友達のパン

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フランスパン、バゲット成形のコツとヨガ・ストレッチ習慣

バゲット成形

フランスパン、バゲットの成形は、お店や人によって様々なやり方があります。

私が、今までお世話になったパン屋さんでも、成形の方法はそれぞれ違っていました。

その経験から、最終的なクオリティが基準以上であれば、そこに至るまでの過程は違っていて良いと思っています。

 

パン作り全般にも言えますが、それぞれのパン屋さんの良いところを組み合わせて、自分の形にすればいいんです。

1つのお店のやり方だけでは、パン作りの幅は広がらないというのが実感です。

 

私のフランスパン、バゲット成形のコツも、1つの参考として紹介します。

要点は、手を上下の(↑↓)方向に動かしていくことです。

 

手を上下に動かす、押し引き動作の中で、 

  1. 生地の表面を張らす
  2. とじ目を閉じる
  3. 生地を伸ばす  

この3つを、同時進行するイメージで成形しています。

 

生地を、横(←→)に伸ばしていくという感覚は持っていません。

横に伸ばそう、伸ばそうとすると、返って縮んでしまい、上手く伸びてくれません。

 

 

生地と作業台と打ち粉の関係性も大事です。

 

生地や作業台に打ち粉が多過ぎると、すべってしまい上手く成形できません。作業台は、少し引っかかりがある状態がベストです。

逆に、手粉や打ち粉が少な過ぎると、手や作業台に生地がくっつき、表面が荒れてしまいます。

 

手粉や打ち粉の適量は、失敗や経験の中で身につけるしかありません。 

スムーズに成形できた時の感覚や状態を覚えて、何度も反復していれば手が自然に反応するようになりますよ。

 

あくまで個人の感覚的なものですが、何かの気づきやヒントになれば幸いです。 

   

体の軸を整えるヨガとストレッチ

ストレッチ・ヨガに使うキャンドルやアロマオイル

私は、入浴後の心も体もゆるんだ状態で行う、ヨガとストレッチを習慣にしています。

ヨガとストレッチは、就寝前に心をリラックスさせ、1日の体の疲れ、姿勢のクセや傾きをリセットするのに最適なんです。

オンラインヨガ オンラインヨガ教室

ちなみに、ヨガとストレッチには、体の軸や重心の位置を意識できていないと、上手くバランスがとれないポーズがあります。

この体の軸や重心の位置を意識することが、フランスパン、バゲット成形の上達に、少なからず関係しているんです。

 

フランスパン、バゲット成形の練習

バゲットの成形

私がフランスパン、バゲットの成形を教わったばかりの頃は、左右のバランスが悪く、いつも右側だけが細く、不揃いな形になっていました。 

その頃は、自分の体の軸や重心の位置なんて、全く意識していませんでした。

 

ある夜、成形が上手く出来ないモヤモヤした気持ちを、ヨガでリフレッシュしていた時に、ふと気がついたんです。

 

自分の姿勢のクセや、体の傾きに。

 

そして、それこそが、バゲットの左右のバランスが揃わない要因だということに。

 

私には、左肩が上がり右肩が下がる姿勢のクセがあり、重心が右寄りに傾いていました。 

自分では真っすぐ立っているつもりでも、右に傾いた姿勢でバゲット成形をすると、左右の力加減やバランスが変わるので、いつも右側が細くなっていたんです。 

    

その夜は、

 

「何か感覚をつかんだ!」

 

そんな思いで、気づきを得たヨガポーズを何度も繰り返し、体の感覚を忘れないようにしていました。

  

次の日から、やや左肩を下げ、体の軸や重心が傾かないように意識して、バゲット成形を練習しました。

体が良い姿勢(フォーム)を覚えてくると、目に見えて成形のクオリティが上がってきたんです。

今では、特に意識しなくても、左右のバランスが揃ったバゲット成形ができるようになりました。

    

フランスパン、バゲット成形のときに、

 

「全体のバランスが悪い」

 

「左右の太さや長さが不揃い」 

 

という方は、姿勢も少し意識してみると良いかもしれませんよ。

   

最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。