【強制帰国】帰国生を責めないでほしい。残念ながら日本に帰ることになりました。【コロナウイルスのせいだ】

こんにちは、ななです。

私たちはベストの方法でコロナウイルスに感染しないよう努力をしています。また、帰国する際も、公共機関は使わない、2週間は必ず自宅待機をするなどの規則をきちんと守ります。私たちはかなり前から学校が休みになりめったに外に出ていませんし、人が多い場所には近づかない、ハグキスなどとあいさつにも気をつける等、それぞれ今の日本人のようにできるかぎりの対策を万全にとっています。どうか責めないでください。

突然のことで私たち自身も驚きを隠せない。。。というか、は？って感じなんですが、2020年3月13日、9時の飛行機に私たちは乗って日本に帰らなければならなくなりました。

強制帰国になったのは、留学団体の判断だったのですが、その判断原因が

1.国内人口の約1/4にあたる住民約1600万人が移動を制限された。3/9の時点で、イタリア全土で県の外に出ることが禁止されました。

2.イタリアが世界的に見て感染が非常に広まっていると判断された。

3.イタリアの飛行機の欠便が相次ぎ帰れなくなる恐れが高い。

4.イタリア北部だけでなく南部も感染が広がっている。

5.学校の閉鎖によるホストファミリーの負担が増大している。(また、ビザの目的が学校に行くということだから滞在目的を果たせない、との意見も)

6.イタリア国民の治療が優先されるため、優先順位が下がる恐れがある。

でした。

強制帰国の話を聞いたのは3/9の朝でした。

とりあえずホストマザーに言われて混乱し、同じイタリア派遣の子と色々情報交換して、とりあえず、便が決まっていなかったのであと何日残っているのかも具体的にわからないまま、やりたいことを決め、ホストファミリーと過ごしたり、学校の友達にお別れの挨拶をしました。

3/10（つまり今日）は、便が決まり、3/12の午後にホストと別れなければならないことがわかりました。（ぎりぎり私の誕生日は祝ってもらえるのね）学校の先生が学校が休みでしかも相手方も今非常事態だと思うのにとても丁寧に対応してもらって、正直惚れました（感謝してます）。で、とりあえず手紙を書いて。。そしたら急にここを離れなければならないのだと自覚して何とも言えない気持ちです。同じ町に住んでる留学生の子とお昼を食べて、日本語を教えたり、荷物をまとめました。日本のニュースをチェックしていたのですが、ここ何日かで、イタリアに関するニュースが目立つようになりましたね。帰国する時に、最新の注意を払って帰国しなければと、、（日本のマスメディアは厳しいのを忘れている）。

日本に帰ってから、イタリアにいたので（私は北部、より感染者が多かった）、学校から二週間自宅待機と言われました。多分、空港で留学団体と上の人たちからも言われると思うけれど。二週間は絶対家にいるので安心してください。家に帰るまでも留学団体に報告した方法（車やレンタカーなどを使用公共機関は使えないので）でみんな帰るので安心してください。家族の仕事には影響が出ないということで一安心。

今のところ留学生、ホストファミリーに感染者はいないということです。私たちは、アジア顔だからか、一部の留学生は「コロナウイルス」と呼ばれたり、無視されたり、という差別を知らない街の人にまでされながらもめげずに今まで留学を頑張ってきました。

ここではマスク＝コロナウイルスと思われてしまうので、誤解を生まないために（観光客だと思われるとより差別やトラブルにつながると思い、なるべく現地の生活に溶け込まなければならなかったため）マスクはつけれませんでしたが、１ｍ以上間をあけたり、手洗いうがいなど健康には人一倍気を付けてきたと思います。極力外出をさけるのももちろん行いました。

私たちはそれぞれが最善の努力をして、結果として日本に今帰ることになりました。

留学の話はまたのちにするとして、イタリアから帰国する私たちとしての立場からお話させていただくと、書いた通り、私たちはベストの方法でコロナウイルスに感染しないよう努力をしています。また、帰国する際も、公共機関は使わない、2週間は必ず自宅待機をするなどの規則をきちんと守ります。なので、どうか温かい目で見守ってくれませんか？最近のニュースを見ていると、イタリア＝コロナウイルスがやばい国、そこから帰ってくる留学生＝危険？みたいなイメージを持たれると思います。

ですが、私たちはかなり前から学校が休みになりめったに外に出ていませんし、人が多い場所には近づかない、ハグキスなどとあいさつにも気をつける等、それぞれ今の日本人のように対策を万全にとっています。

なのでどうか惑わされないでほしいです。もし、万が一帰国者の中から感染者がいたとしても、公共機関は使わないし、確実に、確実に家にいるため、感染は広がりません。

日本のマスコミは感染者に対してかなり報道をしますね。なので、イメージが濃く残ると思いますが、私たちは最善の努力をしています。そのことを覚えておいてください。私たちは留学団体の判断で日本に泣き泣き帰らなければならなくなった。私たちが日本に帰ったらどう思われるか、どう報道されるのかもわからないとても不安な状況です。ただ個人の努力をするだけです。だれだって同じ状況です。感染を広げるような行動は絶対にしないよう努力をしているのです。どうか私たちを強く責めないでほしいです。私たちも人間です。コロナウイルスの影響でアジア差別を強く受けた子も多いです、長い旅路の果てやっと故郷に帰れるのです。どうかどうか温かい目で見守ってほしいです。ありがとうございます。