兵庫県の神戸垂水にある五色塚古墳(千壷古墳)ってご存知ですか?
当時の古墳の姿が再現された古墳で、古墳巡りをするなら是非見ておきたい古墳です。
この五色塚古墳の規模は、全長:194mの前方部の幅:81mで、前回ご紹介した、応神天皇陵古墳の半分よりまだ小さいくらいのサイズなんですけど、古墳としては大型の部類になります。
てか、写真で伝わるかどうか解かりませんが、実際、観るとすごい迫力です。
例えるなら、昔、学校で、体育の時間に50メートル走って何秒で走れるか?って測られた事があるじゃないですか、あれの約四倍の長さの運動場があって、そこに4階立て以上の校舎の高さでモリモリ土が盛られている大きさです。
本当に大きいです。
そこに、この五色塚古墳と同じく、当時の古墳は石を積んだり、埴輪をずらーっと並べ敷き詰めたりしていたわけです。
それが、今から1500年とか1700年以上前とかのトラックやシャベルカーやらユンボという重機も何もない時代にしていた訳ですから、すごすぎませんか?
古墳というと、今でこそ大きな木が生い茂り森や林みたいになっていますが、そりゃ1500年も経てばこういう原型は残りませんわな。
これと同じような事を、倍以上のスケールがある日本一大きな仁徳天皇陵古墳や第二位の大きさの応神天皇陵古墳は、していたわけですからすごすぎです。
古墳とか埴輪の時代と聞くと、葉っぱで股間を隠して石や木の棒で動物を倒して狩りでもしていたのかな?っと勝手なイメージを持っていたのですが、生活や文化レベルはそんなものじゃなく、こういうのを造ってしまうレベルだったわけです。
因みに、こういう古墳を作った目的って何かご存知ですか?
いろいろ、説がありますが、一つは、田畑を作るために整地をした時に出る不要になる土を有効利用する為に古墳に活用したとか、はたまた、朝鮮や中国大陸からくる海外の人に文化水準の高さや威厳を見せるためとか様々いわれています。
そりゃ、百舌鳥・古市古墳群みたいに、何もない平野にドーンっとこういう規模のものが、そびえたっていたら、そりゃ驚きますわな。
てか、あまり五色塚古墳について詳しい事を書いていませんが、別途、僕が趣味で書いている こちらのサイト>>に五色塚古墳のレポートをまとめてみましたので、ご興味のある人は是非ご覧下さい。
それでは、今回は以上でーす。