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自然と文明の狭間で

~ 伊豆下田の山奥に独り引きこもり自給自足生活をする阿呆の現実 ~

しょうが

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ミツバなどと同様、日当たりが悪い場所でもそれなりに育ってくれるショウガは有難い存在である。その特性から、葉を大きく広げるサトイモとも相性が良く、同じ時期に同じ畝に植えつけることができるので合理的である。

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4月に根茎を植え込んでも、地上部に芽を出すのは初夏の頃。なかなか顔を出さないので初めの頃は腐ってしまったのではないかと心配するが、熱帯系の植物なので充分暖かくなってから成長するというわけだ。

ある程度育てば早穫りして「葉生姜」として味わうことも出来るが、秋半ば以降で葉が黄色くなってきたところを見計らって収穫すれば、最も大きく育った「根生姜」を収穫出来る。写真では左下に少し茶色掛かって見えるのが植えつけた種生姜、白っぽいのがそこから成長した新生姜。当地では肥料はも僅かしか与えていないが、うまく育つと種生姜の2~3倍の大きさの新生姜が出来る。そして有難いことに種生姜も美味しく食べることが出来るのだ。ん~素晴らしい!

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最初は地場農産物販売店で売っていた小ぶりのショウガを種として植え育てたが、おそらく小さい品種なのだろう、味は悪くないが、いかんせん全体の収量が少なく大食漢の私としては満足しなかった。そこでインターネット通販で根茎が大きくなる「近江生姜」を購入し植えつけたところ、結果は狙い通りの豊作となった。

収穫の一部は次の年の種生姜として使用するのだが、いかんせん熱帯系なので冬の寒さに弱く、10℃以下になると腐り始めるとも言われる。なので一株ごと新聞紙でくるんだら、乾かないよう霧吹きで水を吹いてそれらを湿らせ、発泡スチロール箱の中に入れて薪ストーブのあるリビングルームで春まで保管する。軟らかかった新生姜も、冬を越え植え付けする頃には繊維質を増し硬くなり、立派な種生姜に変わるのは興味深い。

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ショウガは生で直接食べるも良し、摺りおろして薬味にするも良し、他の食材と一緒に煮込んだり炒めたりするも良し。日本料理はもちろん、中華料理、東南アジアのエスニック料理、西洋料理と本当に幅広く使える万能野菜だ。外国から来たある滞在者は自家製ジンジャーエールを作り振舞ったけど、美味しかったなあ。

折角なので、焼きそばなんかに少し混ぜると良い感じになる「紅生姜」も作ってみようと思ったのだが、漬け込みに使う「紅梅酢」って高価なんだよね。出来合いを買うより高くなっちゃうのでは意味ないので、インターネットで調べ、梅干しと穀物酢を代用した「なんちゃって紅生姜」を試作することにした。写真はその方法で1週間ほど漬け込んだもの。千切りにも淡いピンク色がついた。流石に本家のような鮮やかな紅色にはならないけどしょうがないよね(ショウガだけに)。味はどうか。。。ん、塩気の強い本家よりあっさりしていて旨いかも!まあ自家製なので多分に贔屓目の主観だけど、充分料理に添えられると思うね。

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