「慣れ」の重要性と便利な時代と引き替えに失うモノ
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
2月11日は建国記念日。
いわゆる祝日。
古い言葉だと旗日とでも言うだろうか。
ここ数日予定がびっしり詰まっていた僕も、久しぶりにフリーな休日を迎えることができた。
僕の場合、
「予定が詰まる=アルコールを摂取する」
といったカタチになってしまう。
おかげで最近はブログの更新もできず、自分の身の回りの事もできず、仕事も溜まっていく一方だった。
毎週末、何の予定もなく、ウチにいるばかりでは飽きてしまうのだろうか。
若い頃はそうだったかもしれないが、ここ最近はそんな感情も怪しくなってきている。
今では外に出るの少し億劫になっている自分がいるではないか。
前回「老い」について書かせていただいたが、これも「老い」の1つだろう。
「外に出るのが面倒になる」
とでもいったところか。
通信販売が当たり前になっているこの世の中も、引きこもり人口を加速させている1つの要因ではないだろうか。
必要なモノがあればパソコンやスマホから購入ができる。
スマホ等の契約変更も同様。
実際に僕は今日スマホのプラン変更を試みてドコモショップに行こうとしたが、出るのが面倒になってスマホから申し込みを行った。
わざわざ外に出なくても大体の事は完結してしまうではないか。
そりゃ外に出るのが手間に感じるようになるだろう。
外に出るのが億劫になると1人でいる事に慣れ、今度は外に出るどころか人と会う事さえ面倒になる。
これは悪循環ではないだろうか。
そして、外出しなくても完了するといった便利さと引き換えに、失っていくモノもあるだろう。
1.コミュニケーション能力。
日本人は特に気にする空気を読む力とでも言わせていただこうか。
人と話をする時の間合いや空気感に対して疎くなってしまうだろう。
持って生まれたセンスも大いにあるとは思うが、日常の生活からもかなり影響してくると思われる。
【余談】
僕は接客業をしていた事もあるが、会話が苦手という不思議なステータスを持っている。
2.体力
人間新しい事、普段行わない事をすると疲れるだろう。
僕は新卒から2回仕事を変えている。
新しい仕事を始めた時は大した事をしてもいないのにやたらヘロヘロになった記憶がある。
訓練していない人間がいきなり何かスポーツ大会に出場するようなもの。
日頃人と会わないと久しぶりに会った時はそれは疲れるはずだ。
これが老化と共に加速していくのは想像しただけで怖い。
3.注意喚起能力
自宅にいると基本は自分の周りを動く人やモノはない。
外に出ると通行人、車、自転車等々動くモノだらけ。
これもまた日頃気にせず生活していると、周囲を気にする事ができなくなるだろう。
更に、スマホがこれだけ普及している世の中。
電車に乗ると半分以上はスマホの画面を見ているではないだろうか。
スマホの画面なんて縦20cm、横10cmぐらいだろうか。
その小さな画面ばかり見ていると人間の視野も自ずと小さくなっていくだろう。
4.協調性
コミュニケーション能力と少し似ているこちらの項目。
日頃から1人で何かを行うことが多い場合、慣れていない人に合わせるといった行動は疲れるだろう。
え?
何で?
合わせるだけでしょ?
そう思う人もたくさんいるとは思うが、それがまた難しい。
僕は元々好き嫌いが激しく、合わせるのが苦手な人間なので共感できる。
無理に合わせる事に対してかなり無理をするので、自分にかなりの負荷がかかる。
簡単そうで人によってはかなり難しい事だろう。
他にもいくつか頭に思い浮かぶが、少し疲れてきたのでこの辺りにさせていただく。
これもまた、3日間ブログを書かなかった僕の結果だろうか。
毎日書いていると案外慣れからそんなに疲労感もなくサクサク書けるが、休むとキーボードを打つ事、文章を考える事も疲れやすくなる。
それはそうとして。
外出し、人と接触しなくてもクリック1つで服から食糧から購入できる今の世の中。
わからない事があればネットを使って簡単に調べることができ、わざわざ人に聞く必要もないこの時代。
それでもやはり人間1人では生きていけないだろう。
こんな僕のようなクズ野郎でも今現在付き合っていただいている方々には本当に感謝しないといけないと思った自由な祝日だった。
そう言いながらも人の好き嫌いが激しいこの性格。
我ながらワガママなヤツでイヤになる。