皆さま、こんにちは!
4月8日の今日は、仏教の開祖であるお釈迦さまのお誕生日で、お寺では「花まつり」と呼んでお祝いをしています
今日はそんな花まつりにぴったりなお菓子紫野和久傳の をご紹介いたします。
花まつり(灌仏会)
花まつりとは、仏教の開祖であるお釈迦さま(ブッダ)のお誕生日で、別名を「灌仏会(かんぶつえ)」とも言います。
お釈迦さまは紀元前563年の4月8日生まれなので、約2600年もの間、仏教徒にお祝いをされてきた日です。
今もお寺では花まつりをお祝いしています。
甘茶をかける慣習は、お釈迦さまがお生まれになった時に天に9匹の龍が現れて「甘露(かんろ)の雨」を降らせた…という伝説に由来します。
甘茶を甘露に見立てているのですね。
私の実家は福井県の曹洞宗のお寺なのですが、実家のお寺でも誕生仏に甘茶をかけてお祝いしています。
また、法要を行ったり、「涅槃団子(ねはんだんご)」と言うおだんごやお菓子を集まった人々に撒く「団子撒き」という催しをしたりもしています。
団子撒きは北陸地方のお寺の風習のようです。
涅槃団子とは、本来はお釈迦さまの命日に行われる「涅槃会(ねはんえ)」に振舞われるお団子で、お釈迦さまのお骨を模したものをいただくことにより、その功徳をおすそ分けしていただく…という意味合いがあるものです。
ですが、いつからかお誕生日の花まつりでも振舞われることが習慣化したようです。
命日である涅槃会に由来するお団子をお誕生日にも振舞ってお祝いする…というのは不思議な感じもありますが、生だけでなく死にも寄り添う仏教の教えが表れている…とも考えられるのではないでしょうか。
例年であれば、ほとんどのお寺で花まつりは祝われ、檀家さんではない一般の方がいらっしゃって誕生仏に甘茶をかけてお祝いすることを歓迎しているお寺も多いです。
また、フリーマーケットや出店が出てちょっとしたお祭りのようなことをしているお寺もあります。
コロナが収束しているであろう来年の花まつりでは、お寺に行ってお祝いしてみるのはいかがでしょうか?
なぜ蓮もち栗飴が花まつりにぴったり⁈
蓮もち栗飴は花まつりのお菓子にぴったりだなと思い、少し前に購入した今日いただいたのですが、なぜ花まつりにぴったりだと思ったのかというと、蓮の花は仏教を象徴する花だからです
泥の中に根を伸ばし、清廉な花を咲かせる蓮の花は、清濁の混在する世の中における仏教のあり方を表す花だと言われています。
蓮もち栗飴 感想
写真では少し見えづらいですが、9つの◯が並ぶ和久傳の文様が蓮もち栗飴にも施してあります。
半分に切ってみるとこのように…
お味の方は…
蓮もちと和三盆糖蜜のコクのあるやわらかい甘み、清々しい口当たり、瑞々しい食感が素敵で、紫野和久傳の人気商品の「西湖」が思い出されます。
また、蓮もちのプルプルな食感と全く異なるやわらかでホクホクとした食感の栗餡のコントラストがはっきりとしていて、2つの違った食感を一度に楽しめます。
栗餡はホクホクとした素朴な甘みで、ほころんでしまうような幸せなお味です。
花まつりにももちろんぴったりなのですが、その他のなんでもない日にもいただきたくなるような、美味しくハッピーになれるようなお味のお菓子でした!
◆和菓子屋さん情報◆
大徳寺店住所 : 〒603-8214京都府京都市北区紫野雲林院町28
TEL : 075-495-6161
1階おもたせ営業時間 : 10:00-17:00
2階そば料理営業時間 : 11:30-20:30(L.O.)
定休日 : 木曜日
ホームページ : http://shop.wakuden.kyoto/
オンラインショップ : http://shop.wakuden.kyoto/shop/以上、紫野和久傳の蓮もち栗餡のご紹介でした!
紫野和久傳の代表銘菓である「西湖」について、以前の記事でご紹介しているので、ご興味のある方は是非ごらんください
ご拝読をありがとうございます!
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