マンションは何階に住むのが良いのか?おすすめな各階の特徴と選び方

マンションは何階に住むのが良いのか?各階の特徴と選び方・不動産 豆知識

高層の分譲マンションを選ぶときに、どの階が良いのか悩みどころです。

一般的には、上の高層階ほど人気が高く、値段も上がりますが、災害には低層の方が安全とも言います。

では、どの階層を選ぶのが賢い選択になるのか?

おすすめな自分に合う階層を選べる方法をお伝えしていきます。

マンションで高層階になるほど値段が高い理由

マンションは賃貸でも分譲でも、高層階になるほど家賃や売買代金が高くなります。

設備や部屋の面積が同じでも、1000万円以上違うこともあります。

では、なぜ高層階の方が高いのでしょうか?

上層階では、展望がよく日当たりも良い為、値段を上げても購入者がいるので、値段が上がるのが一番でしょう。

また、建築費は高層にすればするほど金額も上がります。

同じ値段で売却した場合に、低層階の値段が高くなりすぎて購入する人がいなくなってしまうのも要因の一つです。

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低層階と高層階のメリット・デメリットは?

低層階と高層階のメリット・デメリットは?

マンションは概ね1/3で低層階、中層階、高層階と分けられています。

なので90階建てであれば、1~29階までが低層階、30~59階が中層階、60~90階が高層階になります。

1~3階の低層階では、エレベーターでの混雑がなく、階段で上り下りができます。エントランスや駐車場など、他の共有部も近い為、生活していくのに待ち時間が少なく楽です。

お出かけの時の忘れ物があっても気軽に取りに行けます。

高層階であれば、取りに戻るのも諦めるケースもあるでしょう。

子育て世帯には、1階が特に人気があります。

RCの高級マンションであっても、上階で飛び跳ねれば下に音は響きます。

また、火災や災害があった場合には、2階や3階の人が避難しやすいでしょう。

少し前の川崎市の大雨で高級マンションの一階と地下が水没して、電気系統がダメになり、上層階へのエレベーターと給排水設備が使えなくなり、高層階の人が他の場所に避難したことがありました。

2階、3階であれば水没の心配も少なく、エレベーターも使わなくても部屋に帰れるので災害に強く、子育て世帯には好かれています。

ただ、低層階は虫が飛んできます。

6階以上の階数になれば、蚊やハエなどが窓から入ってくることが少なくなります。

しかし、エレベーターなどで運ばれてくることもあるので、どんなに上層階でも0になる事はありません。

限りなく虫が少なくはなります。

また、低層階は道路が近くなるので外の騒音が聞こえやすくなります、高層階では道路から遠ざかるので音は聞こえづらくなります。

おすすめは自分の家庭が何を望むのか?

おすすめは自分の家庭が何を望むのか?

マンションの階層は家族が何を望むのかで選ぶのが良いでしょう。

値段を一番と思うのであれば、低層階の方が安く購入できますし、展望やステータスが欲しいならば高層階のなるべく上層階にするのが良いでしょう。

ただし、上層階に住む場合にはそれなりの近所付き合いもある可能性も考えておいてください。

お金持ちの人たちと付き合うには、それなりの出費が伴います。

無理して高級住宅を購入して、生活費を圧迫してさらに付き合いでもお金を使い破産したケースは非常に多くあります。

低層は低層で、セキュリティの面で不安を感じる人もいます。

泥棒は雨樋などを使い、3~4階でも平然と登ってきます。

日頃から窓を開けている部屋などが狙われやすいので、しっかりと防犯意識は持っておきましょう。

まとめ

どの階層に入居するかは、自身の家庭の優先順位をつけることが一番重要です。

低層でも中層でも、高層でもそれぞれのメリットがあります。

返済に無理のない形で、自分が納得できる物件を選んでいきましょう。

マンションは日々大量に建設されています。

気にいる物件がなければ、無理に決めずに一年ほど機会を待ってみるのも一つの手ではないでしょうか。

・不動産 豆知識
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