家族のことだったり
風邪をひいて高熱が出たり(一日で下がったからコロナではありません)
年度末で仕事が忙しかったり

2月末に平標山へ登ったあと、、
ずいぶんと時間が経ちました


いろいろな事が落ち着いてはいないのだけど、
前々から予定していた連休に最後?の雪山を求めて、
日本有数の豪雪地帯である、福島県檜枝岐村の会津駒ヶ岳に登ってきました

1年に一度か二度くらいは、日帰りや車中泊だけでなく、ゆっくりしたいので、
檜枝岐村の温泉旅館に泊まります♪

三連休の初日は混むだろうと、金曜は昼ご飯を食べてからゆっくり出発
それでも環八と関越の岩槻までは混雑が残ってノロノロ

西那須野塩原でインターを降り、下道で田島近くまで来ると雪が降ってきました
きっと山では一晩降って新雪を歩けるでしょう
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この日は南会津の道の駅きらら289でお風呂に入って夕ご飯
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ソースかつ丼も煮込みかつ丼も、柔らかい厚切り肉で美味しかったです♪
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閉館までゆっくり過ごし、檜枝岐村の道の駅に移動して車中泊としました


檜枝岐村に来るのは何年ぶりかな?
村に入る手前で、まるで歓楽街のような煌びやかなゲートを通ったけど、
少々過度な演出なんじゃないの、、、らしくないっす(v_v)
この道の駅も最近建てられたのでしょうね(インバウンド効果?)

車中泊は6台くらい
翌朝4時30分に起きて準備をしていると数台車が来たけど、
登山口近くのテニスコート脇の駐車場には3番目に停めることができました
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昨夜の湿った雪の溶解で、アスファルトはバリッバリ、、、

6時10分、駐車場からすぐの県道脇から登山開始
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5〜10cmほど積もったようです
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遠回りの車道を横切る近道を登り
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7時、夏シーズンの駐車場に到着
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ここからが本チャンです
アイゼンを付けて滝沢登山口の階段を再スタート
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雪はついてるけど昨晩の新雪で、夏道が見えたり見えなかったり、、
下山時には、雪どこいったの〜状態の夏道でした
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自分たちの前には、BCスキーヤー1名(←らしい)と、スノーシューのご夫婦2名
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途中単独の男性1名に抜かれたけど、トレースをありがたく使わせてもらいました
新雪にトップで入るのには、へなちょこ夫婦では辛すぎます、、、(>_<)ゞ
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ノロノロカメさん走法で息を整えながら乗っていき
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樹林帯の急登を抜け斜度が緩くなったところが1350m付近
ヘリポート跡はこのへんでしょうかね
2時間ほど登ったので中休止しましょう!
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アイゼンだけでいけるかなと思って、進んでみたけど、、
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1時間歩いた1650m付近(水場)まででギブアップ
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標高が上がって来ると雪も多くなり、トレースがあってもパワーロスしちゃうので、
ワカンを装着します
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ん? あなたさんは何処のどなた様でしょうか?
顔が日に焼けるぅ〜ってんで、田吾作スタイルの首巻きをフェイスマスクにした訳ですが、
どー見ても空き巣にしか見えないのはワタシだけ?
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本人は、「くノ一」と宣ってますが、、如何に・・・(^0^;)

ワカンを付けている最中に、後発のBCや登山者に追いつかれ、抜き去られ、、、
いいもんね、気にしない気にしない
燧ヶ岳が見えてきましたよぉ♪
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樹林帯を抜けた辺りが1900mを越えて
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山頂が見えました!
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しばらく進むと燧ヶ岳と至仏山の展望が良くなって一休み
スノーモンスターも皆無で全体的に雪が少ないのだろうけど、流石豪雪地帯です
昨晩の降雪がサラッサラで気持ちいい(^。^)
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雲が多めの空でも、この景色には心も弾みます♪
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山頂まであと少し、、、
、、、でも、正月の硫黄岳以来、三ヶ月も山に登っていない のんのん君
体力消耗が激しく駒の小屋まででいいと愚図りだす(-_^:)
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駒の小屋でも山頂でも、たいして距離は変わらないので、
励まし、なだめすかし、、ゆ〜っくり、ゆ〜っくりと歩を進めます

途中で肩の小屋を過ぎれば
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山頂まで秒読み開始!
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ザックを途中の木の脇にデポしてラストスパート!
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12時ちょうど 会津駒ヶ岳 2133m 登頂!!!
山頂の標柱は雪の下に隠れていました
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雲が多めだけど、それほど風は強くない山頂
たくさんの人に追い抜かれても、よく頑張りました。
真っ白な駒ヶ岳山頂と尾瀬の燧と至仏、
そして少しだけ覗いている青空がご褒美です
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尾瀬方面 燧ヶ岳と至仏山
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パノラマ写真
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中門岳方面
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10分ほど山頂を堪能して下山
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駒の小屋に寄ろうかとおもったけど、のんのん君の体力温存のためスルー
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風を除けるため樹林帯の中で昼ご飯にしました
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気温は5℃くらいで
それほど寒くはないので、ラベルが新しくなったアルフリいっちゃいます!
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お腹が満たされ重い腰を上げる頃には雲が千切れてきました♪
青空頑張れ!!
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青空を覆ってしまいそうな雲は太陽の座布団
柔らかくて優しい光の下の雪面歩きは、、、
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小躍りしながら鼻歌もでてしまいます

ホイップクリームのような雪面と綿アメのみたいな雲の極楽空間♪
BCスキーヤー&ボーダーの歓喜も聞こえてきましたよ
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陽が傾いてきて光り出す燧ヶ岳と至仏山
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降りは楽ちんだねぇ〜なんて言っていると・・・
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実は、いっぱいいっぱいの のんのん君
ぜんぜんペースが上がりません、、登りで体力をほぼ使い果たしたようです
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そんなときはこれでしょ
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シリセード発動!
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見方によっては滑落だな、こりゃ、、、(-_-;)
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2、30mの距離を数本ぽっちだけど、気晴らしにもなるし効果ありでしょうきっと


14時30分 ヘリポート跡に到着
途中で抜いていった方達は登山口ではない右方向へとルートを変えていきました
BCの人達がとる沢沿いのルートらしいですが、自分達は来た道を戻ります
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薮薮帯をシリセードで抜けて、、、
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え?シリセードじゃない!?ほんとの滑落ですか、、、
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緩斜面で3mほどで止まったので一安心(-。-;)
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朝積もっていた雪はすっかり溶けてしまい
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15時20分 滝沢登山口に到着
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近道を通って
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15時50分 駐車場に戻ってきました
予定よりちょっと早めの10時間以内、のんのん君頑張りましたぁ
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頑張ったご褒美第二弾!
お宿にチェックインします♪
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檜枝岐歌舞伎舞台の真ん前にある、創業が明治25年という歴史ある旅館
建物は古いけど、館内よく手入れされていて清潔感いっぱいな和づくりの宿
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純和風の部屋で一休みしたら、、、
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地下に降りて温泉♪
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総檜造りで湯船は古代檜風呂
アルカリ性単純温泉はちょうど良い湯加減で、檜の香りが漂って、、、
ん〜至福の時間♥️
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汗を流した後は、お食事タイ〜ム
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風呂上がりでビールはいただいたので、、、
会津酒蔵の純米吟醸を注文
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お品書きはですね、、、
「山人(やもーど)料理」
檜枝岐で採れる地の食材を使っています
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自然の舞茸や山ウド、ヤマメの刺身などなど、、♪
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ヤマメの塩焼きはふんわりほっくり
手前の茶色の品の名前は忘れちゃったけど、、
ちょっと酸っぱくなった古漬を蕎麦粉と酒粕と混ぜて焼いた逸品(*^^)v
これが日本酒と合うんです!♪
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曲げわっぱで出された汁物は、蕎麦粉で練ったすいとん風
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本日採ってきた蕗の薹の天麩羅はメニューにないサプライズ
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そしてそして、これを食べなきゃ檜枝岐にきた意味がありません
蕎麦粉十割の「裁ち蕎麦」
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蕎麦粉ともち米粉を練って茹でてエゴマをまぶしたお菓子のような
「はっとう」
昔々、あまりにも美味しくて、村民が殿様から食べることを御法度とされたことから
つけられたそうです
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「はっとう」で〆めかと思いきや、、
只見の銀シャリと味噌汁でお開きとなりました
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満腹満足であ〜る
あとはフカフカの布団で寝るの〜み!!!
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静かな夜は更けていき、、、翌朝
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朝風呂に入ったら朝ご飯を食べて
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檜枝岐歌舞伎の舞台を見学
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2000人が座れる石積みの観客席
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観客席から見下ろす舞台
一度、観てみたいですね、、盛り上がるんだろうな
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こんな風に、、、?(^_^;)
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檜枝岐を後にし宇都宮まで下道で移動
何故に宇都宮?
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いわずもがな、、、昼ご飯に餃子を食べるためです
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じゃじゃ〜ん!!!
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ニンニクが効いた定番の餃子に
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溶き卵の餡とからめた「まったり餃子」
美味しゅういただきました♪
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14時前に高速に乗ってからは、渋滞に巻き込まれるなく16時頃帰宅
今年雪山シーズン最後?となるかもしれない会津駒ヶ岳の旅を終えました


おまけ

頑張ったご褒美第三弾
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檜枝岐の「曲げわっぱ」を手に入れました
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宿の汁物の器で使われていた品物がとっても気に入って、どこで買えるか聞いてみたんです
冬に作って夏に売るそうで、季節柄品物はどこも売れ残りか置いてないかもとのこと
宿の向かいの井桁屋商店で聞いてみたら?

ということで、翌朝舞台を見る前に寄ってみましたが欲しい品物は皆無
でも、おばさんが生産者に声をかけていてくれて、紹介してくれることになったんです
「どこですか?」と聞けば、、、お隣さん
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訪ねると、この方一人しかもう作っていないという「星さん」が家の中に招き入れてくれて、
紙袋から数えられるほどの残っている品物を見せてくれました
その中に、お目当ての品物があって即決購入となったわけです

生産者からの直買い
領収書も何もありません

生産数も安定せず
あと何年作っていけるかの保証もない希少品

とっても良い品物を手に入れたということだけでなく、
作られている方と直接お話しができたことが、
何よりのご褒美となりました

大切に使っていきたいですね(^_-)



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今回の山行記録
●山行日  2020年3月21日(土)
●山域   東北福島
●メンバー 2名
●行動時間 9時間40分(休憩2時間)
●ルート  11km
駐車場(6:15)〜滝沢登山口(6:55)(7:05)〜1350mヘリポート跡(7:50)(8:00)
〜1650m付近 水場(9:00)(9:25)〜1900m付近(11:00)(11:10)〜会津駒ヶ岳山頂
(12:00)(12:10)〜1900m付近(12:25)(13:00)〜1350mヘリポート跡(14:30)
(14:40)〜滝沢登山口(15:20)〜駐車場(15:50)
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