韓国映画の「パラサイト」を観たので、感想を書きたいと思います。
アジア映画で初のアカデミー作品賞をとった作品と聞いていたので、観る前からワクワクが止まりませんでした!
私は韓国映画が結構好きでして、韓国映画の話題作は観るようにしています。
韓国映画には、韓国の社会問題がところどころに映し出されてるんですよね。
「パラサイト」にも韓国社会の闇がハッキリと映し出されていました。
全体的には暗いストーリーですし怖いシーンもあるので、明るい映画が好きな人には向いていないと思いますね。
それでは、まずは「パラサイト」のあらすじを軽く紹介したいと思います!
- 韓国映画「パラサイト」についてのあらすじを知りたい人
- 韓国映画「パラサイト」の感想を読みたい人
映画「パラサイト」のあらすじ!韓国の社会問題とは?
かなりザックリですので、何となく理解して頂けたらうれしいです笑
韓国映画「パラサイト」のあらすじ(ネタバレなし)
主人公の家族たちは、「半地下」と呼ばれる所に住んでいます。
半地下とは「家が建っている地面より低い場所」のことでして、地表が見えるぐらいの深さにあります。
「半地下」の窓から見上げると、道路を歩いている人たちが見えます。地下ですが、それぐらい地表に近いです。
映画でも外から家の中が丸見えなシーンが出てきます。それに、窓に立ちションをする人が何度も出てきます。
「こんな所住みたくないな、、、」と誰もが思うような家です。半地下は。
「半地下」はモチロン安い物件でして、家族の給与は高くありません。
家族の収入源は内職です。内職の内容は、ピザハットのようなデリバリーピザの箱をつくることです。
貧しい生活をしていたある日、家族のなかの息子が、親友から家庭教師の仕事を依頼されます。
今まで親友が家庭教師を担当していたのですが、留学へ行くので代わりの担当を探していたのです。
主人公は合格はしていないものの、過去に大学受験をしており、その実力が買われたのです。
日本の大学受験のレベルもかなり高いですが、韓国の大学受験はそれを上回るほどと言われています。
良い大学に入らなければ、まともな職業に就けないからです。また、仮に入学しても職に就けない人はたくさんいます。
家庭教師先の家庭はとても裕福です。主人がIT企業の社長ですので、給料をふんだんに払ってくれます。
息子はその仕事を引き受け、さっそく家庭教師先を訪れます。
継続的に雇ってもらうため、息子は最初の授業から実力をアピールし、継続を勝ち取ります。
主人公の家族たちは今回のチャンスを生かし、何とか「半地下生活」を抜け出そうと企むのです。
韓国映画「パラサイト」に映し出される社会問題
この映画に映し出されている社会問題とは、韓国社会の貧困です。
「半地下」住まいは現実のものでして、韓国の貧困層はそこに住んでいます。
コチラのリンク先に「半地下」の写真や動画が紹介されています↓↓
リンク先の写真や動画を見ていただくと分かると思いますが、「半地下」はとても狭いです。
場所によっては、頭が天井にぶつかるぐらい高さもないようです。
しかも、道路からは家の中が丸見えです。通行人が家の中をのぞいてくるなんて、落ちつかないですよね。
映画でも描かれていましたが、窓に小便をしてくる人もいるようです。太陽の光もないので、部屋全体が湿気ています。
韓国では就職難が大問題になっています。職にありつけないので、貧困層の給与はとても低いです。
給与が低いため、「半地下」のような場所に住まざるを得ない人たちが多くいるのです。
- 大学受験が厳しいにも関わらず、大卒でも就職しづらい
- 就職難のために低い給与の家庭が多い
- 家賃を払えないため、半地下のような衛星環境が悪いところに人が住んでいる
韓国映画「パラサイト」半地下で節約生活をする人もいる
先ほどのリンク先で紹介されているのですが、人によっては節約のために「半地下」に住んでいるようです。
パラサイトを観たら「半地下=貧乏」というイメージを持つのですが、節約のためにあえて「半地下」を選んでいる人もいるようですね。
「半地下」で家賃を安くすまし、他にお金を費やすのです。
「パラサイト」韓国映画の感想と批評!ネタバレなし!
「パラサイト」のあらすじを書いたところで、視聴後の感想をお伝えしたいと思います!
「パラサイト」韓国映画に対する批評
「パラサイト」の良い点と悪い点を述べていきたいと思います!
まずは「パラサイト」の良い点についてです!
パラサイトの批評・良かった点
パラサイトの良い点は、全体を通じてテンポが良いことですね。
以前、日本でもリメイクされた「殺人の告白」という韓国映画を観たのですが、途中でムダな戦闘シーンが多くてテンポが悪かったです。
「殺人の告白」は面白かったのですが、途中のテンポの悪さのせいで少しB級映画感が出ていました。
「パラサイト」はテンポが非常に良いため、最後まで気持ちよく観ることができましたね。
名作に共通する点は、テンポの良さだと思っています。テンポが良ければ内容が浅くても満足感が高くなります。
もう一つの良かった点は、「貧困層と富裕層の対比」が散りばめられているところですね。
この映画のメッセージは「貧困層と富裕層の格差」だと思っています。
貧困層はモチロン主人公たち家族です。富裕層は家庭教師先の家庭です。
貧困層にとって大変な出来事が富裕層にとって嬉しいできごとであったりなど、何箇所も対比が描かれています。
パラサイトをこれから観る人は「貧困層と富裕層の対比」を意識しながら観てほしいですね!
パラサイトの批評・悪かった点
全体的に面白く、際立つほどの悪い点はありませんでしたね。
しいて言うならば、韓国映画にありがちな暴力シーンがグロかったことぐらいですね。
暴力シーンが苦手な人は、観るのが大変かもしれませんね。
「サマリア」というオススメの韓国映画があるのですが、そちらでも暴力シーンがあります。
韓国映画を観るときは暴力シーンを覚悟しておくべきです。
この映画は基本的に暗いんですよね。明るい映画が好きな人は、気分良く見れない可能性が高いです。
パラサイトの感想まとめ!
最後に、映画「パラサイト」を観た感想をまとめたいと思います。
韓国映画の闇を描きながら、最初のうちは明るい流れで進んでいきます。
それがテンポの良さを作り、作品を最後まで熱中して観ていられる要因になっていると思います。
「貧困層と富裕層の対比」が巧妙に描かれており、それを探しながら観るとさらにこの映画を味わえます。
暴力的なシーンや暗いシーンが多い映画を観れる人には、非常にオススメしたい作品ですね!
Netflixで観れるオススメの映画作品をまとめた記事も書いていますので、よければソチラも読んでください!
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