感謝を更なるエネルギーに変えて頑張ろう!元特別養護老人ホーム職員の告白 | 老人ホームで採用を担当している私が介護職の転職をサポートするブログ

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面接は採用側と転職者の化かし合い。転職する理由の大部分は人間関係によるものですが、特に介護の現場ではその傾向が顕著。これまでに1000人以上の履歴をを見てきた私が転職の秘訣を大暴露

皆さんは、仕事のやりがいってをどこに見出しますか?

 

やりがいを成長と捉える人もいるでしょうし、給与や賞与に反映されることと捉える人もいるでしょう。

 

でも、私達介護のお仕事に就く人間は、ご利用者様から頂ける「ありがとう」の一言をやりがいに頑張っている人も多いのが実情です。

 

 

暇すぎる介護現場は掃除とフロアの装飾がメインのお仕事

私達介護職がする業務と言えば、掃除とか季節ごとの装飾だけ。

 

でも、ずっと忙しい介護職をやっていると、暇なこと飽きてしまうんですよね。

 

これ介護職あるあるじゃないですか?

 

暇な職場ほど綺麗になっていくっていう、初めは折り紙で装飾してた室内がドンドン豪華になって行って、「結局この部屋のコンセプトは何なの?」ってご家族に笑われたりするんですよね。

 

どちらにしろ、12人しかいないご入居者様をその他多数の職員が取りあいして、私なんてボーっと突っ立ってる時間が多く、何度トイレに駆け込んであくびしたものか!

 

こんなに楽しても、年収は360万円もらえてました。

 

派遣社員やアルバイトだったら、忙しさに合わせて休んでもらったりできますが、私達社員はそうはいきません。

 

介護職はよく結婚できない職種だとか揶揄されますが、私は結構モテましたし、ひとりで生活する分には何の障害もありません。

 

すでに結婚している介護職の多くが共働きだし、皆さん派手な人はいませんよ(笑

 

それでも、子供にはちゃんとオモチャを買ってあげたり、自分たちはそこそこの自家用車を乗り回していましたから、じり貧って訳でもなさそう。

 

前回までのあらすじ

 

 

感謝されることを力に変えられれば介護のお仕事は天職

慣れないうちは、排せつケアがキツくって食事介助も恐る恐るですから、ご利用者様からお叱りが飛んでい来ることもあります。

 

それでも、介護を必要とされる方の役に立てて、感謝もされ、少しでもその人の人生を良い方向に持っていけるお仕事なんですから、素晴らしいと思いませんか?

 

はぁ?ウソっぽいですか?

 

私が介護のお仕事に就いた当初、同期だった女の子は「排泄ケアは無理」と半日でいなくなりました。

 

それまで長い間かけて資格を取ったのに、たった4時間で介護のお仕事を諦めてしまったんですよね。

 

その一方で、ケア中に便が付いてしまっても、笑顔で「洗えば問題なし」とあっけらかんとした人もいる。

 

同じ経験をしてもみんな感じ方が違うから、キツいと感じる人もいれば、こんな楽な仕事はないと思う人もいるんですよ…。

 

入居者様やご家族様から「いつもありがとう」と感謝されたときは、介護職冥利に尽きますが、そんな一言をもらっても、何も感じない職員もいるのも確か。

 

でも、何も感じない職員を責めないであげてください。

 

ひとりひとり感性は違うから、私や一ノ瀬君みたいに都度エネルギーに変える人がいれば、淡々と業務に打ち込む人がいる。

 

介護は単に仕事だと、生きるためのツールだと考えている人がいてもおかしくないんですよね。

 

 

感謝を栄養ドリンク代わりに頑張れる介護職員たちまとめ

人生の大先輩であるご高齢者たちを、心身共に支え寄り添うことで生活が良くなっていく。
 
そこにも喜びを感じ、力に変えることができる人は、きっとこの世界で働くことが天職と思えるのではないでしょうか?
 
私もご入居者様からもらえる「ありがとう」にハマった人です。
 
もし誰かからの感謝に飢えているなら、介護業界にいらしてください。
 
きっと、あなたの知らない世界が待っていますから。