ボディソープに取っ手をつける
片麻痺になると、ボディソープを使う時に支障が出ます。
ユーザーは、ボディブラシ(又はタオル、若しくはヘチマ)を吐出し管(ボディソープの出るパイプ)に当て、ポンプを押すことにより、一定量のボディソープを得ることができます。 (以下、”ボディ”を省略します)
ところが、片麻痺の場合、吐出し管にブラシを当てることができません。
仕方がないので、ブラシを床に置き、ポンプを操作します。
すると、力の入り加減によっては、ブラシの範囲を超えてソープが吐出されてしまいます。
床にこぼれた分は、もちろん無駄になります。
これはよくありません。
この問題を解決するには、ポンプが付いていない容器を使用すればよいのです。
ポンプがなければ、使用者は容器を傾けることにより、必要な量のソープを出すことができます。
これで完璧です。何の問題もありません。
ところが、 販売されているソープには、ポンプがついています。
(少なくとも、私の使っているネットスーパーで取り扱っている商品には、ポンプがついていました。)
ポンプなしのソープは、トラベル用品か2000円以上の高級品、または輸入製品に限られます。
(つまり、詰め替え可能なものはありません。)
なんだコレハ?何時からこんなことになっているんだ?
何時からなのか分かりませんが、少なくとも現在は、こういうことになっています。
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仕方がないので、ソープに取っ手を付け、持ち上げて使えるように改造します。
◯材料
ポリプロピレンの空き容器
キュキュット オレンジの香り 詰替用 超特大サイズ
1380ml の空き容器
ボデイソープ
花王
ビオレu 480ml
470円 (税込 517円) (西友ネットスーパー)
◯工作
ポリプロピレンの容器から、120mm×65mmのシートを切り出します。
大きさは、適当で構いません。
歪みのない、まっすぐなシートが取れればベストですが、多少曲がっていてもOKです。
シートに34mmの穴を開けます。 ここでは、ホールソーを使いましたが、なければカッターを使います。
☆穴の直径はソープのキャップに挟み込めるサイズにします。
(花王のビオレ U の場合、34mmです。)
シートをキャップのネジ部に挟み込みます。
シートをホットボンドで固定します。
下側には付けません。
以上で工作は完了です。
◯使ってみる
浴槽の縁にブラシを乗せます。
ボトルを手に持ち
吐出し管にブラシを当て
ポンプを押すと、ソープが出ました。
◯結論
取っ手が無くても、ソープを出すことは可能です。
しかし、取っ手があった方が、ずっと容易です。手が滑ることもありません。
「重い」と感じるかもしれません。でも、その場合、ソープを一杯までボトルに入れなければいいのです。 (半分までとか)
工作は簡単でした。シートの接着も良好です。
ソープのボトルを手に持ち、使えるようになったので
めでたしめでたし