2020/03/03

Adalberto Santiago ('81)

A1Mi Guajira / Se Va Mi QuererB1Alma Guajira
A2Se Seca El MarB2Fuego Y Candela
A3SarandongaB3La Bonita
A4Se Me Fue La MontunaB4No Me Perturbes
 もう30年くらい前のこと。
 私はカビ臭い下宿に引きこもり、14インチのブラウン管をボーッと見つめ続ける日々を送っておりました。

 そんなときたまたま目に入ったのが、再放送していた『ニュータウン仮分署』です。

 カーアクションや銃撃戦を排し人情噺にシフトした、80年代後期にありがちな刑事ドラマ。郊外の警察署を舞台に、血気盛んな若手刑事がベテランにしごかれながら成長するお話。
 ベテラン刑事の岩城滉一に、若手刑事の清水宏次朗、同僚刑事に古尾谷雅人と柳沢慎吾、それに江本孟紀。上司が山城新伍。悪くないキャスティングです。エモやんの演技も意外とサマになっていました。

 ヘタ打った若手刑事の清水宏次朗を、先輩刑事の古尾谷雅人が鉄拳制裁する場面なんてのもありました。当時の視聴者にとっちゃ何の違和感もない、体育会系タテ社会における日常の光景にすぎません。
 でも今ならどうかな、こういう描写。たぶんムリですよね。

 先日、体調不良で芸能界から遠ざかっていた清水宏次朗の近況が伝えられました。復帰に向けて動き出したとか。浮き沈みを経験した今の彼なら、きっとビリー・ジョエルも似合うことでしょう。

 さて、男くさい『ニュータウン仮分署』に華を添えた女優陣は、アイドルの佐野量子。といってもエロティックな要素はいっさいナシ。ただしファンにとっては、婦警さんのコスプレがさんざん見られて眼福だったかもしれません。

 記憶の奥底にしまい込まれ、ここ何年も思い出すことのなかった『ニュータウン仮分署』が突如、脳裏に蘇ったのはなぜか。
 それは本作のA3を聴いたからです。
 3:40くらいのところ、アダルベルトが「佐野量子ママ」と歌い上げています。
 これまで拙ブログで何度か言及している通り、サルサのヴォーカルって、どういうわけか日本語に聴こえてしまうことがよくあるんですよね。そういう箇所のあるアルバムだと、何だか得した気分になっちゃう。
★★★

Arrangements: Javier Vazquez

Piano / Musical Director: Javier Vazquez
Trumpet: Hector "Bombierito" Zarzuela
Trumpet: Felix "Junior" Vega
Trumpet: Pedro "Puchi" Boulong
Bass: Elpidio Vasquez, Jr.
Conga: Alberto Valdez
Bongo: Edgar Lopez
Tres: Mario Hernandez
Percussion: Raymundo E. Vazquez
Guiro: Jorge Maldonado

Coro: Chivirico Davila, Justo Betancourt, Ismael Quintana

Lead Vocals: Adalberto Santiago

Produced by Javier Vazquez

Album Cover Design: Jose Exposito

0 件のコメント: