大賞飴は由緒ある北海道の味!販売時期や味について

栄養士の食べたもの


こちらの飴をご存知でしょうか?
「大賞飴」というお菓子です。(大嘗飴と書くこともありますが、検索されないと思ったので大賞飴で統一しています。) パッケージから歴史を感じてしまいますが、偶然立ち寄った駄菓子屋さんで見つけたので詳しく調べてみました。

大賞飴はいつから存在するのか?

大賞飴の製造が開始されたのは、大正4年からとされています。 なんだか名前と関係ありそうですね。 実は、大賞飴は天皇即位後に行われた大嘗祭にちなんで製造が開始されたそうです。 大嘗祭は、天皇の即位後に行われる慣しで、皇室行事であります。 大正時代だけではなく、平成や令和でも行われている伝統的な行事です。 飴は「たいしょうあめ」と命名されていますが、大嘗祭は「だいじょうさい」と読むので混同しないようにご注意を。
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大賞飴はどこで作っているの?

大賞飴は、北海道の夕張郡栗山町にある谷田製菓という会社が作っています。 大正2年創業という歴史のある会社です。 実はこの会社、ある有名なお菓子も作っているのには驚きました。 北海道中心に売られているようですが、見たことがある人も多いのではないでしょうか。 そのお菓子とは、「日本一きびだんご」です。
北海道夕張郡栗山町の製菓店で製造されている道民のソウルフード
この日本一きびだんごは、北海道開拓、関東大震災の復興を願いを背景として作られたものです。 正式名称は「起備団合」という愛称として、北海道を中心として広く親しまれていきました。

大賞飴はどんな味?美味しいの?

大賞飴は11〜2月の冬季限定と聞いていたのですが、運良く3月に買うことができたので味の感想を書き留めておきたいと思います。

1. はじめは粉っぽい

はじめのひと口を食べた感想は、「なんか粉っぽい」 舐めていればだんだんとその感じは薄れていきますが、現代の飴と比べると素朴な味わいでした。

2.ゴマってこんなに美味しいんだ

大賞飴には黒ゴマが入っています。 シンプルな味の中にゴマの香ばしい風味が加わると、味が引き立ちとても美味しく感じられるのです。 黒ゴマの良さをこんなに引き出してくれるお菓子って他にはないかもしれません。

3.とにかく堅い…

大賞飴は大きな板状となっていますが、手でパリパリと割ることができます。(結構な力を要しますが…) 「噛んではいけない」との噂を聞いたので、なるべく噛まないようにしましたが、舐めているとどんどん柔らかくなりました。 ただ、柔らかくなったと感じるまでは結構粉の味が強かったです。

まとめ

大賞飴を見かけたのは初めてだったのですが、歴史のあるお菓子だったということで、経験として買ってみてよかったなと思っています。 あのきびだんごと同じ製菓店が作っているということもわかりましたし、勉強になりました。 もしどこかのお店で大賞飴を見つけたら、ぜひお試しください。

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