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【燃料計編4】双方譲らない領有権争い勃発

燃料計編3はこちら

前回、歯車と磁石の力だけで動く非電化燃料計(センダーユニット一体型)を買いましたが、先程ステムの欠けた部分をパテ盛りし、その硬化待ちの間に古い(壊れた)センダーユニットと交換してしまいます。

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この古いセンダーユニットを外し、
そして新しく買ったメーター付きのユニットを…

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入れて、5つのねじ穴の位置を合わせます。

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このセンダーユニットはねじ穴位置を不等間隔に配置する事で向きを固定すると言う、よくアメリカの航空機なんかでありがちな規格と言うか設計思想なんですが、そのため応用が効かず(誰が部品を付けても間違えないと言うFailじゃなくてFool safeですな)フロートが壁際とか変な向きだとアウトなんですわ。
センダーユニットを入れてクルクル回して全てのねじ穴が見える位置を探して…  お!フロートがちゃんと動く位置で固定出来ました。
懸念していた「フロートが燃料タンクの壁で動かない問題」はクリアです

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これで燃料計(とセンダーユニット)の作業は終了!と言いたいところなんですが、別の問題が。

実はこの向き、フロートが…

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こんな感じの向きなんですよね。
左上の黒いチューブ2本は燃料給油口からと、あと燃料タンクのベント用なので特にタンクの中何か飛び出してるわけじゃないので問題無いのですが、実はこのフロートのある所…

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これ、FFヒーターへの燃料供給用の燃料取り出し口をここに穴を開けて付ける予定だったんですよね。

そんなの他の場所に穴開ければいいじゃん!と思うかもしれませんが、それが非常に難しい。

ご存知のように燃料タンクは密閉された箱みたいなものじゃないですか?
で、燃料取り出し口と言うのは

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こう言うやつなんですわ(写真はメーカーのページから拝借)。
つまりこれを一回どこからか(つまりセンダーユニットの穴)タンクの中に入れ、そしてタンクに新しく開けた穴から頭だけ出してやると言う作業になるわけで、唯一これが入れられそうなセンダーユニットの穴の近くにこれを設置しないとどうにもならん!と言う感じなんですわ。
穴を開ける時も、裏から切子がタンクに落ちないように何かで押さえてないといけないしね…

センダーユニットをアームフロート式じゃないストレートなやつに変えるか(このセンダーユニットが無駄に)、燃料取出口を別の部分にするか(相当困難な作業が予想される)悩む所です。
3平方メートル以上ある広大な燃料タンク(←天面の広さね)で、こんな領有争いがおこるとは。

そろそろパテも固まった頃ですから、もやもやした気分でステムの整形作業にかかります…