就学援助制度は申請してみると意外と簡単。支給日や入学準備についても解説します。

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生活の苦しい子育て世帯にとってありがたい、就学援助制度。

この就学援助制度について、今までは私もそんなに理解がなくて恥ずかしいものなんて思っていたのですが、今回申込するにあたっていろいろと調べてみましたので紹介します。

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就学援助制度ってどういうもの?

就学援助制度(地域によっては「就学援助費」「就学援助事業」などと言われることもあります。)は、家庭の事情で経済的に学校に通うためにかかる費用を充分に用意することができない保護者のために、自治体から援助してもらう制度のことです。

この制度はシングルマザーやひとり親家庭に限定されたものではなく、転職や求職中で世帯の収入が半減したときや、家族の重い病気で医療費がかなりかかってしまったときなども対象となります。

とはいえ、学校からの修学援助制度の用紙をもらうと「生活保護を受けている方」との項目もあり、なかなか審査してもらえないのではないか、という心配も出てくると思います。

生活保護については、この就学援助制度のような他の公的制度も受けることができないという場合の最後の砦となり、住宅扶助や医療扶助など、目的に応じて支給されているようです。

経済的に費用を支払うことが難しい場合はいろいろな状況があります。主な対象となる世帯についてまとめてみました。

主な就学援助制度の対象となる人について

それぞれの自治体により受けられる対象が違ってくる場合がありますが、基本的には以下の方が対象となっています。

  • 生活保護を受けている方
  • 生活保護の停止、または廃止された方
  • 住民税が非課税となっている、または減免となっている方
  • 個人事業税が減免されている方
  • 国民年金、国民健康保険の保険料が減免されている方
  • 児童扶養手当を受給している方
  • 寡婦控除のみなし適用となっている方
  • 世帯の総所得が基準未満となっている方

これらを見てみると、まずはその世帯の総所得を確認するようです。

実際に申請書を見てみると理由を書くところなどもあるのですが、先ほど紹介した転職中や転職したばかりで収入が減ったというときや、医療費が多くかかったという理由でも所得の記録を最優先で確認するそうなので申請してみる価値はありそうですね。

シングルマザーで児童扶養手当を支給してもらっているのであれば、証書のコピーが必要となります。

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就学援助制度は小中学生の子供が対象

この制度は義務教育である、小中学校の子どもを対象とした制度となります。

申込のしかたは、毎年2月~3月になると学校からお知らせが来ます。

申請する場合はその締め切り時期に合わせて学校に連絡し、申請書類をもらい、学校を通して申請することになります。

なので、子どもを通して書類を受け渡しするということになります。

この時期を過ぎても申請をすることは可能なので、転校したばあいは直接学校に問い合わせてみるのもいいかもしれません。

就学援助で支払われる額について

支給の対象となるものは、学校に必要な以下の費用となります。

学用品・郊外活動費・給食費・修学旅行費・学級費など

また、小学校や中学校の入学の時には、「入学準備金」として大体5万円前後が支給されます。

この「入学準備金」は自治体によって差があります。

就学援助の支給日はいつ?

この就学援助の支給日も地域によって差がありますが、ほとんどの地域で7月、12月、3月の3回になります。

なので、毎月の給食費などの月謝はいったんこちらで支払わなくてはならないということになりますね。

また、入学準備金については、3月中旬ごろに支給されます。

入学準備金については2月ごろに早めに申し込みが必要となります。しかし、小学校や中学校の準備に必要な制服やカバンを購入するときにちょうど支払われるということではないので、こちらもあらかじめまとまったお金を用意したほうが良さそうです。

就学援助制度は恥ずかしい?秘密は守られる?

さて、この就学援助制度はシングルマザーだけでなく、いろいろな事情で所得が低くなった人に対しても申請できるものなので、夫婦間でもこの制度についてイメージの違いが出てくることもあります。

旦那さんの転職のため一時的に収入が減る時でも申請することができるのですから、大人でも他の人から見ると恥ずかしいのではないかと感じる人もいらっしゃるようです。

自分の事情のために制度を利用することとなってしまうのなら、確かに抵抗感はありますよね?

それに申請するときは大抵は子どものクラスの担任の先生から書類を子どもを通してやり取りするので、(といってもこの時は書類を封筒に入れて渡されますが)受け取る子どもとそうでない子どもが出てくるわけですよね。

その時に子どもたちの中で、「あの子だけなんで書類を渡されるのかな?」と感じることもあります。

しかし考えてみると、この先生から個別に直接保護者あての封筒が渡されるシチュエーションって、なにも就学援助の時だけではないはずです。

子どもの視力検査や聴力検査など健康の面で再度病院や診療所で検査を受けるときや、PTA役員の連絡のためのお知らせなど、封筒に入れられた書類を渡すことは何度もありますので、きちんと秘密は守られていると思いますよ。

まとめ

児童扶養手当を受けている方ならすぐに審査が通るようですが、理由によっては、審査が通るまでに3か月程度かかることもあるそうです。

しかし、どうしても学用品や学校に必要な費用に困っているなら、一度学校に相談してみるのもいいかもしれません。

 

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