アオアシ15巻では、ユースの日本代表選考~東京VANS戦前半までとなります。
東京VANS戦はディフェンス修行の集大成になってますので、この巻を無料ダウンロードするのもいいかも?
あと東京VANSにお気に入りの選手、例えば辰巳ファンとかいれば(いるのか?)、この巻か次の巻はオススメです。
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それではあらすじと見所を見ていきましょう! いつもの事ながらネタバレ注意です。
アオアシ15巻のあらすじと見所(ネタバレあり)
アシトたちがロープ練を初めて2ヶ月が経過した。その間もチームは快調に勝ち続け、プレミアリーグの首位争いを続けている。
だが、エスペリオンからユース日本代表に4人が選出され、層の薄いエスペリオンは苦境に陥る。
そんな中、次戦の東京VANS戦にアシト、冨樫、竹島、朝利の一年生DFラインがスタメンに。
そしてゲームキャプテンに選ばれたのは代表から漏れた桐木。未熟な1年生をまとめて試合に勝つことを福田監督から厳命される。
迎えた東京VANS戦。ロープ練習の成果もあり、アシト達1年生DFラインは適切な距離感を保ち、コンパクトな守備を実践。
実力で上回るVANS攻撃陣を抑える。
さらにゴールキーパーの秋山のアドバイスもあり、縦の距離感もコンパクトにし、エスペリオンは攻撃が活性化。東京VANSのゴールに迫る。
しかし、エスペリオンの攻撃の起点となっていた桐木は、自分のパスに反応できない味方を切り捨て、個人プレーに走る。
そこを見抜いた東京VANSは、ボールを奪い、サイドチェンジ一発。
アシト達のDFラインはなぜか対応できず、シュートを打たれてしまう。
決まれば重要な先制点となるシュート、行方は・・・?
という非常にいいところで15巻が終わります。
感想を書いていて気づいたんですが、アオアシの構成として、試合ごとに守備と攻撃とに問題を一つずつぐらいぶち込んで、それプラスアルファでアシトの活躍があるって感じになってますね。
ということで、今回の見所ですが、冨樫の成長、桐木の苦悩、そしてちょっと本題からずれますが、花VS杏里の正妻対決笑
試合があると盛りだくさんだよ!
アオアシ15巻の感想1: 冨樫の成長
前巻でも冨樫は成長したわけですが、本巻でもさらに成長したなあと思わせるシーンがあったのでご紹介。
東京VANS戦前半、アシトたちDFラインはロープ練習の甲斐あって、互いにコンパクトな距離を保ってしっかりと守れていたわけですが、竹島と朝利が奪ったボールを安易にサイドにクリア。
攻撃の起点とならず、しかもそのクリアボールを相手に狙われ、猛攻を受けます。
そこで冨樫のこの一言:
竹島、朝利ィ!!
テメエら、この一戦に懸けてんじゃねえのか、コラァ!
VANSは、テメエらの安易なクリアと...サイドに逃がしてるボールを狙ってんだよ!
失点したくねえって、急いでボールをゴールから遠ざけようってのが、プレーに出てんだ。
守って終わりじゃねえんだ。次のプレー考えろ、
逃げんじゃねーー!!
(中略)
リスクを背負っても、爪痕残さなきゃ次はねえぞ!!
俺は逃げねえ。お前らも逃げるなァ!!
もうね、私が要約して書くよりも、このセリフそのものが物語ってますよね。
そしてこの試合、あらすじに書きませんでしたが望コーチが帯同しています。1年生ズは見知った顔が来てホッとしていますが、何よりもホッとしたのが私含む読者でしょう笑
おそらく漫画としては解説役で登場させたのだと思いますが、この冨樫の成長ぶり、望コーチの言葉が私よりも的確に表現しています:
よく言った、冨樫。
Aで試合に出られない間も必死に考えてたんだろう。
成長したな、冨樫
望コーチのこの父親感。そして私も共感します。前巻での冨樫の苦しみを見ているだけに。
視野の練習も大変だったと思います。プライドを曲げてアシトに教えを請うたのも、冨樫の性格からすれば大変なことだったでしょう。
望コーチに全読者共感です。成長したなあ、冨樫...!(もう完全に父親目線)
で、ちゃんとこの後、視野の練習が活きて、前線へのキラーパスを通すんですよ。ちゃんと練習の成果が出てる。
もう涙腺崩壊状態ですよ私は...
この冨樫の一言と、ゴールキーパーの秋山の「縦の距離感もコンパクトに」の指示で、エスペリオンの守備は安定。
攻撃に繋がるようになります。
ここ、3年の小早川先輩が不慣れな1年生DFラインをサポートしてたりと、良い先輩たちに感動する部分があるのですが、
先輩たちに感動するのは次巻もそうなので、次巻に回します。すいません小早川先輩...
さて、攻撃に移ったエスペリオン。攻撃側のテーマは、なんと(というと失礼か)桐木です。
アオアシ15巻の感想2: 傷心の桐木
桐木って誰だ?って感じだったんですが、もともとAチームでレギュラーを張っていた2年生MF。チームナンバー1の栗林についでナンバー2の技術を持ちます。
本巻でいきなり物語の全面に出てくるのですが、そのきっかけがユースの日本代表選出。
桐木は昔から毎年のように選ばれていたのですが、今年はなんと落選(代わりに阿久津が選出)。
普段はクールな桐木ですが、その悔しさを滲み出させるような描写がありました。
↑背中で悔しさを語る桐木パイセン
そして東京VANS戦。なんと桐木は自分のラストパスに反応できなかった選手に次はパスを出しません(その意図は次巻で解説されます)。
3人のフォワードに一度ずつ最高のラストパスを出し、3人とも反応できなかったので自分で仕掛けることにしたわけです。
彼の言い方で「味方を切り捨てた」というわけです。
この段階では意図がわからないので、初めて読んだときは私も
え?なんなのコイツ?
と思いました(現在次巻の途中まで読了)。
この段階だと桐木さん完全に空気読めない人になってます。
が、次巻まで読むとその意図と、ある意味不器用な桐木さんの本性が垣間見えるので、しばしお待ちをって感じですね。
アオアシ15巻の感想3: 正妻戦争勃発! 花VS杏里
変なタイトルですみません笑 久々なラブコメ展開だったので、つい・・・
ラブコメ成分は話の流れにあまり関係ないのであらすじに書けなかったんで、経緯を簡単に説明しますと・・・
前にアシトがAチームに上がる際、花がアシトのおでこにキスをしました。
それ以降、花はアシトを避けるようになります。多分アシトの気持ちを乱したくなかったんでしょう。
アシトはAチーム昇格直後は結構辛い思いもして、花に会いたくなったりするんですが、栗林のアドバイスあたりからその辺りのことを吹っ切ってサッカーに集中しようとします。
ちなみにここら辺から読者とアシトの意見が一致して来て、ラブコメ成分が入ると
「そんなことはいいからサッカーの話やれ!」
と思ってしまいました。花ちゃん推しなのに・・・
で、本巻、スタメン入りがわかって喜ぶアシトの前に、いつもの献立表を渡しに花が現れるわけです。
ただアシトはサッカーに集中したいので「なんで今来るんだよ!」と・・・
翌日プレミア初スタメンの大事な時ですからね。(まあ花も分かってるんですけどね、多分)
そこに通りがかった杏里が一言:
青井選手は、今週プレミアリーグでスタメンなんです。
集中させてあげてください。
あなたが来ると、青井選手は調子を乱されるんです。
この後の両者の表情ですよ! ここだけは画像貼らしてもらいます。
ここ、文学的だと思いませんか?
花は「アシトを杏里からは取らないから安心して」の笑顔、杏里は「試合を理由に花をアシトから引き離そうとした罪悪感」ってところでしょうか。わからないけど! 本当にこれはわからないけど!!
花ちゃんはサッカーがわからない自分がコンプレックスなんですよね。杏里の方がサッカーわかるし。
正直言って完全にストーリーからは独立してしまっていますが、花ちゃん推しとして今後の展開も生暖かい目で見守って活きたいと思います!(`・∀・´)
というか、ラブコメ展開だけ単独でまとめた方が流れがわかりやすいですよね。どこかで記事書こうかな・・・
ということで、アオアシ15巻の感想はここまでです。
今回もスマホ片手に読んでましたけど、冨樫のところで涙したり、ラブコメのところでニヤニヤしたり、いやあ、通勤中に読むもんじゃないですね笑
それでも通勤中ぐらいしか時間がとれないのでしょうがないんですが・・・。
今16巻を読んでますので、近日中にそちらの感想もお届けできると思います。
果たして桐木先輩は覚醒できるのか? 次巻に期待です!!
ではでは〜
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