大学合格への王道

ご訪問ありがとうございます。

福井県で国語教師をされている若松若水先生をリブログします。

先生のお知り合いに、地方の公立高校から東大・京大ダブル合格した秀才がいるということです。

（８０年代のある２年間だけそんなことが可能でした）

さぞやすごいことをしていたと思いきや、

教科書と学校から配布された問題集や参考書、受けた模試の復習、東大、京大の過去問をやっただけでした。

ただし、徹底ぶりがすごい。

（以下引用）

教科書や参考書に書かれていることはしっかり理解しようと努め、模擬試験や問題集で解けなかった問題、間違えた問題については徹底的にマスターしていた、とのことです。

（中略）

余分な情報が入ってこなかったから、目の前の教材に全力集中ができ着実に実力を伸ばせたのだろう。」

（引用ここまで）

これ、本当かも。

私の高校受験が似ていました。

ガラの悪い公立中学で、ヤンキーがご活躍、先生はとにかく規則は守れの一点張り。体罰も横行していました。（私に子供がいたら通わせたくないな）

というわけで、お勉強は各自に任されていました。

ありがたい。

３年生になり、周りには塾に通う子がちらほらと。

でも私は、放課後も同級生と一緒に勉強するなんてまっぴら！

あとはね、「これ塾で習った～」と先取り自慢をする子に、テストで負けたことがなかったので。

理社は３年分のまとめノートを作りました。

習ったことを体系的に頭に入れるために。

英国数はたぶん問題演習に励みました。

解くものがなくなったら、親が応用問題集のようなのを買ってきてくれました。

定期テストをペースメーカーにして、習ったことをその時々でちゃんと頭に入れるようにしました。

同じクラスに学年トップを競う男子がいて、楽しくライバルしてました。お互い一目置くっていうの？ギスギスした感じはなくてね。彼がいたから、私はペースを保てたのだと思います。まことに、天は必要な時に必要な人を与えてくれるのですね。

模試は、学校全体で受けるものなら受けたと思います。印象が薄いのですね。あまり気にしていなかったのかな。

ノートをまとめたり問題を解いて、ある程度まで来たと感じたら、公立高校の過去問を解きました。

穴があったら埋めて、教科書を見たりして、　
当時はネットもないし、塾にも行っていないし、普通にする以外選択肢がない。　

そのうち、Z高校大丈夫なんじゃない？と思い始めました。
　
でも念には念を入れて、安心できると感じるまで叩き込みました。非常に慎重で完璧主義だったようです。
限りなく満点狙い。
取れるところを全て取る。

塾で比較と競争にさらされていたら、こんなに順調だったかどうか・・・　
私はまわりのエネルギーに振り回されやすいので。

マイペースで静かに勉強できてよかった。　
　
←高校受験でお勉強スタイルの基礎ができました。大学受験も、基本的に同じことをしました。

本番はそれなりに緊張したと思いますが、やれることはやったかなという感触でした。

高校入試の日の夜
今はなき、寝台急行日本海に乗って青森へ向かいました。

青函連絡船が廃止されるというので、一人で乗りに行きました（笑）

　
帰ってきて卒業式、その翌日に合格発表。桜が咲きました。

やっと、ストレスまみれの人間関係から卒業できる。違う世界に行ける。

安心しました。

話を現在に戻すと、

たいていの生徒さんは、目の前の教材に集中していない。使い切るところまで行っていません。

色どり鮮やかな問題集や参考書

「これ一冊で完成」という誘惑

ネットには解説動画があふれて

東京はさらに情報過剰で、青い芝生があちこちに見える。。。