続々々・ラジコン界の窮状を救うべくたなかが勝手に立ち上がってみた
親御さんが子供を心配するあまり、比較的に安全なトイラジコン止まりになってしまい、ホビーラジコンが普及しない一因になっているのではないかと疑ってかかります。
ご訪問ありがとうございます。
子供がラジコンを扱う上で危険な点を以下の3つに分けて述べていきたいと思います。
- ラジコンを制作する際に子供が工具類で怪我をしてしまう危険性。
- ラジコンが誤作動を起こしてしまい子供自身や通行人に怪我をさせてしまう危険性。
- 子供がラジコンで使われているバッテリーの取扱を誤り発火させてしまう危険性。
ここに書き出した事柄は子供だけではなく大人にも当てはまります。
このような事を書くと怖がらせてしまいますが、ラジコンカーで遊ぶ上でこのような危険性を内包していることは事実なのです。
それでは、そうならないためにはどうすればいいのかを考えていきましょう。
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ラジコンを制作する際に子供が工具類で怪我をしてしまう危険性。
ラジコンカーを作る際に子供が怪我をしないようにするにはまず怪我をしましょう。
こんな事を言うと語弊がありますが、なんとなく言いたいことはおわかりいただけるかと思います。わかるわけねーだろ!という声が聞こえてくるようです。
たなかの考え方は至ってシンプルで怪我をすれば誰でも痛いわけで、同じ痛い思いをしないようにするためにはどうすればよいのか考えると思います。
これは子供も一緒で痛い思いをすれば2度と怪我をしないように考えるでしょう。
この自分で考えるということが大事で、怪我をした際に学んだことは後々まで経験として残っていくのではないでしょうか。たなかはそう思います。
もちろん親御さんの心配する気持ちもわかりますし、中には取り返しのつかない怪我を引き起こす工具もあるので分けて書いていこうと思います。
比較的安全な工具。
- ハサミ
- ニッパー
- リーマー
- ラジオペンチ
- カッター
- デザインナイフ
- 瞬間接着剤
刃物類はよっぽど深く切らない限り傷は残らないかと思います。ただし、デザインナイフは刃がド鋭いので力いっぱいいくと、かなり深い傷を負うことになるような気がします。たなかはまだ切ったことがありませんので切ったらご報告します。
ラジオペンチは挟んでもちょっと血豆出来るだけなので全く問題ありません。
瞬間接着剤は指についてしまうとカピカピになりますが、放っておけば数日で取れるのでご安心ください。
ただし、これはラジコン制作以外にも言えることですが目だけにはご注意ください。当然ですが失明してしまったら取り返しがつきません。
取り返しがつかない工具。
- はんだごて
これはほぼ間違いなく火傷の痕が残るので取り扱いには注意が必要です。
男の子なら手指に傷が残っても問題ありませんが、女の子だと傷の場所によっては目立ってしまい悲しい思いをしてしまう恐れがあります。
それに子供の怪我ならまだしも、はんだごては非常に高温を帯びる工具なので下手をしたら火災の原因になってしまうかも知れません。
ラジコンのはんだ作業に関しては子供には任せず親御さんがなさったほうが無難だと思います。
ラジコンが誤作動を起こしてしまい子供自身や通行人に怪我をさせてしまう危険性。
誤作動に関してはそれほど危険があるとは言えないのではないでしょうか。
一昔前までの電波は27MHz帯(一般用)、40MHz帯(ガチ勢)の2波が使われていましたが、この27MHz帯は同じ周波数帯の電波が飛んでいると混信してしまい、いわゆるノーコン(ノー・コントロール)に陥っていました。
時代は進み無線LANなどでもおなじみの2.4GHzの電波帯域を使ったプロポが登場しました。
このプロポはペアリングという初期設定をしてしまえば自動的に空きチャンネルを割り当ててくれる優れもので、混信による誤作動の危険性は限りなく低いと言えます。
しかし、メカ側の技術が優れていても扱うのは人間です。
例えば子供がラジコンカーの操作をしていて、スピードを緩めようと思ったのにスロットルトリガーを引いてしまい人にぶつけてしまった。
他にも子供だけで整備をおこなってバッテリーを繋げたまま作業をしていたら誤作動を起こし肘の皮がめくれてしまった。など様々な人的要因による怪我、事故が考えられます。
このような事故を引き起こさないようにラジコンの危険性について子供を教育する役目を担うのは、親御さん以外にいらっしゃらないのではないでしょうか。
子供がラジコンで使われているバッテリーの取扱を誤り発火させてしまう危険性。
はっきり言っておきますがバッテリーは取り扱いを誤れば発火・炎上します。これは誇張ではなく事実でありネット上でも炎上動画などが数多く存在しています。
中にはふざけて作ったようなものもありますが、そういう動画は気にしないでください。
子供だけでラジコンを走らせるのならばニッカドバッテリーを使うべきだと思います。理由は比較的に安全で取り扱いもそれほど気を使う点もないので子供が使用するのなら、スピードよりも安全をとってニッカドバッテリーから始めることをおすすめします。
ニッケル水素バッテリーは管理が大変なので、管理を子供に任せずに親御さんが行うのならば選択肢に入れてもよいのではないかと思います。
金銭的に余裕があるのでしたらリチウムフェライトバッテリーがおすすめです。
悪名高きリチウムポリマーバッテリーのイメージが発火・炎上ではないでしょうか。
たなかは一度も発火をさせていないので取り扱いを誤らなければ安全であるといいたいのですが、ネット上では注意点を守っていたにもかかわらず発火はしなくてもバッテリーが膨らんでしまった画像を見たことがあるので、何がきっかけでバッテリーの破損につながってしまうのかがよくわかりません。
結論としては子供にLIPOバッテリーを扱わせないでください。
もしどうしてもLIPOバッテリーが購入したいのでしたらバッテリー管理は親御さんが行い子供には任せないようにしましょう。
子供は大人の予想外のことをやりかねないので注意を怠らないようにお気をつけください。
LIPOバッテリーだけが悪者のように書いてきましたが、他のバッテリーも同じような危険をはらんでいます。
それに普通の乾電池でも液漏れをすればその液体は有害物質なのですから、電池は基本的には人体には悪影響を及ぼすものということだけはお心に留めておいてください。
子供がラジコンを扱う際の危険性のまとめ
工具類で怪我をしても大したことはないと思いますが、もし走行中に誤作動させてしまうと通行人にぶつけて怪我をさせてしまうことも考えられます。
怪我だけで済めばまだ良い方で高齢者などはバランスを崩しやすく、もし転倒するようなことがあれば打ち所が悪ければ最悪の状況を招きかねないので、親御さんが子供へラジコンの危険性を徹底的に教えるようにしましょう。
バッテリーについては基本的に親御さんが管理をするようにしてください。
最後に
本企画では問題点をズバッと解決して読者様に喜んでいただけるような記事にしたかったのですが、思惑通りにいかず随分とネガティブな記事になってしまいました。
しかし、このラジコン界には希望もあります。
それは漫画媒体の復活です。
3,40年前にラジコン人気の代名詞ともなっていた伝説的ラジコン漫画ラジコンボーイが、当時ラジコンを持っている子供たち、持っていなくても興味津々の子たちのバイブルとなっていました。
たなかはお金がなかったので友だちに見せてもらっていましたが、見ているだけで操縦している自分を想像してワクテカしたものです。
それから月日は流れ、ラジコンが漫画化されていたなんて想像すら出来ない時代になってしまいました。
ラジコンなんて終コンだと囁かれるこんな時代に現れた救世主こそ「40歳からラジコンできるかな?」の作者である阿部秀司先生なのです。
阿部先生といえば大ヒット作品を世に出した有名漫画家。そんな方がラジコン漫画を書いてくださっているのですから、ラジコン人気の復活なんてたやすく成し遂げられるのではないかと期待してしまいます。
漫画の内容も難しいラジコン用語も出てきませんし、阿部先生の実体験に基づいたお話なのでラジコンに興味のない方でも楽しく読み進めることが出来ると思います。
ラジコン界を救ってくれるであろうこの作品を、これからも楽しく拝読させていただきます。
最後に一言、断言しようラジコンはとてつもなく面白い!
このラジコン界の窮状企画が5回も続くことになるとは思いもしませんでした。
非常に長くなってしまいましたが素人同然のたなかでも現在のラジコン界に危機感を持ち、なにか出来ないかと考えこのような企画を立ち上げたというわけなので何卒ご容赦願います。
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