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特別支援学級(情緒学級)に在籍する子ども達について

 
こんにちは。
とらのすけです。
 
特別支援学級は、「知的学級」と「情緒学級」の2つに別れます。
 
とはいえ、「この子は明らかにこっち」とは判断できないことの方が多いです。
 
なぜなら、子ども達全員が医師の診断を受けているわけではないからです。
 
また、どちらの学級もあり得る場合もあります。
それは、複数の障がいが併存していることも多いからです。
 
 
ただし、この2つの学級は、明確な違いがあります。
 
それは、「教育課程(カリキュラム)」です。
 
 
教育課程というのは、平たくいうと「この教科は4月にこんなことを学習しますよ」という計画のことです。
 
どちらの学級も、お子さん一人ひとりに合わせて教育課程を作成しています。
ですが、決定的に違う点があります。
 
それは、「該当学年の学習ができるかどうか」ということです。
 
 
情緒学級の場合、基本的には「該当学年」の学習を行います。
3年生なら3年生の内容を。
6年生なら6年生の内容を。
 
もちろん、LD(学習障がい)の子や、学習の積み残しがある子の場合、学年を遡って学び直すこともあります。
 
知的学級の場合は、ほとんどの教科で学年を遡って学習します。
「学び直す」というよりは、「その子の発達が、該当学年まで到達していない」ということです。
 
 
さて、ここからは情緒学級に在籍する子ども達のことに絞ってお伝えします。
 
情緒学級は、いわゆる「発達に凸凹でこぼこがある子達」が在籍しています。
 
 
「発達障がい」というのは、僕達教師ではなく医師が診断することです。
だから、「Aさんは発達障がいだよな〜」などと軽々しく言うことはできません。
 
もちろん、診断がおりている子も在籍していますが。
 
 
発達障がいに関しては、ネットでも書籍でもたくさん情報がありますので、そちらをご参照ください。
今は、次の3つに分類されます。
 
ASD(自閉スペクトラム症)
ADHD(注意欠如・多動症)
LD(学習障がい)
 
分類されるといっても、同じ診断名でも症状は全く違っていたり、併存していたりすることもあります。
 
ぼくのクラスも、個性豊かな子ばかり在籍しています。
 
情緒学級ですので、基本的には該当学年の学習を進めつつ、子ども達それぞれの「困った感」に合わせた学習も取り入れています。