東京東郷神社

今回は若者が集まる文化発信地としてよく知られた原宿に鎮座する、日本海軍東郷平八郎を祀る神社の東郷神社(とうごうじんじゃ)です

昭和九年五月三十日に日本海軍の元帥東郷平八郎が天寿を全うされてすぐにその功績を讃えるため神社を創建しようという動きが起こり、海軍省へ全国から要望と献金が送られると、海軍大臣が東郷元帥記念会を設立して寄せられた献金にて神社を創建することを決め、昭和十五年に完成して御鎮座祭が行われた事で創祀した神社です

なので御祭神はもちろん東郷平八郎です

東郷平八郎は日露戦争で当時世界屈指の戦力を誇ったロシア帝国バルチック艦隊を破り、世界からも「アドミラル・トーゴー」と呼ばれて日本のみならず世界的にその名が知られた人物で、ロシアの圧政に苦しめられた国からも英雄として讃えられました

また、二次大戦後にアメリカのGHQが日本の軍事モニュメントを撤去したが、アメリカ海軍は東郷に関するものは手を触れないよう指示を出したそうですが、現在横須賀の三笠公園にある戦艦「三笠」も金属類や部品などは取り外され荒れ果ててしまい、アメリカ海軍元帥のチェスター・W・ニミッツがその姿を見て三笠の荒廃を憂い、復興と保存に協力するほどで、アメリカ軍人にも東郷は尊敬されました

神社の社殿は東京大空襲にて焼失していますが、戦後復興、昭和三十九年に完成しています

近年の事件としては平成元年の1989年に新左翼の一派がこの東郷神社で爆破テロを起こしています

東郷神社は竹下通りから入ることもできるので外国の方も結構こちらへ来ますね

クレープ屋のわき道から入れます

⚫︎社号標