奥さんが何かにチャレンジするようです。全力で応援しようと思います。
読書の秋いかがお過ごしでしょうか?
僕はため込んでいた書物を徐々に消化して5冊以上買ったままになっていた本が残るところ2冊となりました。
うち一冊は「死に至る病」なのでなかなか重い腰が上がりませんが、哲学書なんて気が向いた時にちょっとずつ読み進めるものだと思いますんで気長に進めていきたいと思います。
さて、今読み進めている本はサピエンス全史です。
上はなかなか面白かったんですが、後半の宗教についての話が本題になるにつれ科学的なことを言ってるのか、仮定の話をしているのかよくわからなくなってしまい翻訳本の表現の難しさを感じています。
上下巻に跨って宗教についての話が展開されますが、わりと仏教がベタ褒めされててブッダの偉大さや一神教の脆さを感じることになりました。
ある日、子供を寝かしつけた後に寝室でこの本を読んでたんです。
そしたら奥さんが神妙な面持ちで「人生を変えるチャンスは今なんじゃないかと思ってる」と言い出したんです。
どうしたどうした
新興宗教かなんかにあてられちゃったのか?
今からブッダの教えを説明するからそこに座りなさい。
宗教ってのは自分を戒める存在ですから、何をきっかけにそう感じてもいいんだけど結局金もってこい!みたいな宗教はやめてね。
と伝えると、ちげーよと。
ブッダはそんなこと言ってないですよね。すみませんでした。
そこじゃねーよと。奥さん。
コレから育休を終え会社に戻るにあたり、年齢とキャリアを考えて他にやりたいことはないのかと自問自答する毎日を過ごしていたそうです。
僕もそれくらいの年で人生を考えた時にやっぱり今とは違う道に進みたい!コレが最後だ!って意識が強くて、結局大学に行ったってこともあって気持ちは分かります。
じゃぁ何がやりたいのって話になるわけですよね。
自己啓発は自分でやる派です
僕は自己啓発本が嫌いなんですが、生きていく上で大切なことを伝えようとすると自己啓発本みたいなことをいう事になるんです。
そもそも自己啓発なんて人に言われてやるような事ではないと思ってて。
人に言われて勇気付けられてるうちは、結局尻込みするような困難の前ではその勇気だと立ち向かえないわけです。筋トレしたほうがよほど困難に立ち向かえます。マジで。
とはいえ、嫌いだからといって耳を塞ぎ目を背けるのも違うと思ってて何冊か自己啓発本持ってます。大抵は『誰でもそう思ってんだよハゲ』って事しか書いてませんけどね。
そんな本を取り出して、奥さんとやりたいことについて話をしたんです。
僕としてはやりたいことは早いうちにやったほうがいいと思ってます。
じゃぁいざやろうかと思った時にアレやコレや処理したいことが次から次に思い浮かんでくると思うんです。
仕事はどうしよう、家事は?育児は?お金は?それ以外にも何か起きたらどうしよう!
結論から言えば、その辺を処理してからでは次の行動に移れません。
ほら、自己啓発本にも書いてるでしょ?まずは行動だ!みたいなこと。
先の不安を解消しようとするのは多分ですけど新しいことを始めるのが不安なので言い訳が欲しいだけだと思うんです。
始めたはいいけど続かないって心配もあると思いますが、ダメならやめれば良くない?
引くに引けないお金が動くなら続けるしかなくない?
そもそもです。
やってからあれこれどうしようって考えたほうが楽しいでしょ?
旅行計画だって「行った後のこと」を想像するから楽しいんであって、旅行行く前にお金は?子供たちどうするの?アレもコレも大変!なんていちいち考え始めたら行かない!ってことになるじゃないですか。
僕としては、奥さんが気にしているところがお金と先々のことだったので、概ねこんな感じのことを伝えました。
まず、やろう。スタートは切ろう。それから色々考えよう。
だから、その「上手く生きる方法」みたいな薄っぺらい自己啓発本は捨てて、現実の重みを楽しみましょうよ。
他人の言葉なんかよりも重く響く人生のヒントが得られると思います。
失敗↔修整がスタンダード。むしろ失敗ウェルカム
本田宗一郎の弁ですが『チャレンジしての失敗を恐れるな。何もしないことを恐れろ。』と言ってます。
さすがにあ本田宗一郎が言うとはぇ〜と思いますよね。
コレがうだつ上がらないマンの僕が言ったところで誰にも響かないってんだから世の中よくできてますよ。
奥さんを勇気づけて「将来に関する重要な話」をいよいよ聞きます。
初めはギャンブルで使い込んだ金がバレて離婚かはたまた刺されるかといった雰囲気を感じていたんですが、奥さんから出た言葉は意外なものでした。
妻「学校にいきたい」
僕「おう。行けばいいじゃない。」
妻「いきたい学校はココで通学になる。仕事もその間できない」
僕「おう。いいんじゃない?」
相談っていうのはアレかい?
「ダメだよ!入学金とか家事とか育児とかどうすんの!ダメダメ!」って言って欲しいってのかい?
奥さんは准看護師になるための学校に通いたい、そして将来的には看護師として働きたいって言うんです。
え?めっちゃよくない??
夢を持ってそれに向かって生きていくなんて最高かよ?
素直に頑張って欲しいと思いますし、僕が負担できるところはしたいと感じてます。
僕としては、入学するためにかかるお金はポンとは出てこないけど、奨学金とかいろんな制度を確認してぜひ入学して欲しいと思います。
社会人やりながらの学生の辛さは僕としては痛いほどわかってるので、そこだけ覚悟は必要だよと伝えて入学に向けて情報を収集しています。
別にいいんです。授業についていけないことなんか些細な問題なんですよ。
学校で学んでいくにつれ理解を深めればいいんですし、そもそも一発で全てを理解できる人はいないんですから、授業にはついていけなくて当たり前。
それでいいじゃない。
卒業という目標がぶれなければ何の問題もないんです。
卒業に進むだけでレポートの辛さとか勉強の辛さとかは乗り越えていけると思ってます。
ただ、レポートの辛さは精神的にきますからフォローやケアは僕がしっかり家を守って行くことでしていこうと思います。
最近は僕も全く勉強をしなくなったので子供たちも勉強から少しづつ遠ざかってるなってのを感じてました。
ここで母が泣きながら勉強してる姿を見て色々なものを得てもらえればと思います。