2020年6月27日土曜日

海外の子供は可愛いのか。所詮、他人の子供、結論は苦手。


こんにちは、ぽんたです。


私の今いるブラジルのフォルタレザでは都市閉鎖、ロックダウンが少しずつ緩和され、飲食店もデリバリーだけではなくて、客席数が少なめではあるものの営業を再開している様子が見受けられます。

永遠の少年我が夫のトレーニング風景


早速明日あたりにでもカフェに行きたいなあ、と思っている次第であります。また後日街の様子についても報告できたら、と思います。


さて、今日はふと、海外の子供たちの様子について私の実体験からの見解を書いてみようかな、と思いパソコンに向かっている次第でございます。


目鼻立ちがはっきりして、髪の毛も多種多様で海外の子供たちは可愛い、そんなイメージを持っている方が多いのではないか、と思います。


海外、と言っても世界各国多種多様の文化圏が存在するため一概には言えませんが、

確かに容姿は淡麗な子供たちはしばしば見ます。

ですがさらに言うと5年間のトルコ、2年間のモルドバ、そして4ヶ月経とうとするブラジルの海外生活にて私が持っている子供に対する印象は、ズバリ、「可愛い顔をした暴走機関車」です。


文化や人種の違いに関連して暴走機関車が生まれているとは考えにくく、とっても良い子だったりそうでなかったりの違いは、各家庭の事情によるものだと思います。


お家でよく目にかけられてしつけられている子供たちは、本当に可愛いです。良い子ですし、節度を知っています。いくらでも可愛がれちゃいます。


ですが、結構な割合で放任されすぎている子供たちもいます。


お母さんがビジネスに従事している場合や、お母さんがそもそもおらず父親は働いているためあまり子供を見れてなかったり、甘やかされすぎていたり、はたまた子供は子供らしくという教育方針なのかあまり干渉されていなかったり、


背景は様々のようですが、しつけられている子供が稀であるという印象を受けました。


お母さんたちが、お母さんとしてではなく一人の女性として人生を楽しんでいるのは良いところでもありますが、やはり、お母さんとしての顔も持って子供たちに接していくバランス感覚も必要なのだと思います。


私が可愛いと思える子供たちのお母さんは、24時間意識の中に子供がいて、よく目をかけている印象があります。


何かできたら褒めたり、語りかけたり、スキンシップも多いですし、逆に危ないことや、他の人が不快に思うことはしっかりと、いけないよ、とその都度伝えている様子が見受けられました。

仕事道具には触らない、だとか、挨拶をしなさいだとか、細かいところもきちんと教えているし、そのような節度のある子供たちは他の人からも可愛がられています。


一方、割と放っとかれて育っている子供たちは、最初は可愛いのですが、彼らはいわゆる愛情不足のかまってちゃん、とでも申しましょうか。。。

一旦、この人は受け入れてくれる、かまってくれる、と判断されると穴を埋めるかのようにどんどん攻めてきます。

どこまでが許され、どこからが不快に思われるかの加減が全くわからないようなのです。


また、自分の持っているフラストレーションをより弱いものにぶつけてしまったり、かまってほしさに過剰ないたずらをしてしまったりします。



知恵の回る年になると、目の前では良い顔をして、見えないところでは迷惑行為を平気でしたり、親にはばれないように他人の迷惑になることをします。


親からしてみれば、子供のやったことだし大したことはない、という感覚なのかもしれませんが、


その子供はもうすでに周りから嫌われに嫌われ、距離を置かれています。




子供は注目を集めようと、さらに暴走して破壊活動をしていく、という悪循環に陥る子もいました。



その子供からしてみれば、ただただ愛情が欲しかっただけなのに、かまって欲しかっただけなのに、節度をしつけられなかったがために余計可愛がってもらえなくなり


心に闇が広がっていってしまうのではないか、とも思ったりします。そう考えると、やはりしつけっていうのは大事ですよね。



子供の頃は自由に自分らしく好き勝手にやってほしいーというのは、おそらく、その子のためにならない、と思います。



だって、その子供が仲良くなりたいって思う人物たちからシャッターを降ろされてしまうことが起こり得るのですもの。


誰からも可愛がってもらえなくなってしまうんですもの。



日本にいた頃、子供は可愛い、と思っていました。もとよりそこまで多くの子供に触れたことはありませんでしたが、


しかしながら、ここへ来ていろんな地域でいろんな子供達と出会い、ほとんどの子供は可愛い顔をした暴走機関車だという結論に至りました。



おととい、しつけのされていない他人の子供なんて、深く関わらない方がマシだ、という結論に至りました。今後、子供は好きか、という質問に対しては、苦手だと答える予定です。笑。



というのも、このサーカスでの子供たちの暴走に振り回されていたからです。新型コロナウイルスによって、ブラジルの子供たちは学校も行けないし、そもそもフォルタレザには安全上の問題があるのか大きな公園すら見受けられない。。。


フラストレーションが溜まっているのはわかりますが、私の相棒、半ノラ犬のリリーをむやみに追いかけ回したり、脅かしたり、我々のキャラバンにピンポンダッシュならぬドンドンドンダッシュをしょっちゅうされたら私もブチ切れます。


はあ、ブラジルではブチ切れたくなかったのに。もはやブチ切れたことない場所ってあるのだろうか。


でも、おかげで周りの大人が助け舟を出してくれその子のお父さんへ連絡してくれました。ブチ切れてもその子供がサイコパスだとただスリルを楽しまれているだけなので、父ちゃんがガツンとやってくれる必要がある場合もあるのです。


ひとまず、今は落ち着いていますが、もう金輪際、好意で彼ら(子供たち)に優しくするのはやめようと誓いました。


子供に優しい私、という素晴らしいイメージは無駄なのです。いらないのです。無理なのです。


ショーの時は子供を楽しませるためにやる時もありますが、もちろん。


愛情に飢えている彼ら全員を受け止められるほど私の力量はありませんでした。


それなら、もう最初から子供たちには下手に近づかない、近づかせない方が良いと思いました。


この仕事の良いところの一つは、新しい契約ごとにどうやって人間関係を構築していくか、を反省して試せるところですね。そして再び同じ場所に舞い戻ったとしても、もう一度、1から関係構築を図れるのです。だって、みんなもう忘れてるから!私みたいに根に持つ人間は海外には少ないから!笑



こういう歯止めの効かない子供たちを見ると、やはり人間は性悪説なのかなあ、と思います。


親からの愛情や、しつけ、教育の中で、他人の気持ちを慮る術を身につけていくのかなあ、と。


今日はこの辺で。。。





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