茨城 酒列磯前神社 | Shotaの日本旅行記 〜日本の素敵〜

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社寺と風景、お受けした御朱印に100名城スタンプを載せています。
この記事を見ていいと思ってくださる方がいるなら嬉しいです!
また、後で見返す事を前提としているのでたびたび前の記事を編集しますが、ご了承をお願い致します。

 ※こちらは2016年7月4日に投稿したものを大幅に手直ししたものです


今回は茨城県ひたちなか市にあり、拝殿の唐破風下にある「リスとブドウ」の彫刻は左甚五郎作とされる歴史ある海の神社、酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)です

 
 
こちらの神社は以前記録した、アニメガールズ&パンツァーの聖地にもなっている大洗磯前神社とは2社で1つとして信仰された兄弟神社です
 
 
その御祭神は少彦名命医薬の神とされ、創建の歴史は西暦856年、大洗で製塩を行っている人がある夜に神磯で光るものを発見、翌日に行ってみると、色が派手で僧侶の姿をした2つの奇妙な石があり、その石が神託にて「我々は大己貴と少彦名で、人々を救うため東の海より戻ってきた」と言われました
 
この事から人々は発見地の大洗に大己貴命を、この酒列には少彦名命を祀って崇めた事が始まりとされます


ちなみに酒列という地名は、この神社周辺の海岸にある岩石郡は南に45度の傾斜で並んでいますが、その一部は北へ逆向きに傾いており、ここから「逆列」と呼ばれ、後に酒の神様を祀るから「酒列」の漢字を当てたそうです


平安時代に記された延喜式神名帳にも記載された名神大社として歴史ある神社ですが、戦国時代には戦乱の影響で荒廃し、社殿も無くなってしまうほどでした
 
しかしこの歴史ある神社を無くしてはならないと再建したのが、水戸藩2代藩主で『水戸黄門』として有名な水戸光圀で、3代藩主徳川綱條の時に施工完了しました
 
この時に元の鎮座地から少し移動しており、元は現在の一の鳥居辺りだったと伝えられているので、旧地は今以上に海に近かったという事になります


冒頭の通り拝殿上部、唐破風にある「リスとブドウ」の彫刻は左甚五郎の作と言われており、その精巧な細工が見られます
 
そして参道の樹叢(じゅそう)(自生した樹木が密生してトンネル状になっているもの)は椿・タブノキ・スダジイからなる広葉樹林で、その貴重性から茨城県指定の天然記念物となっています
 
ここを通るだけで浄化されるような強い自然の力を感じます
 
 
主祭神の少彦名命は恵比寿さまとも言われているので、釣り人からも慕われてる証拠でしょうか、早朝から多くの釣り人がすぐそこの浜辺で釣りをしていました



⚫︎社号標と鳥居


⚫︎参道の樹叢


⚫︎鳥居と社殿

⚫︎狛犬


⚫︎社殿


⚫︎本殿前の狛犬

⚫︎宝くじ祈願の亀

⚫︎水戸斉昭公お腰かけの石

⚫︎酒列鎮霊社

⚫︎御碇

⚫︎鳥居からの朝日

⚫︎海側から見た一の鳥居

再建前は右の石碑辺りに社殿があったと思われます


⚫︎海への道
こちらの狛犬はなかなか味のある顔をしてていいですね( ^ω^ )
 
 
それでは御朱印です
 



◆酒列磯前神社ホームページ◆

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