないでしょうか。四条河原町界隈の他のホテル同様、周囲は他の建物が林立しています。
チェックイン当日、まず躓いたのは、ホテル奥にある浄教寺の関係者と思しき兄ちゃんのぞんざいな振る舞い。寺町通に面したこのアプローチにワゴン車を横付けし、そのままアプローチを塞ぐ形で寺の方へ消えていきました。チャラチャラした格好だが、剃り上げた頭部をカバーするハンチング帽で坊主だとすぐにわかりました。アプローチにいたmenehuneに、最初突っ込んでくるのかと思いひやっとさせられました。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺ロビー2つ目の躓きはフロントスタッフの口の利き方。「明日の朝食のご希望の時間をお聞きしてもよろしいでしょうか?」こういう訊き方って、アリなのでしょうか?
普通に「こんな風に割り振らせていただいておりますが、ご希望の時間はございますか?」でいいじゃないの。スムーズに朝食の誘導・提供を行なうことが目的なのだから、訊くのはあなたの義務だし答えるのはゲストの義務でしょうから。チェックイン時のこの二つの事件で、ちょっとカチンときちゃてたのよね。こうなるともう負の連鎖。大体、チェックインの対応が全く練れていない。3つあるカウンターは一組に対してどんだけ時間かけてんだよって感じるくらいトロいです。
これなら自動チェックインのベンダーマシンを設置すればいいのだけれど、どうも朝食付きプランの客が多いようで、これらの対応は機械じゃ難しいのかしら。と思って撮影した画像を見返していたら、上の画像の屏風の後ろにベンダーが隠されていますね。運用できない事情でもあるのでしょうか。フロントマンとはこのほかにも宅配便の手配を巡りひと悶着あったりと、2020年9月28日に開業したばかりとはいえ、ちょっと練度不足が目立つ印象でした。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺公式サイトのゲストルームには、客室の見取り図が掲載されていないのと、バスルームの有無の記述がわかりづらいですね。和洋2タイプある「クイーン」タイプの部屋のみ、〈シャワーブース〉という単語が使われているので、浴槽がないんだな、と判りますし、客室面積が20平米を超えるその他の部屋には一切記載がないので、浴槽付きのバスルームがあるのでしょうという推測。見る者に優しくないことは確かです。
623号室は客室入口から同じ開口幅でPの字レアウトがなされているわけではありません。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺その理由がこれ。独立した洗面台が通路を塞ぐ形で配置されています。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺であるからして、バス/トイレのドア部分を後方へずらして通路を確保するしかなかったのです。何かあった際に蹴躓くこともないでしょうけれども、違和感を覚えますね。


この結果客室奥が入口から見切れる形となり、完全なPの字レイアウトとなっていないので△です。


客室自体はコンパクトにまとめられています。バゲッジラックも装備されています。幅が164センチあるベッドは適度に硬く気持ちいいです。デュベスタイルのベッドカバーは足元だけの巻き込みで、楽にカバー(掛け布団)を剥がせます。ベッドスロー(上からかけてある帯状の布)がかけてあります。
空気清浄機は標準装備ではなく、台数限定のレンタルをフロントに依頼する必要があります。


時節柄除菌スプレーと衛生用ポリ袋は装備されています。

クイーンルームのトイレ

クイーンルームのシャワーブースクイーンルームにはシャワーブースしかないので、仕方なく2階の大浴場へ行きましたが、大とも呼べない狭さで、有り難みのないただの沸かし湯です。
インバウンド需要を見越して、シャワーブースだけのこうした部屋は一定の需要があるのでしょう。

障子戸を開け、窓から見えるのは高島屋の駐車場の壁です。一面壁。ということになるので、気にする方はそういないのだろうけれども一応書いておきます。四条河原町界隈のホテルに眺望を期待するmenehuneが間違っています。最初から他所をあたりましょう。窓は開く設計ですが、ロックされています。

TVのメニューは豊富です。

唐突に室内に鎮座する気を衒ったつもりであろう洗面台は、蛇口が洗面受けのセンターまで出張っているため非常に顔が洗いづらい。こんな洗面台を設計したデザイナーも大概だが、採用する設計事務所も大概かなと。使ってみたのだろうか?下手すれば頭部を蛇口に打ちつけますよ、あれじゃ。


定員2名なので、シングルユースでもリネン関係は2つづつ用意されています。


コーヒーセットはありません。お茶セットは「一保堂茶舗」の緑茶とほうじ茶のティーバッグが2包づつ提供されます。


街中では見かけませんが「キリン」の缶ミネラルウォーター(350ml)が4缶提供されます。あらかじめ冷蔵庫で冷やされています。

〈三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺〉の喫煙ブースは4階の廊下にあります。客室と同じ並びなので今後クレームが出そうです。喫煙者にしてみれば、部屋着とスリッパでアプローチできる利点はあるのですが。

 

自動販売機は各階にはなく、3階にあるだけ。アルコールの提供もあります。


チェックインの際、スタッフの物言いが気になった朝食なのだが、6時半の開店時点で相当な行列が形成されています。


さほど広くない食堂はすぐに満席に。


前日に泊まったホテルは定食を1種類に絞り提供を行い、しかもチェックイン時に朝食の希望時間を定員制とし振り分けていました。しかしここでは真逆のことが行われています。

時間ごとの定員を割り振らない。定食を3種類も選べるようにしている。その結果、6時半に着席したmenehuneに上の画像の定食がサーヴされたのは7時を回ったころでした。
三密を避けるため、20名も入れば満席の食堂は、供給サイドが全く追いついていない状態です。たったの20名でです。各時間ごとのリクエストを訊いて、オーヴァースペックならそこで次の時間に回せばいいのに、なぜそれをしないのか全く理解できません。
無駄に威勢の良いスタッフの大声の接客も耳障りですね。あんな狭いスペースで出す声ではありません。

というわけで、最初に書いたとおり、ハイシーズンの割に安価な宿泊費にはこういう訳がありました。思えば寺社とコラボした、という衒いに惑わされたこっちもバカでした。お寺に興味があったりする方はともかく、部屋のグレード、スタッフの質、食堂の運営など、現状他所と比した明確なアドバンテージはありません。朝食なしの寝るだけシャワーだけ利用ならいいかもしれませんね。


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