禁欲的馬券術 - 神賞必罰 -

競馬は虐待という観点からの競馬予想

生殖と寿命

 


 

100歳以上が初の8万人超、50年連続で最多更新…女性88%
厚生労働省は15日、100歳以上の高齢者が同日時点で前年比9176人増の8万450人となったと発表した。
男女別では、女性が7万975人と88%を占め、男性は9475人だった。


国内の百歳長寿者の男女比は1:7。
この寿命格差の要因を考えてみると
 自殺率 業務上の危険度 基礎代謝
 肥満・脂肪への躊躇がない 喫煙率/飲酒率

これらの男女差は寿命差の謎を説明するように思う。

確かに食事や生活習慣の寿命への関与は疑いようがなく沖縄県の短命化は戦後の食生活にその原因があると睨まれている(沖縄の事態は、国民総短命化への序章だとも言われている)。しかし今回取り上げたいのは生殖行為が寿命に及ぼす影響である。

沖縄平均寿命 (1985年)     (2015年)
          男1位 女1位  →  男36位 女7位



 
生殖行為が寿命を切り詰める
犬や猫は去勢を施すと3年ほど長く生きる。
大豆などの植物も花をすべて取り除いて去勢すると寿命が延長する。

女性が男性よりがんが少なく長生きする理由 - 漢方がん治療
> カロリー制限や去勢や遺伝子改変によって生殖活動を弱めると 寿命が延び、これは「生殖と寿命のトレードオフ」と呼ばれています。

男性ホルモンのテストステロンには苦い副作用があり、免疫力低下、善玉コレステロール減少、悪玉コレステロールの上昇 を通して致命的な循環器疾患、免疫力が関わる肺炎やガンを支援する側面を持つ。(女性ホルモンは心臓病の治療にも用いられる)

睾丸という長寿競走の上での大きなハンデを背負っている男性は90歳到達率、 100歳到達率で女性にぐんぐんと引き離され、先進国のほぼ全ての国でこの傾向が見られる。

 DHTの副作用
 ・脱毛 ・皮脂 ニキビ ・疲労感 ・超男性化(毛深さなど)

男性型薄毛を促進するDHT=ジヒドロテストステロンは 男性ホルモンの分泌を増やす事で副次的に増えて来る悪玉ホルモンである。

害の全貌は未知だとしても、「アルコールや砂糖はダメで性の快楽は問題なし」とする禁欲的に論理を成さない抜け道に通用の見込みがない事は、知識として持っておいて損のないものだろう。
男性は短命:宦官の研究でも裏付け
 


 
 
競馬の繁殖世界における短命化

80年代を席巻したNo.1種牡馬ノーザンテーストは年間の種付け頭数が100頭を超える事はなかった。
 
しかし90年代半ばからサンデーサイレンスなど150頭超えの種牡馬が現れ始め、00年にはフジキセキらが200頭以上を記録。
 種付け頭数   20年度→19年度→…
 エピファネイア 240頭 224頭 220頭 210頭 221頭
 オルフェーヴル 165頭 52頭 136頭 191頭 244頭 256頭 244頭
 キズナ     242頭 164頭 152頭 212頭 269頭
 ダイワメジャー 112頭 155頭 136頭 161頭 156頭 120頭 127頭

 
今では年間300頭に迫る種牡馬もいる中、人気種牡馬の10代での早死にが目立って来ているのは議論を呼ぶべき酷使と過労の問題だろう。
引退後にと殺される割合が99%という人間のエゴといえる競技の世界で、格段に恵まれた馬達への倫理を説くのは意味が薄いのかもしれないが…
死亡年齢
サンデーサイレンス 16歳 トニービン 17歳 ジェイドロバリー 17歳 バブルガムフェロー 17歳 ディープインパクト 17歳 ゴールドアリュール 17歳 マンハッタンカフェ 17歳 キングカメハメハ 18歳 アグネスタキオン 11歳 アドマイヤベガ 8歳  エルコンドルパサー 7歳
タキオン急死 ”種付け頭数制限”は妥当性を持つか?
一方、種付けの行為そのものが、身体的負担を生むことは否定しようがない。 1960年代、1日4回のお勤めを果たし、ワンシーズン238頭の世界最高記録を樹立したセイユウ。”性雄”の仇名で知られたこのタフネスも、23歳のとき、心臓麻痺で倒れている。本質的に競馬は動物愛護の精神とはかけ離れている。人間のエゴやビジネスで近親交配を繰り返し、大部分の馬を淘汰し、選りすぐった馬にも自然ではありえない種付け頭数を強いるのだから。