平屋のLDKの実例を見てみたい。
今日の記事はこういった疑問に答えます。
私は2018年12月に平屋を新築しました。
機能的な新居で毎日家族と楽しく暮らしています。
今日の記事ではWeb内覧会と称して、我が家の23.6畳のLDKをご紹介したいと思います。
これから家を建てるかたはぜひ参考になさってください。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
わざわざ展示場に行かなくても、資料請求サイトを使えば、一度に複数社に資料請求が可能。自宅にいながら様々な住宅メーカーの魅力を比較検討できます。
詳細は平屋のカタログを一番簡単に集める方法をご覧ください。
LDK全体
最初にLDK全体にかかわる設備をご紹介します。
垂木現しの勾配天井
私達の平屋のリビングで一番象徴的なのが、垂木現しの勾配天井かと思います。
勾配天井については私達夫婦の要望のひとつ、「高い天井のリビング」を叶えていただいたことになります。
LDKの展開図です。
垂木現しにしたことで、非常に印象的な空間ができあがりました。
垂木現しの勾配天井のメリット、デメリットについては【平屋の実例】垂木現し勾配天井レビュー【レンジフードは大丈夫?】で解説しています。
照明
パナソニックのスポットライトを取り付けてもらっています。
本体色はホワイトです。
LDK全体で、13個のスポットライトで、調光機能付き、拡散型、集光型の3種類を組み合わせています。
配置は下図のとおり(白丸の場所がスポットライト)です。
無垢材(ナラ)の床
床は無垢材(ナラ)にしていただきました。
暗くなるのが嫌だったので、明るめの無垢材ということでナラを選択しています。
素足で歩くと気持ちがいいし、無垢材ならではの風合いのよさはとても気にいっています。
雑巾で水ぶきしてあげると、木の香りがしてきて気持ち良かったりします。
無垢材(ナラ)の床については【平屋の実例】無垢材ナラの床5つのデメリットで解説しています。
床下エアコンの暖気を床上に効率よく上げるためのガラリ
床の一部は、窓と平行にガラリがあります。
これは床下エアコンの暖気を床上に出すためのものです。
物が落下しないようにネットを張ってもらっています。
壁は珪藻土塗り
LDKは壁紙は貼らずに、自然素材である珪藻土を塗っていただきました。
珪藻土は、最近はバスマットや歯ブラシ置き場にも使われているとおり、調湿効果が抜群です。
窓
リビングの窓はリクシルのサーモスXです。
まずは南側。
装飾引き違い窓HKKと呼ばれるタイプで、向かって真ん中はFIX窓、左右がそれぞれ開きます。
サイズはH2323×W3510です。
南面のため日射取得を優先し、ペアガラスを採用しています。
西側の窓もサーモスXです。
引き違い窓が2つです。サイズはそれぞれH2323×W2600です。
西側なので西日が暑いため、トリプルガラスで遮熱しています。
軒
軒を大きく出していただきました。
軒裏は杉板で仕上げていただき、垂木現しの天井との相性も抜群で非常に満足度が高いです。
軒の長さは1350mmです。
軒を出すことにより、2つのメリットがありました。
- 日射遮蔽の効果があり、暑い夏を快適に過ごすことができる
- 雨風による外壁へのダメージを軽減できる
夏場の日射遮蔽の効果は絶大で、外気温が35℃あっても、冷房は27℃設定でOK。
軒については 【平屋の実例】夏涼しく冬暖かい家の作り方【軒がポイント】で解説しています。
ウッドデッキ
南側の窓の外はウッドデッキです。
耐久性が高いエコウッドを採用しています。
気候がいい時はこちらでバーベキューをしたり、多目的に使えていい感じです。
西側は道路側に面していて、庭でもないので、子どもが落下しないように、柵をとりつけて、ネットを張っていただきました。
西側は眺めが良いので、たまにウッドデッキに出て夜景を見たりします。
ウッドデッキのある平屋の間取りの具体例を知りたいかたは、ウッドデッキ・縁側のある平屋間取り69選!【おしゃれ・洗濯物干しなどメリット多数】もご覧ください。
冷房用エアコン
冷房用エアコンは、ダイキンのS36VTCXS-Wです。
12畳用の壁掛けエアコンです。
CXシリーズのため、ダイキンの中で2番目に安いタイプです。
わが家の冬場の暖房用エアコンは床下エアコンのため、こちらのS36VTCXS-Wは夏場の冷房用としてのみ使っています。
冷たい空気は上から下へ流れるので、冷房用エアコンはできるだけ高い位置のあるほうが効率よく部屋全体を冷やせます。
そのため、場所は冷蔵庫の上に付けてもらいました。
ただし、高さはよかったのですが、キッチンの近くに設置したことで、料理の油や水分をエアコンが吸い込んでしまい、4年目にしてまったく冷房が効かなくなる緊急事態に!
詳細はリビングダイニングのダイキンエアコンが効かなくなった!【修理点検依頼~クリーニング実施までを徹底解説!】にまとめています。
LDKのエアコンについては【平屋の実例】後悔しない勾配天井のエアコン設置場所は?で解説しています。
床下エアコン暖房
テレビ台の一番左の部分は、床下エアコン置き場になっています。
ダイキンの床置形エアコンを設置し、冬場の暖房のみで使用しています。
床下エアコン暖房は快適そのもの!
- 不快な温風が直接体に当たらない
- 輻射熱で床下からジワジワ暖かい
ダイキン無線LANアダプター
床下エアコンのタイマー運転を時間指定できるように、ダイキン無線LANアダプターを取り付けました。
スマホでエアコンの運転、停止の時間を細かくコントロールできます。
ダイキン無線LANアダプターの詳細はDaikinAPPで遠隔操作【ダイキン無線LAN接続アダプターレビュー】で解説しています。
リビング
続いて、リビングの詳細です。
造作のテレビ台
テレビ台は造作で作っていただきました。
寸法は下図のとおり。高さは500mmです。
テレビ台という呼び名ですが、用途としては録画用ハードディスクやDVDプレーヤーを置く場所、さらには床下エアコンを設置するためのものです。
キッチン
キッチンハウス エバルト
キッチンは「キッチンハウス エバルト」アイランドキッチンです。
設備としては以下を組み合わせています。
- 食洗機ミーレの60cm(25周年記念モデル)
- リクシル ハンズフリー自動水栓ナビッシュ(浄水器付き)
- 日立IHヒーター
- アリエッタ レンジフード
キッチンハウスはオーダーキッチンのメーカーになります。
キッチンハウスは建築士さんの絶対のおすすめ品ということで採用しましたが、わが家の設備の中でも最高クラスの満足度を誇る逸品です。
色はライトチェリー(2018年で廃盤になっています)で、家具のような色味が特徴になります。
食洗機ミーレ
食洗機は大型のものが欲しかったので、ミーレの60cmを導入しています。
ミーレについては食洗機ミーレは後悔しない?60cmモデルを6項目でレビュー【リフォームにもおすすめ!】で解説しています。
リクシル ハンズフリー自動水栓ナビッシュ(浄水器付き)
キッチンの水栓はリクシルのナビッシュになります。
吐水口の下に手を出すだけで水がでるハンズフリー機能が最高に便利。
日立IHヒーター
IHは日立にしました。
操作が直感的でわかりやすいのが特徴です。
IHヒーターについては日立IHクッキングヒーターレビュー【おすすめの色は?】で解説しています。
キッチンの背面収納
背面収納は造作で作っていただきました。
キッチンハウスで揃えても良かったのですが値段が高かったこともあり、造作してもらいました。
色目はキッチンのライトチェリーに合わせてもらっています。
キッチンに吊戸棚は作りませんでした。
アリエッタ レンジフード
レンジフードはアリエッタです。
操作はファンの弱、中、強の風量調整と、ライトの点灯のみ。
シンプルで掃除がしやすく気にいっています。
白のカラーリングも我が家のキッチンにピッタリでした。
アリエッタはレンジフードアリエッタの掃除手順を19枚の画像でわかりやすく解説!で解説しています。
キッチンはコルク床
キッチンの床だけは、コルクに変えていただきました。
「キッチンだけ床材を変えると違和感があるので人によっては好き嫌いが別れます」という建築士さんの懸念もありましたが、やはりキッチンの床は水気や油汚れがつきやすいところなので、耐久性を重視してコルクにしました。
結果としては大成功で、掃除が楽でとても気にいっています。
思ったほどの違和感もありませんでした。
ダイニング
最後にダイニングのご紹介です。
大きなダイニングテーブルを購入したおかげで、LDKの主役としてものすごく重宝しています。
キッチンハウスのダイニングテーブル
ダイニングテーブルもキッチンハウスで揃えました。
色もキッチンと同じライトチェリーになります。
実家の家族も招いてみんなで食事することも考えて、大きな8人掛けタイプにしました。
サイズは長さ240cm、奥行90cmです。高さは72cmです。
ダイニングテーブルも素材はエバルトなので超頑丈です。
子どもが食べ物や飲み物をこぼしまくっても全く問題なし!
ダイニングテーブルについてはキッチンハウスダイニングテーブルレビュー【高さ・サイズ・色・素材】で解説しています。
フロアコンセント
ダイニングの床にはフロアコンセントを設置してもらいました。
フロアコンセントについては【平屋の実例】ダイニングテーブル下のフロアコンセントで解説しています。
【まとめ】我が家の一番のお気に入りはダントツでLDKです。
今日の記事をまとめます。
- 垂木現しの勾配天井は建築士さんのおすすめでしたが、採用して本当によかったです。
天井高が上がることによる暖房の効きが心配でしたが、床下エアコンを採用したことで問題はありませんでした。 - 照明についてはスポットライトのみで、掃除の手間を考慮してダイニングのペンダントライトは不採用となりました。
- 床は無垢材のナラ、壁は珪藻土です。自然素材に囲まれていて、特に調湿効果が優れた空間となりました。
- リビングの窓はリクシルのサーモスXです。
スタイリッシュかつ断熱性が高いため非常に気にいっています。 - 窓の外にはウッドデッキを用意しました。バーベキューなど多目的に使えます。
素材は耐久性を考えて「エコウッド」にしました。 - テレビ台は造作の造り付けです。床下エアコンの収納場所も兼ねています。
テレビは壁掛けにしました。壁掛け金具の下地はあらかじめ入れてもらいました。 - ソファはニトリのコウテイです。おしゃれ度は全然ないですが、機能性は抜群です。
- 子どもがはしゃいでケガをしないように、リビングの床にはマットを敷きました。
弾力性に優れているので、子どもを安心して遊ばせることができます。 - キッチンはキッチンハウスのエバルトです。リビングが見渡せるオープンなアイランドキッチンです。
- キッチンには、ミーレ、ナビッシュ、日立のIH、アリエッタを取り付けました。
- ダイニングテーブルもキッチンハウスを採用しています。エバルト素材が丈夫で料理や飲み物をこぼしてもまったく問題ありません。
LDKはまさに家の主役です。
LDKがうまく作れると家の満足度が飛躍的に上がります。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
わざわざ展示場に行かなくても、資料請求サイトを使えば、一度に複数社に資料請求が可能。自宅にいながら様々な住宅メーカーの魅力を比較検討できます。
詳細は平屋のカタログを一番簡単に集める方法をご覧ください。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
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