くじら座(Cetus)
和名 | くじら(鯨) |
学名 | Cetus |
略符 | Cet |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:1h45m / 赤緯-12° |
面積 | 1231平方度 |
20時正中 | 12月13日 |
南中高度 | 約42° |
主な季節 | 秋 |
肉眼星数 | 約180個 |
くじら座
くじら座は、怪物くじら(ケートス)の姿を表した星座とされています。
くじら座はとても大きな星座で、秋の南天に雄大に広がっています。
一等星こそないものの、変光星ミラという天文学上珍しい恒星を持っている星座です。
変光星ミラは、約330日の周期で2.0等星から10.1等星まで明るさが変化します。
また変光星ミラは『不思議な星』という意味の持っています。
ギリシャ神話では、
ギリシャ神話では、古代エチオピアのカシオペア王妃はとても自慢好きだったとされています。
カシオペア大妃の娘のアンドロメダー姫の美貌を他の神々に事あるごとに自慢していました。
ある日、カシオペヤ王妃は『娘の美貌はネレイス(海に住む女神たち)にも優る』と自慢しました。
すると、それに腹を立てたネレイスはポセイドーン(海と地震を司る神)に訴えてしまいました。
するとポセイドーンは、エティオペアに海の怪物くじらケートス(くじら座)を遣わし災害を引き起こさせました。
そして、怪物くじらケートスが海から出現してアンドロメダ姫まであともう少しというところまで来たときです。
メデューサの退治を終えて、帰り道を行く勇者ペルセウスがそこを通りかかりました。
勇者ペルセウスはすぐ様その状況を察知し、手に持っていた袋の中からメデューサの首を取り出し怪物くじらケートスに向けました。
怪物くじらケートスは思わずその首を見てしまいます。
すると怪物くじらケートスは立ち待ち石に姿を変えられてしまいました。
その石になった怪物くじらケートスを哀れに思って空に上げられ星座となったとされています。
余談ですが、
余談ですが、くじら座のモチーフになっているクジラは、普通の鯨ではありません。
エティオピアのアンドロメダ王女を食べ殺すために海の神が送った怪物くじらのことを言います。
この怪物くじらの口元には2本の牙があります。
その上、鯨ではなく大きなライオンのような 顔をしています。
そして、大きく発達した爪のある前脚も付いています。
普通の鯨とは全く別の生き物に見えます。
という事で、今回はここまで。
いかがでしたか?
あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?
それでは
次回もお楽しみに!