週末に何処にも出掛けない事が 当たり前のように感じる自分がちょっと恐かったりするのですが、今はまだ我慢我慢の時期な訳です。



最近 作っていたルアー達が旋盤工作の物ばかりでしたので 久しぶりに板材から切り出して手削りする事にしました。


厚紙テンプレートで板材に形を写し、電動糸鋸でカットして行きました。





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今回は桧にジェルトンにバスウッドを使用しています。


相変わらずですが ある程度まとめて削っても 一度に仕上げられる数には限りが有るので どのルアーがいつ完成するかは自分でも分かりませんw




カットしたらボール盤で穴を開けてウエイトになる鉛玉を入れ バルサやラミン等の丸棒でふさいで行きます。



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以前は木工用のパテで埋めてみたり、木材とパテを併用したりと色々やってみましたが、今はこの丸棒でふさぐやり方に落ち着きました。


因みに 丸棒の頭に予めリューター等で鉛玉の頭を抑える為のくぼみを作っておくと 更にしっかりとウエイトホールの奥までふさぐ事が出来ます。



ここまで出来たら「ルアーの形の四角い板」の四角を切り出しナイフで落として行きます。



目安になる線を鉛筆で入れたら作業開始です!




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こんな感じになりました。


記事だと



あっ❗ と言う間ですね。



実際には結構時間がかかりますし、手もそれなりに痛くなりますw




私の場合 ここまでは「作業」と言った感覚です。



ここからルアーの形にしていく為に 更に角を落として行き、滑らかな曲面を出して行く訳ですが そこが私の「楽しみ」となります。





生意気かも知れませんが このブログを読んで


「ルアー作って見ようかな?」


なんて思って下さった方に一つ。



私は替刃式の切り出しナイフを使っているのですが このナイフはネジを回して刃の出し入れをします。


この刃を出す長さを変える事で 作業効率がかなり違って来ると言うお話し。



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これは完全に刃を出した状態なんですが 硬い丸棒を削って行く時や 大きめのルアーを作る時の荒削りの際に使用します。


しっかりと木材を抑えながら 力を入れて削る時ですね。



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これは半分くらい出した状態です。


今回のように そこまで大きくないルアーの角を落としたりする時に使い易いと思います。




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更に短く出した状態です。


四角を落とした後、形を出して行く時や細かい作業をしたい時に使い易いですね。


細かい作業をする時って刃先を使う事が多くなりますが、刃を短くする事で握っている手と刃先が近くなりますので 微妙な力加減がしやすくなりますし、怪我もし難くなると思います。



替刃式のナイフは どうしてもガタつきが出ますので馴れが必要になって来ますが、切れ味が落ちた時に 直ぐフレッシュな刃に替えられる点が気に入っていますし、長さを調整する事で様々な使い方が出来ると言うのも良い点だと思って使っています。



これから始めたいと思っていらっしゃる片方の参考になればと思います。









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