大聖歓喜天ってご存知ですか？
この神様、西の方を中心に広がっている神様で関東では東京と一部地域くらいで、あまり知らない人が多いかもですね。
今回は、この大聖歓喜天さんの日本初出現霊場と言われている箕面の滝に行く途中にある箕面山聖天宮 西江寺さんに行ってきました。
大黒天さんをお奉りしているお寺としても有名なお寺です。
一般的に、この大聖歓喜天さんというのは、現世利益の神様で子孫７代分の福を授けていただける（あらゆる人の心を見抜き、財を求める者には財を、悲しまれている者には喜びを、病の者には健康を、現世のありとあらゆる願いを聞きとどけて下さる天尊さま）といわれるくらい強い祈願成就な神様と言われています。
ただその反面、無作法や約束を守らない人に対しては、祟り神にもなり、子孫七代をたたるともいわれたり、また、人を選ぶ神様とも言われていて、非道な人間には縁を結ばないし、勤行を一生怠ってはいけないともいわています。
そんなに有名なのに、なぜ全国的に広がっていない？という疑問が出てくるかと思いますが、この大聖歓喜天を強くご信仰されていた有名な武家としては、実は、あの徳川家があり、関西では既にあるていど広まっていたけど、強いご利益だから、まだあまり広まっていなかった関東地域では、あえて広めないようにしたのでは？とも言われています。
このあたりは、俗説や噂話なので、どこまで本当の話かは判りません。
ただ、大聖歓喜天さまをお奉りされているところで有名な場所に、生駒聖天さんがありますが、そこでは注意書きとして、断ち物の願掛けはしないようにと書かれています。
断ち物の願掛けとは、例えば、たばこを辞める、ギャンブルをやめるから、はたまた大好物の○○を辞めるからという、何かをやめるという約束をして、願いを叶えてくだささいという願い方をすることです。
「断ち物」を伴った祈祷は中断したり、変更が出来ない上に、断ち物を止めた場合には、祈願者に対して、凶事が起こる場合があるというのが理由です。
こういうお話というのは、信じる信じないはそれぞれの想いで宜しいかと思いますが、しないほうがよいといわれている事は辞めておくというのが大事かと思います。
またこのあたりの詳しいことは僕のサイトにまとめていますので、ご興味のある方はどうぞご覧下さい。