兼業遊牧民のちかぽんです。モンゴル国で2002年に起業しました。
会社の危機ビッグウェイブ襲来 その1」からの続きです。
 

ずっとこんな風景の中で安穏と暮らせると思っていました・・・
 

会社の危機、と書いてしまったから、結構、多くの友人知人、読者の方に心配されてしまいました。
ごめんなさい。まだ渦中にいて、乗り切っておりません。

でも、会社継続する、という強い意志を持って、必要かつメンドクサイ手続きを
ひとつひとつ、クリアしています。

一つ一つ、クリアしていかねばならない、手続きというのは、
1:会社の資本金の増額・・・外国人投資家一人当たりに対して最低資本金額(出資金額)10万ドル相当にする
2:資本金増資に関わる登記変更手続きをする
3:具体的に増資変更手続きのために株主総会を開き、諸々の手続きをする
4:株主総会の議事録・総会決定を出す。
5:株保有率が変更、出資額が変更した場合は、その旨を会社定款で更新変更をする。
6:今回はとても20万ドルの増資は無理と判断し、もう一人の株主の方と相談し、私が全株を買い取り、一人株主になることにする。
7:1-6までの決定したことを文書にまとめ、公証役場で公証手続きを受ける。(今回は、もう一人の株主が日本にいたから、私が緊急一時帰国をして、駐日モンゴル大使館で公証サービスを利用。
8:7で公証した文書を基に、国家登録庁での法人登記変更の手続きを確認
9:法人登記変更の手続きに必要なものは、会社決定(社長任命辞令)・議事録・資本金増資手続き(増資が現金ならば、会社の銀行口座に振り込んだ振込証明・私財(不動産・車両等動産・設備機材・知的財産等については、査定会社の審査を受けて、評価額査定報告書を作ってもらう
10、9で作ってもらった評価額査定報告書と、財務諸表に増資分を反映させた会社資産中間報告書なるものを作り、所轄役場の財務課で、承認してもらい、またその会社資産を所轄税務署にも登録する。
11:財務課で承認を受けた会社資産中間報告書、査定報告書と共に、新たに会社定款を2か国語で作成。(モンゴル語と株主・オーナーの母語)公証役場で公証手続きをする。
12;会社資産中間報告書・査定報告書・定款・会社決定・議事録・書式M05、納税証明書(過去2年分)などをそろえて、国家開発庁の外国投資ワンストップサービスの国家登録庁係で、登記変更手続きを行い、法人登録証を発行してもらう。
13:12の法人登録証と、外国人投資家アンケートなどを記入し、外国人投資家証明書を国家開発庁の外国人投資家係から発行してもらう。
14:外国人投資家係から発行してもらった外国人投資家証明書他ビザ・在留許可延長に必要な書類を集めて、国家開発庁外国投資ワンストップサービス内にあるイミグレで手続き申請をする。
15:期限内に延長できなかった場合は、1日あたり20,000MNT-$30の罰金を支払うことになる。
 
とまぁ、ざっと書いてみたら、まだ15もハードルをクリアしなきゃいけないことがわかりました。

今回、けっつまづいたのは、最低出資金額10万ドル、というところで、弊社2002年に会社設立当初、そして株主が変更になった際に、24,000ドル分あった資本金がトゥグルグ換算され、トゥグルグ金額で表記されたところ、2019年現在、わずか1万ドル分に目減りしてしまっていたことで、10万ドルが最低というのに、1万ドルって安すぎるでしょ、と新しくできた役人が現行法律の順守を強く指導してきたために、資金調達で大騒ぎになってしまったということです。

累計赤字がかさんでいる弊社、そして、預貯金を吐き出して、馬だの羊だのヤギだのを購入してしまった私。
10万ドルをわずか2週間でどうやって調達すればよいのでしょう??

もう旅行シーズンは終わってしまったので、収入のアテはありません。
パニックになりながら、とにかく、どうすればいいのか?を考え、継続ができるのかどうかの可能性をさぐるために財務経理関係一切を年間契約でお願いしている税理士事務所に相談に行くのでした。

このまま、続きます。


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