東北の秋キャンプにおススメ!棒パンと暖房で秋を満喫できますよ!
毎朝子供と歩いてる道も紅葉が進んでカラフルになってきました。
こういう季節の移り変わりを感じるようになったのはここ数年の話です。
このブログではお馴染みですが、僕はアルコール依存症を患ってましていわゆる多感な時期はもれなく酔っ払ってました。
なので季節に情緒を感じることなんてまずなかったんです。
年齢を重ねてもこういうのを感じることはないのかなぁなんて思ってましたが、コレまでのどうしようもない人生があったからこそいろんな見落としに気づいているってことなんでしょうね。
さて、秋になって天敵のカメムシが元気よく活動してますよね。
多分僕は前世でカメムシに何かされたんだと思うレベルで嫌いなんですが、こないだ「つどいの森」ってとこに遊びに行ったときカメムシ祭りだったんです。
こともあろうにこのカメムシパラダイスがですね、子供に大好評でした。
どうしてもここに行きたいってみんなが言うから...
僕は反対したんです。
でも長女も次女もどうしてもここに行くって言って聞かないんですよ。
特に魚釣りをしたのが楽しくってもう一度やるんだと張り切ってます。
奥さんも張り切ってパン生地を捏ねてます。
もうクーラーボックスの中にお泊りセットまで用意して準備バッチリ!みたいな具合です。
え?
カメムシ祭りの中心で寝るの?無理くね?
つかもう盛岡の朝は5度くらいになるから朝寒くね?
寒さの訴えに関しては幼児もいるのですぐに納得してくれた奥さん。
何やらスマホをポチポチして画面に表示されたのがこちら。
[山善] セラミックファンヒーター 人感センサー搭載 ハイパワー 1200W 最大8畳 省エネ 暖房出力2段階切替 ホワイト DSF-TK12(W) [メーカー保証1年]
- 発売日: 2020/09/30
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暖房。
中止どころか装備充実!ワオ!
そうして圧倒的な民意に屈服してカメムシパラダイスへと歩みを進めることになりました。
セラミックヒーターはキャンプ場だとすごく便利でした
正直僕は生まれも育ちも北東北です。
でもセラミックヒーターなんて基本使ったことがないんです。
なぜなら暖まらない上に電気代も高くて使い勝手が悪いって印象だからです。
なので、正直どういう具合に温まるのか不安だったんですがキャンプ場で借りるキャビンとかテントくらいの広さだと抜群に暖まります。
コレはアリ寄りのアリだ。
寒さを気にしなくてもいいってのは大きすぎるメリットですよね。
凍えて行き場のなくなった時にコレがあればオアシスを作り出すことができます。
コレからの時期は子供を連れて外遊びすると寒さに負けて帰りたい!って騒がれることになりますし、寒さって精神力も奪っていきますよね。
それが解決できるってのはメッチャ助かります。マジでマストアイテムだと感じました。
5月くらいまで使えるしね!
コレがあればワカサギ釣りとかまでできちゃうんじゃないの?
え?やらない?
それはまいったなぁ~
とウキウキしていた僕に絶望の知らせが届いたのは明け方のことです。
目覚めた先にはカメムシ
セラミックヒーターでぬくぬくの夜を過ごしてトレイに起きた僕ですが、うっすらと朝日が差し込む窓に見えたのは五角形のアイツ。
そうカメムシです。
しかも一匹二匹ってレベルじゃない。。。
あったかいこの建物に誘われて大量のカメムシが窓に引っ付いてるんです。
熊が出るより絶望しておしっこしたいのに動け出せずに目だけが覚めていくあの現象に襲われました。
そうやってモゾモゾやってる迷惑なオヤジの横で子供達が目覚めます。
ナイスタイミングだ!と子供とトイレに行って事なきを得ました。
でもですよ?
これだけカメムシが豊富にいるってことはさぞかし山なわけですよ。
僕だってセラミックヒーターを試しにきたわけじゃなくて、紅葉を感じに来たわけです。
なので、霜もおりてだいぶ寒かったんですがカメムシハウスに戻るのもイヤだし子供たちと山を散策することにしました。
散策してると、先日とは別のアスレチックを発見しました。
発見したからにはやるじゃないですか!
なかなか険しみが深いアスレチックでした。
霜で濡れてたってこともあって足元が悪かったんですが、4歳の次女は怖がってまともに登れない感じです。
小学生の長女は楽しそうにキャッキャしてました。
この階段を登ると頂上にはベルが設置されています。
朝の6時半からベルをジャンジャン鳴らして朝の知らせをキャンプ場中に轟かせていました。
ちなみに、このベルから眺めた盛岡市が絶景でした。
僕の持ってるスマホだとこれくらいの写真が限界ですが、写真の中央から上の部分が雲海になってるんです。
その中に街が見えるんでなんとなく幻想的で、山登にハマる人の気持ちが理解できました。
この景色をずっと見てたいんですが、スタスタと子供たちは先に進んでしまいまして後ろ髪をひかれながら僕もこの景色を後にしました。
棒パンのことみんな知らなくて草
散策を追えカメムシハウスに戻る途中でキモイ赤い野草を見つけて、子供達とキモイよねという話をしておりました。
キモイ。カメムシもキモイしこの山はキモイ祭り開催中なようです...
そんな話をしながら焚火を起こし朝食の支度をします。
朝食はもちろん、奥さんが気合と愛情をこめて捏ね上げたパンです。
これを棒に巻き付けて焼いて食べるんです。
食べるんですってか「食べるじゃないですか?当たり前でしょ?」みたいなノリで話してたらこの奇習は青森だけのものらしく、そもそもパン生地を巻きつけて焼くこともないし棒パンだなんて微妙に下ネタチックな食べ物はほかの地域の人は知らないというんです。
え?じゃ他の地域では締めの棒パンとかやらないわけ?
え??
にわかには信じられません。
県民ショーとかでも棒パン取り上げられてないでしょ??
取り上げられてないってことは=メジャーだってことじゃないですか。
その事実が受け入れられなかったのでググりました。
無慈悲に表示される「棒パン 青森」のワード。
この白いのが棒パン。おいしいよ。
棒パンの事実にショックを隠し切れないまま、カメムシハウスに戻るとさらに増えてるカメムシ。
もうね、あまりにいすぎで逆に慣れるわ。
もうそこら中に普通にいるんだもん。
秋の迷彩柄なわけでしょこの茶色いカメムシの色って。
迷彩されてないから。見えてるから。丸見えだから。
これだけいると何ならちょっと愛着湧いてくるレベルです。
一匹持って帰って飼う?ダメか!うちには猫居るなぁ!!なんて言うレベルです。
さすがにそれは盛りました。
カメムシなんていらないですが、ちょっとだけコイツラを克服できたような気がします。
それにしても今回はキモイものが多かったなぁ....