先日の「お腹ぽっこりさようならー」
姿勢矯正について、
奥深く追求したいと思いますｗ
～はじめに～
痛みのストレスは大きく、又痛みの記憶は深く刻まれます。
「痛みの逃避姿勢」
は長く続き、痛みが消えた後も不良姿勢として
不意識のまま固定されます。
（写真のように、どうしても曲がった姿勢での体制が
癖になってしまいがちですよねー。）
手術により痛みが取り除かれた後も、
元の躍動感のあるフォームで投げれないピッチャーの
エピソードもよくあります。
リハビリの難しいところは、一度刷り込まれた負の記憶に
再教育して、記憶の上書きをしていくことです。
関節のちょっとした捻じり・角度を、
何度も何度も
何日も何日も
繰り返し
「あっ、痛くない」
「できるんだ」
「できた」
「また出来た」
「今日もできた」
そうやって反復して痛みがでない成功体験を積み上げて
動き・フォーム・姿勢・動作の矯正するのがリハビリです。
翻って不良姿勢の矯正も又、難しいものです。
定期的におこる痛み症状の再発予防であったり、
痛みなどの症状はないが、姿勢を良くしたい。
あるいは競技パフォーマンスを向上させたい。
良い姿勢で体型を良く見せたい等、色々なケースがありますが
共通してるのは使いきれてない筋肉（部位）、使っていない筋肉
使い方のバランスが悪い筋肉があるがわからない、
意識できないということです。
私自身は１５歳で腰椎分離症の痛みと、定期的に発症する
坐骨神経痛を抱えながら、大学卒業まで競技スポーツを続けた
経験と、鍼灸師・柔整師になってからも最初の２～３年は腰痛を
発症した経験から日常の姿勢を見直すようになりました。
姿勢矯正メゾットは
経験から生まれたものです。
◆骨盤矯正の目的◆
最終的には
１・骨盤を立てる
２・胸を張る
３・足指を開いて地面をつかむ
の３つが目的です。
ところが背中が曲がってる人に
「背中をまっすぐにしなさい」
「顎をひきなさい」
「腰をまっすぐにしなさい」
と注意しても治りません。
そもそも要である骨盤が傾斜してることに気づいていないからです。
一般的な不良姿勢として
■頸部後屈
■巻き肩
■猫背
■骨盤傾斜
がワンセットになっていることが多いですが、
まず第一に
１・骨盤を立てる
２・胸を張る
を座位で覚えていきます。
◆骨盤矯正の方法◆座位パターン
１・骨盤を立てる
椅子に浅く座り、股関節を外施位（ガニマタ）にして
腹筋と大腿内転筋（うちもも）を効かせ
お辞儀するように上体を前傾してキープ。
(腹筋と内転筋は効かせ続ける）
このポーズで骨盤傾斜を矯正。
２・胸を張る
両手・両肘を上げてバーベルスクワットで
シャフトを担ぐようなポーズをとり
両側の肩甲骨を近づけ胸を張ります。
これで猫背と巻き肩を矯正します。
腹筋・背筋・内転筋を効かせ続けキープする。
背筋運動（上体反らし）のようにゆらゆらさせる。
上体を持ち上げるが完全にまっすぐにはせず、
前傾キープの範囲内で動かし、
腹筋・背筋を効かせる。（おへそを持ち上げお腹をへっこますイメージ）
前・後・左・右にユラユラさせ、筋肉を総動員する。
大腿内転筋の踏ん張りが大切です。
きつくなると背中がまるくなったり、頭が前屈しやすいが
視線は前でキープ。
内転筋の踏ん張りが弱いと膝が内向き（ニーイン）したり
股関節の外施位も崩れ内施しやすいが、踏ん張ってキープ
負荷を掛けながら
１・骨盤立て
２・胸張り
を持続させ身体の使い方を試してください。
ここまでが前記事の説明となります。
ではでは！！
もうちょっと気合いをいれて
やってみましょぉーー！！
◆姿勢矯正の方法◆立位パターン
座位パターンで
１・骨盤を立てる
２・胸を張る
を習得したら、立位になり
３・足指を開いて地面をつかむ
イメージで踏ん張ります。
さらに、ごく浅い角度のスクワットで殿筋と
ハムストリングス（大腿後面の筋肉）を伸ばしていきます。
スクワットは角度や回数を気にせず
座位パターンで習得したポイントをキープしつつ行ってください。
足指を開く（開扇運動）のは難しいので、最初は土踏まず（足底）を
地面に押し付ける。足の甲（足背）に筋を立てる。
手の指で足の指のまたを開ける。を続けていくと
少しずつ足指で地面をつかむ事ができます。
これが出来ると後脛骨筋を効かせて外反母趾の進行を
ゆるめる効果も期待できます。
頸部後屈・巻き肩・猫背・骨盤傾斜の矯正は
座位パターンで習得できます。
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