関節痛を持っている人間にとっては、寒暖の差や気圧の変化は、大きなダメージとなることが多いですね。特に季節の変わり目には、股関節の痛みだけではなく、身体全体の不調となって押し寄せることが多く、つらいです。
世の中には「気圧の変化なんて本当に感じられるの?」とか、「そんなの気のせいじゃない?」などと言う人も多くいます。
身体全身の機能が正常に働いている健康な人であれば、気圧の変化は特に身体へのダメージとなってはあらわれないわけですね。
気圧の変化がなぜ関節痛につながってしまうのか、気になっていたのであちこち調べてみました。
まずは理想的な関節の状態をイメージしておく方がわかりやすいです。
それは、緩むことなくピタッと合わさっている状態です。
私のように変形性股関節症を患っていると、通常でも理想的な状態は保てませんが、天気が良く高気圧が張り出しているときには、大気圧が身体の外側からかかるので、比較的安定します。
いわば目に見えない 気圧のサポーターを着けているようなものですね!
でも、お天気が崩れて低気圧が押し寄せてくると、今度は身体の外側からかかる圧は弱まり、気圧のサポーターを取り外してしまったような状態になります。
すると身体の内側からの圧力の方が高まり、骨だとか関節の組織が、周囲の血管や神経を圧迫して痛みが出やすいらしいのです。
ただ、私の経験からすると春や夏の低気圧の方がよりダメージは大きく、秋冬の低気圧の方があまり影響は受けない気がします。湿度にもやられますね。
湿度は湿度で影響を受ける原因はあるので、機会があればまた紹介したいと思います。
私の場合、股関節症が発症する前から、春先などには自律神経の乱れによる不調が出やすかったので、自律神経の乱れも股関節痛にさらなる辛さを加えることになっていそうです。
いろいろ調べていくうちに、自律神経を整えることが、気圧の変化を受けにくい身体に、関節痛を緩和させることにもつながりそうだとわかってきました。