すべてが半端

推しが曇って飯がうまい

だから私は治療ができない

日本の医療は認知行動療法が定番だ。最近ではマインドフルネスで「今ここ」が流行っている。しかし私はこれらの両者がトラウマのトリガーである。

私は子供の頃から明るくなって、自信を持ってと母に呪いのように言われてきた。明るくない自分が不正解で、比較に使われる明るい子が憎くて、当の明るい子は人を笑い者にして笑ってて、私まで笑いものにされて、そんな子を母が褒めるとまるで私が馬鹿にされたことまで正しいと認められてるみたいで苦しかった。人に迷惑を掛けないようにと母は私に散々言ってくるのに、私を傷つける周りとことは許す。そのことを指摘すると「貴方は性格が悪いからそんなことを気にする」と蓋をしてきたのだ。

そんな私にはポジティブな状態を目指す認知行動療法も、今ここを意識させるマインドフルネスも、母の行ってきた人格否定と同じように感じて辛い。

通院すること10年、外に出ては傷つき、家では傷を深くされ悪化の一途を辿っていたが、夫婦関係という法でも定められた1対1の関係の中で家で傷つくことがなくなった今、本当は治療しなくてはいけないのではと心の中で焦っている。それでも小石でも人の吐息でも痛むような心がすべての言葉を許さなくなっていく。

無敵の人と呼ばれる人たちも、あると幸せという感覚に溶け込めなかったのだろうと一方的な同情する。はた迷惑な話だが、そういう見方でしか人に親しみを持つことが出来ないのだ。