カナヘビの卵がかえったら?赤ちゃんカナヘビの飼育法
赤ちゃんカナヘビの飼育について
どうも、あずまねこです。今回は、産まれたばかりの赤ちゃんカナヘビの飼い方について書いていきます。
産卵編はこちら↓
基本編はこちら↓
☆まず第一に赤ちゃんカナヘビを野生で捕まえたという人は、逃がしてあげて下さい。赤ちゃんカナヘビは特にストレスに弱く、環境が変わると絶食などを引き起こす危険があります。ここでは卵から孵った子の飼い方を書いていきます。
↓卵が孵ると口先がだんだんと見えてきて少しずつ裂け目が広がっていきます。手を加えずに出てくるまで待ちましょう。
赤ちゃんカナヘビの飼育は難しく、大人の子とは別物と考えて下さい。一番いい方法は逃がすことです。赤ちゃんカナヘビは警戒心がとても強く、餌がいれば孵った場所に住み着きます。つまり逃がしたところに住んでくれます。
ですので水皿を置いたり餌を置いておくと、野生の姿を茂みの中から表してくれたりします。私が逃がした子は孵ってから3日の間飼っただけで、近づいても逃げず、名前を呼ぶと少し反応してくれます。手に小さな餌を乗っけて近づけると乗ってきますし、しばらくそこでくつろぎもします。
…話が逸れました。飼い方について気を付けるべき点を①環境②脱走③餌の4つに分けて説明していきます。流し読みの場合は③だけでも目を通していただくといいと思います。
①環境
まず環境についてです。基本的には親カナヘビと同じでいいと思いますが、ケースは別で分けてください。親カナヘビは一度卵を産むと続けて1,2回ほどまた卵を産みます。なので卵の回収のしやすさを考えると別の方がいいです。また、親カナヘビ用に大きいサイズのコオロギを入れたままにしていると、コオロギが赤ちゃんカナヘビを襲う可能性があります。赤ちゃんカナヘビのいるケースに大きいコオロギなどを入れておかないようにしましょう。
②脱走
赤ちゃんカナヘビはとても素早しっこくて小さいので、とても脱走しやすいです。背の高い大きいケースを選びましょう。ただケースが広すぎると水場を見つけられなかったり、餌を発見出来ないので一匹につき6×6cmほどのスペースが確保できるといいです。たくさんの赤ちゃんカナヘビを飼う場合は水皿を二つ用意したり、霧吹きでケースの壁を濡らして水を飲めるように工夫をしましょう。
③餌
これが一番の問題です。餌はとても小さい赤ちゃんカナヘビでも食べられるサイズでなくてはいけません。そして栄養素と消化の良さが大事です。小さいサイズでも、消化が悪くては消化不全を起こして死んでしまいます。さて、そのような点をふまえたうえで与えられる餌は随分限られてきます。消化が良く栄養価も高い餌を2つ紹介します。
1、生まれたてのコオロギ 2、コバエ
1については家でコオロギを繁殖させている人しかできないといっても過言ではありません。コオロギがまだ黒色になる前の幼体の入手はとても難しいので、家で繁殖させていない場合、1は無理です。
1に対して2の方法は誰にでも可能です。方法はとっても簡単!腐ったバナナを瓶にいれておくだけ。そのまま放置しておけば勝手にコバエが大繁殖します。もうこれで餌には困りませんね!...そう。一言でいえばキモい。私もさすがに生理的に無理なのでしたことはありませんが、1番手っ取り早く、コバエもウジも餌にはぴったりだと言えます。
また、釣具屋でサシという芋虫が売っています。それを買って与えるという方法もありますね。(実態はキンバエの幼虫ですが...。)ただ魚の頭などを与えているらしいので、衛生面は少し気になるところがありますが。
まとめ
餌のことを考えると、やっぱり逃がすのが一番だと思います。覚悟があればコバエを増やすのが確実な方法です。生まれてから1、2日は餌を食べなくてもいいようです。赤ちゃんカナヘビは食べ過ぎてしまう傾向があるので、1匹ごとに管理してあげましょう。食べない場合は餌だと分かるまで辛抱強く粘りましょう。どうしてもだめならば餌を変えてみましょう。以上です!