今までの作風と違って"ライト"なノワール
良く言えば読みやすく、扱いやすいので上手くハマればドラゴンタトゥーの女の様に映画化もしくはドラマ化を狙った作品だろうか
感想としては冒頭に書いた軽いノワールの入口とでも言えば良いのか。
軽くて読みやすいが、読者が作者に期待しているであろう淡々とした異常性が感じられない。
レッド・ドラゴンとか羊たちの沈黙路線は捨てないで欲しかった。
何となくエルロイとドラゴンタトゥーの女を混ぜて書いてみました。みたいな作品
PLAYBOYとか(もう無い廃刊したんだっけ?)あの辺で連載してる分にはチラッと読むだろうけど。あえて買うほどでは無かったかな。
帯のワシントン・ポストが云々みたいのはあまり当てにならないなと。
大御所なのでそう書いたのかもしれないが、正直に言うと期待外れ、無理やり褒めるとしたら新基軸といったところ