海外駐在サラリーマンの社畜ブログ

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ドイツ人の働き方についてまとめてみました

ドイツ人 働き方

働き方改革が叫ばれているこの世の中で、

「参考にするべき」と言われている、

ドイツ人の働き方の実態についてまとめていきたいと思います。

 

ドイツ人と毎日一緒に仕事をして、

もうかれこれ5年以上になりますが、

ドイツ人の働き方は、ある意味で日本人にとっては

革新的であることは間違いありません。

 

次に生まれてくるならドイツ人に生まれたいくらい、

働く上ではとっても幸せな国なのです、ドイツは。

 

私の勤めている会社や取引先のドイツ人を

5年以上じっくり見てきた中で感じることなので、

一概にドイツ人がみんなこうということではありませんが、

ざっくりとした概要は、はずれてないのではないかなと思います。

 

以下見ていきましょう。

 

1. ドイツ人の勤務時間

ドイツ人のほとんどは定時に帰宅します。

朝は8;30くらいから働き17:00くらいには家に帰ってしまいます。

一日の実質稼働時間は7-8時間といったいったところです。

 

金曜日はみんな15:00ころから16:00には帰ります、

だって週末を楽しむ必要がありますからね 笑

 

日本人だったら、仕事終わってなかったらしゃかりき残業しますよね?

ドイツ人はそんなことしません、ちゃんと定時になったら帰りますよ、

仕事が終ってないのは、会社が仕事を与えすぎというスタンスです 笑

 

びっくりなことに、一日2時間以上残業してはならないと

法律で決まっていようで、国を挙げて長時間労働をしないように

しており、ドイツ人はほとんどがこれに従っています。

 

これを無視して日本人がドイツ人を働かせようもんなら、

上司が訴えられて刑事責任を負わされかねません。

2. 有給休暇について

ドイツ人は有給休暇をほとんど全部消化します。

どんなに仕事が終ってなかろうが、どんなに忙しかろうが

ばっちり有給休暇を消化します。

 

日本人なら仕事終わっていないし、こんな忙しい時期に

休んでられないと言うかもしれません。そんなことおかまいなしです。

ドイツ人もしっかり仕事を終わらせて休暇には入ろうと努力

します。

 

でも、2-4週間まとまった休みを取るので、その間仕事はやらない

人がほとんどです。それなりの偉い立場になれば、休暇中にも

重要なメール等には返答しますが、一般層は仕事を完全にストップ

して休みに入ってしまいます。

3. 勤務態度について

ドイツ人は時間には比較的きっちりしているので、

打ち合わせ等には時間通りにきます。

 

上司と一緒にいる場合は、しゃかりき働いていますが、

上司が出張等でいない場合は、ぺちゃくちゃおしゃべり、

ゆったりコーヒーを飲んだり、たばこを吸ったり、

リラックスして仕事をしています。

 

欧州の中では、真面目に頑張るドイツ人だと感じますが、

日本人のように真面目に上司がいなくても頑張って

働くことはなかなかありません。

4.ドイツ人の仕事で発揮される特徴

ドイツ人は、びっくりする程、自分に自信をもっています。

実力がないのに、私はすごい!あいつは私よりダメだ!という

態度や発言をするので、非常にびっくりさせられます。

日本人もあれほどの自信をもっていきたいものです。

 

そんなドイツ人のすごいところを挙げるとすると、

ドイツ人の胆力です。

 

彼らは、リストラや会社の危機、上司から怒られる危険性等、

あらゆる自分の身に降りかかる危機等に対しては、

びーーーっくりする程の力を発揮します。

馬車馬のように働くどころか、人生の最大の一大事のように働きます。

ここぞというパワーが圧倒的に強いです。

5.ドイツがなぜここまで成長するのか

記載してきたように、ドイツ人の仕事時間はかなり短く、

無駄なことはやりません。また、ゆっくり休暇もとっています。

 

そんななか、ドイツの企業や国はこれまでに成長してくることができた

のかという勝手な個人論ですが、

 

一部のドイツのスーパーエリートやすごい人たちが、

組織をうまく動かす'仕組み'をつくってしまうためだと考えています。

 

誰にでも簡単にできる、素晴らしい仕組みを作ってしまえば、

従業員はその仕組みに、きっちりしたがってさえいれば、

会社がどんどんうまく回っていくようになっているのです。

 

誰かが早く帰ろうが、休もうが、仕組みがきちんとしているので、

いくらでも替えがきくし、誰でもカバーできる。そんな国、組織が

できあがっているので、この国が回っていっているのではないかと

強く感じます。