大人になって毎日の生活に忙しくしていると、「もう自分は成長することはないんじゃないか?」と感じてしまうことはありませんか?
頭のすみっこには夢がある気がしますが、「まぁ、本当に叶う事はないかなぁ?」と思っていたり…。
声を大にして言います。
それはダメです。
本当に叶うと思わないと、その夢は絶対に叶う事はありません。
この記事では、陸上界の伝説として語り継がれている話から、
夢を叶えるために必要な事は
- 小さな目標を少しずつ
- 思い込みに囚われない
という事について説明します。
夢を叶えるために必要な事は2つ
夢を叶えるために必要な事は
- 小さな目標を少しずつ
- 思い込みに囚われない
の2つだと書きましたが、これを裏付ける話があるんです。
まずは「小さな目標を少しずつ」というお話です。
[夢を叶えるために必要な事①] 小さな目標を少しずつ
オリンピックの競技ではありませんが、陸上競技に「1マイル走」という競技があります。
1923年にあるフィンランドの選手が4分10秒という記録で世界新記録を出しました。
この記録はなんと37年ぶりに前回の世界新記録を、たった「2秒」縮めて樹立したものでした。
この記録を見て当時の人々は、
と思うようになりました。
南極点到達やエベレスト登頂と同様に難しいと考えられていたのです。
この記録に挑戦したのが、イギリスのオックスフォード大学医学部に通うロジャー・バニスター選手です。
バニスター選手は4分の壁を破るために
という目標を立てました。
「1マイルを4分以内で走る」という大きな目標から、「1レースごとに1/16秒縮める」という小さな目標に変えたのです。
レースのたびに1/16秒更新することは、1マイル4分以内で走ることに比べたら容易に達成できます。
結果、前回の世界新記録から31年経った1954年、
でも、この話はこれだけでは終わりません。
[夢を叶えるために必要な事②] 思い込みに囚われない
面白いのはその後の話です。
バニスター選手の驚異的な世界新記録のわずか46日後に、ライバル選手が3分58秒0という記録を出しました。
そして、その後1年の間に4分以内で1マイルを走る選手がなんと23人も現れたというのです。
もちろん、この年に人間の体が急に進化したのではありません。
と人々が気づいたのです。
「できない」という思い込みが崩れた時、「できないと思っていた事ができてしまうことがある」という事です。
夢を叶えるために必要な事:心の障害になっている事を知る
さて、あなたにとって夢を叶える障害になっている心理的な壁はなんでしょうか?
ウォルト・ディズニーの名言でこんなものがあります。
もしそれを夢見ることができれば、その夢を叶えることができる。
あなたが「多分叶う事はない」と思っている夢も、叶えることはできるのです。
反対に、人間は自分が叶えられると信じている夢しか叶わないとも言えます。
こんなことを思っているなら、多分夢は叶いません。
あなたの人生を生きているのは「あなた」だけです。
あなたの選択で、「すばらしい人生」にも「つまらない人生」にもなれるのです。
思い込みや失敗の恐怖から、自分の力を制限して、夢をかなえる事を困難にするのはもったいないことです。
夢を叶えるためには必要な事のまとめ
「1マイル4分の壁」を打ち破ったロジャー・バニスター選手は
と強く思っていたそうです。
そのために使える知識、技術、周囲の人間からの協力はなんでも使ったことでしょう。
自分が何をしたいか、夢を具体的に考えるのが大切です。
人は、具体的に考えれば考えるほど、その夢にたどり着くために何をしなくてはいけないのか思いつくようになります。
後は思いついた小さなステップを1つずつ超えていくだけです。
これらはバニスター選手がインタビューで語った言葉です。
自分で勝手に「できない」と決めて自分の可能性を狭めないこと。
夢を叶えるためには、まずあなたが「夢を叶える事が出来る」と信じてください。
ウォルト・ディズニーの名言からもう1つ。
もし夢を追い求める勇気があれば、全ての夢を叶えることができる。