息子は小5になりました。
 
息子の学校は、5月6日まで休校延長です。
 
来週の始業式は予定通り行い、
休校期間中は、3日に1度程度、学年を分けて分散登校するようです。
 
 
毎年4月は、新しい担任の先生、新しいクラスメイトに変わり、
環境の変化になじむまで時間のかかる時期。
今年はさらに、コロナの影響があります。
 
登校については、エンカレッジの上野先生にご相談させていただきながら、
進めていきたいと思います。
 
息子の様子は見守りつつ、
考えすぎても仕方がないので、
週末は家族で楽しく過ごそうと思いました。
 
 
******
外出自粛の今日、息子は
「コロナにかかりたくないから、絶対に家から出ない」と言っていました。
元々家で過ごすのが好きなので、
「おうちで過ごそう」も無理なくできますね。
 
 
今日は暖かかったので、ベランダの睡蓮鉢の水換えをしました。
 
息子が作った、睡蓮鉢ビオトープ。
水草を入れた鉢で小魚を飼育して、自然生態系を再現しています。
 
普通は、メダカを入れて、インテリアとして楽しむのですが、
我が家の2つの鉢には、色々な種類の生き物が住んでいます。
 
メダカ、金魚、モツゴ、 タイリクバラタナゴ、ミナミヌマエビ 、タニシ。
他にも、私には名前の分からない魚たち。
 
全部息子が捕ってきたもの。
金魚は、夏祭りの金魚すくいです。
 
ちなみに、リビングの水槽には、ギンブナとマドジョウ、緋ドジョウがいます。
 
息子は、川や湖に住む淡水魚や生き物が大好きなのです。
 
 
きっかけは、近所の公園の池での、鯉へのエサやりでした。
そのうち、もっと鯉に近づきたい、触ってみたいと。
 
東京・江東区にある清澄庭園は、1番のお気に入りでした。
ここは散策路と池の水面がほぼ同じ高さで、手を伸ばせば鯉に手が届くほど。
息子は、 50センチ以上もある大きな鯉の口の中に直接エサを入れながら、頭をナデて・・・。
もう、可愛くてたまらない、といった感じなのです。
(残念ながら、現在はエサやり全面禁止のようです)
 
 
5歳の誕生日プレゼントは、息子の強い希望で、錦鯉を2匹・・・
 
そこから、どんどんハマっていきました。
興味を持ったら、とことん追求するタイプなのです。
 
淡水魚水族館の年間パスポートを買って通い、
県の水産研究所のイベントに顔を出し、
週末には、あちこちの農業用水路や池を覗き込んでは、たも網を入れ、魚をすくって歩き、
家では「図鑑」を眺めて過ごす。
 
今日の睡蓮鉢の水換えは、絶好の触れ合いチャンス!
「もっちゃん、もっちゃん、おいでー」
とモツゴに呼びかけて、優しく手ですくって観察していました。
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息子が興味を持ったことについては、
できるだけ協力してあげたいと思っています。
(これまでにも、アリやカブトムシ、トンボなど、色々飼いました。
日本の歴史の本や事典も、たくさん揃えました)
 
そして、以前の私は、
「息子の気持ちを理解して同じ気持ちになる」努力をしていました。
それが「共感」だと思っていたからです。
 
息子が「カブトムシってかっこいいよねー」と言えば、
私も「そうだよね、かっこいいよね」と。
 
息子が「ギンブナは、色がいいんだよね」と言えば、
私も「わかるわかる、いい色だね」と。
 
でも、私は本当は、昆虫や魚は大の苦手。
そうだね、わかる、と会話することに無理がありました・・・。
 
今思えば、息子が興味を持ったものに限らず、全体的に、
息子の気持ちを理解してあげなければという気持ちが強く、
会話にぎこちなさがありました。
 
 
復学支援の「会話ノート」添削で、
アクティブリスニング(傾聴)によって共感的に話を聞く方法を教えていただき、
ぐっと会話が楽になっていきました。
 
自分(私)の気持ちを伝えるのではなく、
相手(息子)の気持ちを理解しようとする態度・姿勢を伝えてあげればいいと分かったからです。
 
アクティブリスニングの練習過程が分かる「会話ノート」添削です。
毎回書いているのですが、あくまでも、息子の性格やその時の状況に応じたご指導です。
我が家の母子依存の程度などを、上野先生が分析してくださったうえでの内容です。
特に、不登校状態でのアクティブリスニングは、原則✖なので、注意が必要です。
 
私と息子の会話(その1)
 
(子)本当は学校休みたい。
(私)休みたいのね。

 

上野先生の添削(その1)
 
共感〇
私と息子の会話(その2)
 
(子)今日の夜、お母さんに本読んでもらいながら寝ようかな~。
(私)うん。お母さんに本を読んでもらいたいんだね。

 

上野先生の添削(その2)
 
単純な受容 や、オウム返しが多いですね。
感情の反射や明確化など、工夫していきましょう。
 
 
私と息子の会話(その3)
 
(子)宿題多すぎて、無理。
   絶対に終わらないよ、泣きたくなるよ。
(私)そうなんだね。嫌な気持ちになっちゃったんだね。

 

上野先生の添削(その3)
 
共感〇
「絶対に終わらないと思ったら嫌な気持ちになったんだね」など、
具体的に共感してあげるとよりいいです。
 
 
私と息子の会話(その4)
 
(子)学校に行くのもいや、家にいてもつまらない、どこにいてもツライ。
   毎日が地獄だ、生きていてもつらい。もう終わった。
   お母さん、もう俺はずっとこのままつまらない人生なのかな。
(私)色々考えたら、悲しくなっちゃったんだね。

 

上野先生の添削(その4)

これはいい共感ですね。

 

(その4)は、当時のことを思い出すのが辛い会話ですが・・・。

 
 
最近は、「ギンブナは、色がいいんだよね」と言われたら、
「〇〇(息子)は、いい色だと思うんだね」
と返事をしますし、そこから息子が
「そうそう、特にこのお腹の部分のウロコが~」と言ってきても、
「そうなんだ、お腹の部分が1番好きなのね」
と自然な会話ができるようになりました。
 
何より、アクティブリスニングをするようになって、
息子から話をしてくること、息子からの発信が増えたことが嬉しいですし、
私も余裕を持って話を聞いてあげられるようになったと思います。
 
息子がこの先、どんなにマニアックなことに興味を示しても、
息子の話を共感的に聞いてあげられるかな、と思っています。
 

 

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