コロナ収束後のスポーツ【2】

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こんにちは!

世の中では少しづつですが、これまでの生活に戻ろうとする動きを感じることが多くなてきました。

僕の所属するクラブも一応は6月から活動を再開するということを決定し、それに向けて動き続けているような状況です。

約1ヶ月前に『コロナ収束後のスポーツ』と記事を書いたのですが、今回はその続きということで、プラスして思うことを書き残しておきたいなと思います。

収束という言葉ですが、感染が抑えられてきたという意味で使っており、終息(完全になくなる)といったニュアンスとは分けて使っていることをまず前提としております。

オンラインでのスポーツ指導

自粛期間でオンライントレーニングを実施された指導者の方は多いと思います。

オンライン(Liveでつながっている状態)はなくても、動画を撮ってWebに公開するようなリモートでのトレーニングをされている方は多いのではないでしょうか。

Liveで実際に画面越しでつながりながら行うオンラインと動画や画像を通してトレーニングするリモートでは性質が異なるのですが、ここではオンラインでのトレーニングについて言及していきたいと思います。

数日前に知ったのですが、オンラインのトレーニングとなるとまずトレーニング場所を確保するのが難しいという問題が発生することを知りました!

トレーニング内容によりますが、家の中のスペースがどれくらいあるかで、できる内容は制限されてきてしまいます。

屋外でのトレーニングでも場所によってはスペースを確保することが難しかったり、ネット環境を整えるという面も考慮しなければいけません。

そう考えるとオンラインでのスポーツ指導というものは、制限が多くて、当たり前ですが、できることが限られてきてしまいます。

コロナが収束していくとリアルでの指導が少しづつ戻りはじめていくことになりますが、オンライン指導もしくはリモート指導という分野はその特性を理解することで、収束後も活用されていくのではないのかなと思います。

スポーツ指導の再開

前回の記事にも書いた収束後のスポーツ指導については、コロナ以前より何かしらに制限を加えられた状態でリスタートすることになります。

サッカーで言えば、Jクラブのトップチームは活動を再開するクラブも出始めており、屋外でのトレーニング(まぁ以前より当たり前ですが)、そしてソーシャルディスタンスを取りながらのミーティング、グループに分かれてのトレーニングといった形で再開されていることを聞きたりもしました。

スポーツ再開の中で感染を懸念されることに更衣室があります。

それぞれのスポーツ分野の施設規模によりますが、おそらくはほぼ3蜜の空間を作りだしてしまう場所であり、蜜を避けるとなると時間や広さの問題が上がるかと思います。フィットネスやスポーツジムですでに営業を再開しているところでは、更衣室の使用に消毒や換気等対策を講じているようです。

もとより感染に対して0リスクでのスポーツ活動は、ほぼ無理なので折り合いをつけて今後付き合っていく期間を前回の記事でトンネル期間と書きましたが、まさにその期間にスポーツが入ろうとしているところであると考えます。

僕自身のクラブは6月より活動を再開する方向で進んでいますが、国や市町村からスポーツ活動の実施についての一種のガイドラインのようなものがなければ、それこそ現場で対策を考えて実施していくことになります。

スポーツイベントの再開に向けた感染症拡大予防のガイドラインとしては、(公)日本スポーツ協会と(公)日本障がい者スポーツ協会が連携しスポーツ庁からの助言を得て作成されたものがHPにて公開されています。

スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドラインについて | お知らせ - JSPO

個人的な見解ですが、再開に関してはやはり最初が肝心で、制限をどの程度までかけていくのか細かい部分まできちんと示すことと、現場の指導者が理解と実行していくことが重要になってくると思います。

スポーツ活動だけにとどまりませんが、徐々に再開していく中で最近言われる第2波を防ぐことを念頭に活動をしていくことが求められることは間違いないのと、いざ自分の指導現場に感染者が現れた際にどのような対応を行うのかまでを考えた上でのいくつかのパターンをつくることも求められると思います。

学校体育について

子たち育成年代の指導に携わる身としては小中学校の再開についても、関連事項として考慮される内容であるかと思います。

学校の再開については各自治体によって異なることになりますが、おそらくは分散登校や時間短縮授業の実施といったものが一般的に実施されていくのではないのかと感じています。(完全な主観です!)

小中高とそれぞれの教育機関で抱えている状況が異なる中ですが、コロナを機に今後オンライン授業の実施も検討されていくかなと思います。実際にこの期間、小中学校では児童および生徒に対して課題を出しているとのことですが、ここで頭を悩ませているのが体育や音楽などいった教科の先生方であると聞きます。(自分の周りの少ない情報ですが)

体育をオンラインで行うことは可能なのか。

僕としては現時点では全く何も思い浮かばないです…

先のスポーツでもふれたように、このトンネル期間では学校体育についても制限がかかることは間違いないと思われます。現に今年度については水泳の実施をなくすと決定した学校も多いとも聞きました。

学校の再開と同時にここまで遅れた分の授業を夏休み短縮も加味しながら進めてられていくことになり、体育の授業についてもどこまでの制限をかけるのかが現場は頭をかかえることであると思います。

体育とスポーツの価値

ひょっとするとここまで書いたことはただの心配事で、もしかするとスポーツも学校体育もコロナ以前とさほど変わらずに再開をなされるかもしれません。

ただ前回も書きましたが、この期間で本来のスポーツや運動がもつ本質的な価値とは何であったのか、を見直すことはすごく重要なことであると思います。

ビジネスとも密接に結びつき、ここ数年で良い意味で人々の生活において強い存在となってきていた運動やスポーツ。このトンネル期間に運動やスポーツを制限されていた僕らは、「身体を動かしたい」「スポーツを楽しみたい」「仲間と競い合いたい」などの欲求をすごく感じたし、感じていると思います。

それほど身近になりつつある運動とスポーツの価値は僕らの生活にとって、無くても生きてはいけるけれども、無いと豊かには生きていけないものだと僕自身も勉強になりました。

さまざまな分野で多くの問題がまだまだあり、大きな影響を受け続けている方々がいること、この瞬間も奮闘されている方々がいらっしゃることに感謝の気持ちを持ちながら、徐々に再開されていく社会の中でスポーツに関わる身として、自分自身ができてることに取り組んでいきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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