2020年9月28日月曜日

まぐれだろうがなんだろうが、儲かればそれがすべて。

熱烈なインデックス投資家はこう言います。
「インデックス投資こそが志向」
「個人投資家はインデックス投資に絶対勝てない」


あれ、でもあの人はアウトパフォームしてない?って言うと
「過去の一部の成功例を持ち出してくるな」
「それは生存者バイアスです」
「まぐれでしょ、お可愛いこと」
と一切その人の実力を認めてはくれません。


インデックス投資は市場平均にのっかる投資なため、
平均以上の投資家がいないと成り立たないのに、
それでも「平均以上に勝てる個人投資家」はいないかのような言い方。


もちろん中央値ではないので、
99人が1%でも1人が1000000%なら平均は騰がりますし、
断続的あるいは短期的になら勝てる人もいるかもだから、
「勝ってもただのまぐれだ」という理屈は
それに基づいているのかなと。


どうなんでしょう、私も過去、
まんまネットの受け売りで
「アウトパフォームするのはめちゃくちゃ難しい」
「一部の超天才が超利益で勝ってるだけ」
と思ってましたが、ホントにめちゃくちゃすごい一人が
めちゃくちゃ平均値を上げてるだけで、
凡人にはアウトパフォームは絶対できないもんなのでしょうか。


私はSlim先進国に投資している時から、
「いや儲かれば何でも良くね?」とか思ってたのですが、
まあ実際今はQQQやらTECLやらに投資する
アクティブ投資家じみた動きをしているので、
まあもとより原理主義的なインデックス投資家ではなかったのでしょう。


私の考えからしたら、短期だろうが長期だろうが、
理論上はアウトパフォームできるんだから、
絶対にアウトパフォームできないわけなんてことはなく、
そしてそれがまぐれだとは言い切れないと思います。


例えば、私は仮想通貨、FX、デイトレードに対して、
投機のようなもので運の比率が高く、
ほとんど儲けることは難しく、
ほとんどの人はやるべきでない投資手法だと思っています。


ただ、まぐれだろうがなんだろうが、
仮想通貨などに投資する機会を見て、
「これは絶対儲かる!」と愚かにも全Betして、
しかし本当にめちゃくちゃ儲かった人がいて、
その人は本当にたまたま運が良かった「だけ」か?


例えまぐれだろうと、行動しないと儲かりません。
投資の世界ではそれが顕著です。


まぐれでも、イナゴでも、
MSFT、AMZN、APPLに投資して、
大幅にアウトパフォームという結果を残したならば、
それは大いなる成功でしょう。


間違いなくそれは成功であり、
そしてその人が行動した結果です。


「まぐれ」の一言で片付けていい言葉ではないはず。
たとえ99%まぐれだとしても。


おそらく厳格な人であればあるほど
99.9%まぐれと言うんでしょうが、
いっても60だとか70%ぐらいじゃないですか?


運以外に、度胸、タイミング、バイアス、
頻繁な売買、思い込み、行動力。


投資ではマイナスとしか思われていないその属性が、
果たしてその人の実力として推し量るものではないと言い切れるのでしょうか。


アマゾンとかテスラとかは、
早期にイナゴしておけばしておいたほど、
大いに利益が騰っていたわけで、
それだけ嗅覚が鋭く、また恥も外聞もなく飛びつく、
その行動力の素晴らしさは、例えば私にはありません。


まず米国株を知らなかったしね。
なんなら、たかが2年半前に投資を始めたばかりの、
イナゴ投資ブロガーですよ、私は。


自ら行動し、運否天賦だろうと結果を出した人に対し、
たまたまだよ、などと一蹴するのは
結局の所、負けの遠吠えなんですよね。


少なくとも、自嘲として言うぐらいが妥当であり、
挑戦すらしてないような奴が言うもんでもないですわ。


だから仮に、例えば高配当投資が
今後めちゃくちゃアウトパフォームしたとして、
「まぐれだよ」なんて私は一蹴したりせず、
ゴミリターンとか言ってた私は間違いでした、
と大いに謝罪することでしょう。


しかし、ここまでフォローしておいてなんですが、
結局の所、勝利への期待値がいかに高いかというのが、
結果に結びついてくると思います。


結果論でものを語ることを私は良しとしますが、
その結果を叩き出す上で、現時点で未来の結果を話す場合、
実際一番重視すべき話は、確率論ですよ、確率論。


例えば、私はブルレバレッジETFに投資をしていますが、
ベアレバレッジ投資には否定的、それは何故か?


他の市場ならいざしらず、基本的にどんな不良銘柄だろうと
右肩上がりになって市場を底上げし続ける米国市場では、
不良セクターだろうと右肩上がりになりがち。


畢竟、ブルレバレッジの方が、
最悪短期的なタイミング投資に失敗しようとも、
(ベアレバレッジよりも)ガチホによっていずれ反発し、
利益を得る確率、期待値が高い。


だからブルレバレッジを私は支持しますが、しかし、
TECSなどのベアレバレッジにタイミング投資し、
タイミング良く利確して、利益を上げて、
アウトパフォームしまくる人がいたとして、
それは運を含めたその人の素晴らしい実力だと思います。


これがインデックス投資というフィールドでの話だと、
例えば直近20年のQQQ投資は、
VOO等に大きくアウトパフォームしています。


(VOOとかがないのでS&P500で比較しましたが)
ざっくりGoogleで調べたら、
ざっくり408%と146%も違うじゃないですか。



ITバブルの天井で一括投資したとしても、
また他の期間で比較したとしても、
QQQの方が(少なくとも20年間のどれかから今までなら)
現時点はアウトパフォームしやすいETFとして言えるわけ。


だから、もちろんアウトパフォームは難易度高いかもしれないけど、
できる可能性に賭けて投資するのには十分なほど
確率的に、期待値的に高い勝負だって、言えませんか?


そんで、未来は五里霧中の中、こうして考えて、
私はSlim先進国から、原則や宗教や歴史を捨てて、
直近の過去と結果から予測を立てて、
スイッチングしてまでQQQに投資し始めたわけですよ。


TECLに至っては、設定来の2008年からもう+8420%。
今までで早期償還なし、けれど「レバレッジ投資はダメだ!」
なんて逆風のなか、今も私はしっかりと握りしめ続けている…。
(なんなら追加投資もしている)


さて、数十年後、これで大幅にアウトパフォームしたとして、
私は「運で」「まぐれで」勝った、ってことになるんでしょうか?


まあ、それも数十年後の結果次第でしょう。


たとえもしうまくいったとしても、
結果論だ、たまたまうまくいっただけだ、と言われるでしょうが、
このブログの「今」を見て、知っている読者の皆様は、
ぜひその顛末を想像し、またその時に
なったときに懐古してくださることを、私は願っております。

















…しかし、インデックス投資なら過去リターンは確実、
時価総額加重平均での米国ETF以外はまぐれ、って話になると、
過去20年間でアウトパフォームしがちな傾向にあって、
さらに2.7倍ぐらいアウトパフォームしているQQQって、
どういう位置づけになるんでしょうか…。


過去20年って、長期投資レベルじゃないのかな、
これでも厳格なインデックス投資家からしたら、
「たまたま」って扱いなのかな。


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16 件のコメント:

  1. 私も「お可愛こと」と言う人に
    チョッカイ出しました。
    TECLをコロナ暴落時に買い漁り爆益でっせ!
    sp500?眠てぇよ!とツイートした。
    双方で違う番組を受信しているラジオを
    2台置いた様な議論でしたww

    まぁ儲りゃ何でも良いのよw

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    返信

    1. アグレッシブやなあ…。
      おそらくそれも認めてはくれないでしょう…

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  2. 「お可愛いこと」って決め文句、
    おばばん臭キツいからやめた方がいいって、指摘してくれませんかね。
    アイコン可愛いけど、中の人50代だったりして、、、相当萎えるんだが。

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    1. かぐや様にハマってるのかな?
      アレはキツイしイラッと来ますが、まあほら、株とは関係ない話なので、うん

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  3. 妻子持ち20代からインデックス積み立て初めて退職後取り崩していく人だった場合って
    実際売るのって40年後からとかになるのかな?
    極端だけどこういう人と数年後のセミリタイア目指してる人では取れるリスクも違いそう

    40年後って正直生きてるのかも想像がつかない怖さはある・・・

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    1. SPYDなどはちょっと良くわかりませんが、基本安定したリタイアを目指す人はインデックス投資のみ、不安定でもリスクとって早期リタイアしたい人はグロース株やレバレッジ、QQQなどに投資するのでしょう。
      ただやはり後者は下手するとインデックス投資に劣後しかねないのは確かですが、私は劣後することよりも早期リタイアできないことのほうが嫌ですね。

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  4. QQQとSPYの2000年からのトータルリターン比較は2020年までQQQがボロ負けしていて、2020年にQQQがようやく追いついたが正しいです。ちゃんとトータルリターンが比較できるツールを使ったほうがいいですよ。

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    1. Google先生によると本記事で書いたとおりです。

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  5. 同意です。

    投資の世界は、理屈も何も関係なく、儲かった者が偉い、
    結果だけで評価されるべきです。

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    1. アウトパフォームを狙う側に少し寄ってしまったがゆえの私の意見です。
      間違ってるのかもしれませんが、間違ってるかどうかよりも、儲けて早期リタイアするのが私の目的です。
      すべては結果次第です。
      私達セミリタイア者などにはまたリタイア後の資産という異なる観点からも見ないといけないのが大変ですが…。

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  6. QQQ
    確かに一定期間積立し続ければ、市場インデックスを上回る可能性は結構あると思いますが、
    投資は、買付のみで終わらないところがみそです。
    必ず取り崩し時期が来ます。

    なるほど、投資には買付期と売却期があり、取り崩し方がどうなるかもとても重要ですね。

    https://ameblo.jp/moonstock/entry-12627513551.html

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    1. その話は数日前の過去記事で書いたとおりですね。

      QQQでのセミリタイアはVOOなどよりキツイのか?
      https://mailbox009.blogspot.com/2020/09/qqqvoo.html

      ところで「リターンなんかよりボラティリティが荒いと取り崩しの際に不利になる」理屈だとSPYより米債券が良いらしいですよね。
      つまり米国株より米債券がベストって事ですかね?
      インデックス投資家すら否定されてしまいますね、もはや貯金が一番良いのでは?
      普通米国株ってのは右肩上がりで、そして不調のときに好景気と同じくらい下ろすバカはいませんしね。

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  7. 今日の記事、なんかこう自然に、胸に沁みました。良記事!!行動起こして実益獲得できればそれが正解。

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    1. なんだっけ、今の5年リターンがたとえばSOXLやTECLで続けば、例え5万円くらいの投資でも20年内に億いくとかいかないとか聞いたことあるような。
      仮想通貨も発足時期の早くに数万円買っとくだけでも数千万になる可能性がありました。
      何かしら超極小のリスクでも良いから、やっておくと良いかもしれません。

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  8. まあ、アフィブロガーにハメこまれてFXやら仮想通貨に手を出すくらいなら某OLの信者となってインデックス原理主義になるほうが100倍マシですから…

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    1. まあそうですね。
      しかし、話が難しすぎるのと、バカにははなから納得させる気がないのと、あとインデックス投資家以外にひたすらマウントとってくるあの姿勢を見ると、信奉するのは難しそうな気もします。

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