牛乳の知られざる裏側は!?あなたはそれでも牛乳・乳製品を摂り続けますか? | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

自然食業界歴15年の管理人が1日10分で医者にもクスリにも依存しない自然食実践術を公開。衣食住、生活環境、医を含めた医者ギライ・クスリギライのあなたに贈る!実践術をブログで毎日公開中!

日本人は世界一の

 

「働き者」

 

そんな風に言われます。

日本のお家芸は、何といっても

“モノづくり”

良質で壊れにくい秀逸な製品を海外に向けて

「輸出する」

作っては世界に向けて

“売りまくる”

こうして日本人は戦後の焼け野原からアジアの奇跡とまで言われる

「戦後復興」

を成し遂げてきました。

そこには日本人の献身的な労働。

 

貧しさの中から立ち上がった企業戦士たちによる

“滅私奉公”

があったといえるのです。

こうして積み上げられた日本の海外資産はなんと

「世界一」

基軸通貨を持つ国・アメリカへの輸出が多かったことから

ドル保有高は2位のドイツ、3位の中国を大きく引き離して、長年ダントツの世界一に君臨し続けているのです。

でも、

残念なことに積み上げられた資産はほとんどが

“ドル資産”

ドルは日本では使えないので、日本人の私たちには一向に還元されないまま。

莫大なドル資産を日本円に変えようにも、それだけの円をもっている国も個人も

 

世界中探しても、どこにも

「見当たらない」

日本人の血と汗の結晶である資産がドルのまま、ただひたすら

“積み上げられるばかり・・・”

私たちに還元されることは一切ないのに、ただひたすら働かされ続けている。

この構造がいまだ続いているのです。


そのドルを使えるのは、ドルを通貨に使用している国だけ。

アメリカ国債などを買う(買わされる!?)ことで、アメリカ人の生活を

「養うばかり」

となっている。

 

日本人の労働の対価は、アメリカ人が

“使っている”

このようなおかしな関係が続いているのです。

そして、輸出主導で世界に車や半導体を売り続ける裏で、常に犠牲となってきたのは

「農業」

日本人から農業を取り上げ、農業分野を世界に向けて

“開放”

することで、工業製品を売りまくることの免罪符にしてきた経緯があるのです。

 

こうして国内自給率は最低ライン目いっぱいまで引き下がり、

安全性が心配な

「アメリカの農産物」

などを買い続ける。

このような構造を戦後75年も経った今でも、続けられているのです。

私たちは私たち自身のための

“経済のあり方”

これを模索する必要を感じるのです。

今回は、「食材」について考えることで、

医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて述べてみます。

 




■休むことなく・・・
日本人は世界一の働き者といわれていますが、

それ以上に働いている生きものがいます。

それは

「牛」

です。

牛肉や乳製品の母体となる動物ですが、牛乳は

365日のうち、

“300日間”

も搾乳され続けている。

 

本来、哺乳類は赤ちゃんを出産した時を起点に、

「母乳」

を分泌し始めるのが自然なのですが、牛となるとそうではない。

人工授精で絶えず妊娠をさせられ、妊娠期間も絶えることなく、

牛乳を搾られ続けている。

出産直前の2か月、約60日間だけは乾乳期間といわれ、そこだけは牛乳を搾らない。

それ以外は常にお乳を搾られ続けているのです。

哺乳類である以上は、出産後に母乳を分泌するのが自然なのですが、

 

どうして牛は妊娠期間中も

 

“搾乳できるのか?”

この反自然を可能にするのが、

「濃厚飼料と搾乳機」

この2つを駆使して、乳を搾り続けているのです。


■お涙シーンの真相は!?
牛はそもそも、草を食む生き物です。

牛は4つの胃袋を備え、胃の中に共存する微生物の力を借りて、草をエネルギーにする生きものです。


濃厚飼料とはトウモロコシの茎や大豆油を搾った後に出る大豆カスなどになりますが、

これらのエサは、何と言っても

「高タンパク・高脂質」

いわば牛たちにプロテインを与え続けるようなもの。


当然、自然の牛なら大豆カスなど進んで食べるはずもないのです。

でも、

牛の生理に反した食べものを与えることで、脂肪分が多い

 

“濃厚なミルク”

 

を年がら年中、搾乳できてしまう。

高性能な搾乳機も、毎日の搾乳には欠かせないアイテムというわけです。

牛本来の食べものである草を食み、自然に出産した後に牛が出す乳の量は

 

1年間に

「100キロ」

程度といわれています。

これに対して今の日本の乳牛は

“年間8000キロ”

もの牛乳を出し続けている。


自然搾乳の80倍もの乳量を日々搾り取られているのです。

 

この背景にはホルスタインに代表される牛の品種改良もあるのですが、一番はエサ。

中には、スーパー乳牛といわれる牛もいて、それだと
 

「年間2万キロ」

もの牛乳を出し続けるそうなのです。

どれだけ反自然を牛たちに

 

“強いているか?”

私たちはこうして絞られた牛乳を

 

「完全栄養食!」

 

だなんて言って、体のためにと飲んでいる。

 

こういうことになるのです。

 

よくテレビなどで、牛の出産シーンを映し出した映像を見かけます。

何人かの屈強な男たちが、子牛の足を引っ張ることで、出産を手伝うシーンです。

ヒトと牛との共同作業、ともすれば

“お涙頂戴”

のシーンともいえるのでしょうが、あの真相はそうではない。

狭い牛舎に閉じ込められ、ひたすら運動不足を強いられる。

 

そして角は削り取られ、本来のエサまでをも取り上げられ、

 

すべての生きる力を

 

「喪失した」

 

牛の姿。

自然の牛は人に足を引っ張ってもらわなくても、自分で立派に出産できるものなのです。

でも、人の力を借りないと、産み落とすことができないまでに

 

“衰弱”

 

している。

あのシーンはそんな牛たちを象徴するものといえるのです。

実際に健康に育った牛の寿命は

「20年」

といわれます。

でも今の乳牛の寿命は

”5~6年”

お乳が出なくなったら用なしとなり、屠殺場に送られて、安い牛肉に変わっていく。

雄牛は種牛以外は、去勢をされて肥育期間を経て、肉となっていく。

これが今の畜産業の現状というわけです。

 




■我が子のために!
牛の巨体は、草に含まれる

 

「カルシウム」

 

を食べることで維持されています。

今の畜産業では、濃厚飼料に加えて、粗飼料といわれる草も一緒に与えられますが、

その草は化学肥料を使って

“速成栽培”

されているのが一般です。

そうなると草も、成長に必要なプロセスを省略されてしまいます。

 

本来豊富に含まれるはずのカルシウムが速成により、

 

「どうしても不足」

 

してしまう。

 

粗飼料に豊富にあるはずのカルシウムが欠乏したエサを与えられ続けているのです。

常に妊娠をさせられている牛は、自分の体を維持するのと同時に、

お腹の中の子牛にも必要なカルシウムを

 

“与えなくてはならない”

深刻なカルシウム不足に陥ってしまうため、最終手段を採るより他に選択肢がない。

 

メス牛は仕方なく自分の

 

「骨を削る」

 

ことで、必要なカルシウムを胎児に与えようとする。

骨を削り続けることで、どうにか出産を終えた牛は、もはや立ち上がる

 

気力も体力も骨格も

“喪失している”

自分の力で起き上がることができなくなってしまうのです。

そうなるともはや用はないので、そのまま屠殺場に送られ、

 

「加工肉や特売肉、焼き肉食べ放題」

 

などの食肉になっていくことが囁かれている。

もちろん酪農家もこのことを熟知しているので、

炭酸カルシウムやリン酸カルシウムなどをエサに混ぜるのですが、

 

それは単に

 

“元素記号”

 

を合わせただけのもの。

 

牛の体には一向に

 

「吸収されない」

ままとなるだけなのです。


私たちもレモンに含まれるビタミンCは体内で吸収され使われますが、サプリメントのビタミンCは

 

どんなに摂っても

 

“吸収されない”

 

これと同じというわけです。

こうしてエサに混ぜられたカルシウム分は牛の中に

「結石」

として残り続ける。

 

牛の内臓を開けば結石が

 

“ゴロゴロ”

 

と出てくるといわれる理由はこうしたことにあるのです。

牛乳などの乳製品をたくさん摂ると、

「尿管結石」

が起きやすくなるのは、牛本来のエサが奪われていることにあるのです。


■今の牛乳は!?
今の日本で売られている牛乳の

「4分の3」



“妊娠牛”

の乳であることがいわれています。

これが私たちの健康に

 

「大きなダメージ」

 

を与えていると指摘する声も少なくないのです。

妊娠した牛は、子供を無事に育てるために大量の

“女性ホルモン”

を分泌します。

それにより子宮の内膜を厚くしたり、基礎体温を上げたりすることで、子供の健康で健全な発育を促そうとするのです。

 

無事出産を終えた妊娠をしていない牛の乳には

「硫酸エストロン」

といわれる女性ホルモンが

約30pg/ml

含まれるといわれますが、妊娠をするとその濃度が高くなっていく。

妊娠後41日~60日で

151pg/ml

妊娠220日~240日で

1000pg/ml

に達するという研究結果があるのです。

つまり妊娠した牛の乳を飲むことは、大量の女性ホルモンを一緒に

“摂取”

することを意味している。

メス化する自然と声高に叫ばれ、一時期大きな問題になった

「環境ホルモン」

その比ではないほどの高濃度の女性ホルモンを体の中に入れてしまうことになるのです。

女性ホルモンはステロイド骨格持つため、加熱滅菌によっては減少しないことが分かっています。

牛乳はもとより、アイスクリーム、チーズ、バター、ヨーグルトなどの乳製品はみな妊娠牛からの

女性ホルモンが

 

“大量に混ざった”

 

牛乳から作られている。

 

私たちはこのことを受け止め対策を採る必要があるのです。

 




■ガンとの関係は!?
女性ホルモンの過剰は、

「乳ガン、卵巣ガン、前立腺ガン」

の原因になることがいわれています。

日本人の1人当たりの牛乳・乳製品の摂取量は

1960年で年間

20キロ

程度だったものが、2020年で

約90キロ

4.5倍強に膨らんでいます。

それに合わせるかのように、乳ガン・前立腺ガンの発症率もうなぎ上りで

“上がっている”

日本人が乳ガンを患う確率は、1970年初頭には、

「50人に1人」

だったものが、現在では、

“14人に1人”

といわれています。

そして毎年6万人が新たに乳ガンと診断され、死亡者数は年間で、

「1万3000人」

と報告されているのです。

終息に向かう兆候は一向に見られず、拡大の一途を続けている。

 

その背景には乳製品の過剰摂取があると指摘されるのです。

女性ホルモンのエストロゲンには、

“細胞分化・細胞分裂”

を促進する働きがあります。

ガン細胞は健康な人でも1日に約5000個生まれていると言われますが、白血球などの免疫部隊の働きで

 

「無害化」

 

されていると解説されるのです。


でも、ガン細胞には、

「エストロゲン受容体(ER)」

といわれる物質が備わっていて、

体内に過剰に存在する女性ホルモンがガン細胞の中の受容体と

“結びついてしまう”

そうなると、ガン細胞が活性化し、

「激しい分化と分裂」

に歯止めがかからなくなっていく。

そして潜伏期間10年を経て、乳ガンなどを発症する。

 

このように解説されるのです。


■日本人の食材は!?
乳ガンは女性ホルモンの

 

「過剰」

 

により増殖するものが多いと指摘されます。

そして初潮を迎える時期が早ければ早いほど、閉経を迎える時期が遅ければ遅いほど

乳ガンリスクは

“上昇”

していくことがいわれているのです。

1960年初頭に比べて、今の子供は初潮を迎える時期が

1年早くなった

と指摘されます。

日本で行われた大規模調査研究から

16歳以上で初潮を迎えたグループの乳ガン発症率は、14歳以前に初潮を迎えたグループに比べて

「1/4」

だったことが示されています。

そして54歳以上で閉経を迎えたグループの乳癌発症率は、48歳未満で閉経を迎えたグループに比べて

“2倍”

だったことも明らかになっています。

女性ホルモンを大量に含んだ妊娠牛の牛乳を飲むことは乳ガンリスクを

大きく

「引き上げてしまう」

こうした危険性があるのです。

日本人が牛乳を飲み始めたのは、戦後になってからの新しい習慣です。

それまでの日本人は必要なカルシウムを

“豆腐や納豆、小松菜や水菜、切り干し大根、ヒジキ、小魚”

 

などから摂取してきた経緯があります。

カルシウム不足が心配なら妊娠牛の乳ではなく、こうした食材に目を向けることが大切。

 

和食中心の食生活に切り替えることが急務といえるのです。

どうしても、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を食べたいなら、少なくとも

妊娠牛からのものは

「避ける」

 

ことが条件になります。

妊娠していない牛から搾った牛乳を選ぶ必要があるのです。

岩手県岩泉町の中洞牧場の牛乳は放し飼いで、エサも

“無農薬の牧草”

だけを与えています。


エサに薬剤やサプリなどの反自然物を与えていない健康な牛から搾った牛乳です。

妊娠牛からの搾乳は行わず、出産後の1~2ヵ月間、子牛が飲み越した分を搾乳した

「非妊娠牛」

から搾った低温殺菌の牛乳になります。

お値段は当然張りますが、牛乳や乳製品はあくまで

 

“嗜好品”

 

になります。

 

日々口にする必要など一切ないものなので、たまの楽しみとして食べれば良い。

 

命を養う食材ではなく、心を養う食材の1つに過ぎないからです。

参考までにいくつか商品を紹介しておくので、興味があればチェックしてみて!

 

 

■非妊娠牛の牛乳・乳製品アイテム

 

 

 

 

 

 

■参考文献

 

 

 

無肥料無農薬・自然栽培と天然菌の味噌・発酵食品の通販&店舗リスト

 

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村